チューイは2歳半と少し。人間の年齢でいうならティーン真っ只中の13〜14歳くらいかな。
Gusとはまた違った可愛らしさがある。Gusは「ぼくちん」的なキャラだったのに対し、チューイは100%「おいら」だ。
Gusはふるふると唇を震わせ、物憂げな熱い眼力でクッキーをゲットするタイプだった。一方チューイは、自分の知っている数少ない芸を全部つなげて見せて鼻を鳴らし、なんとか私からオヤツをもらおうと頑張る。同じ犬種なのに、小さな頃から性格の違いが結構はっきりとしていて面白かった。Gusはさびしんぼうでひとりになるのが嫌い・苦手だったけれど、私たちがそばにいれば「どっしり構えて穏やか」でいられた。少々のことでは動じなかった。怖いものは暖炉の火くらいだった。他の犬に吠えられたこともなければ、喧嘩になったことも一度もなかった。
チューイはひとりでも案外へっちゃら。だけど、ベースにある性格が「びびり」なんだと思う。音にもすごく敏感だし、始めてのモノとか「はためく」モノとかにびびって飛び退く。その後、「こわかったよぅ、母ちゃん。。。」ってすりよってくれば、それはそれで可愛いのだけれど、チューイの場合は「なんだよてめぇ、ビビらせやがって、おいらがやっつけてやるじょ!」と向かっていく。苦笑。
そんなティーンのチューイ。数週間ほど前から「リアクティブ・攻撃性」が出てきた。
これが私の悩みだ。
ある種の何匹かの近所の犬に対して、ものすごい剣幕で吠える。歯をむいていきり立つ。今のところ、チューイがギャウる相手は:10ヶ月にならない未去勢のアイリッシュ・テリア、パピーっぽい白いラボ、お年寄りのブルドッグ(吠えられた)、オーストラリアンシェパード(2歳くらい、吠えられた)、プードル(Nipされた)。
わたしも正直びっくりだ。昨日も、ギャウるチューイのハーネスを釣り上げて引き離したときに、私の足を「Nip」した。ギャウっと吠えてる歯が私の足に当たり、歯型が少しついた。興奮マックス超えてしまって、私の声は全く届かない、間に入った私に歯を向けた。これはとても良くない。
ボーダテリアは体は小さいけれど、吠える声はドスがきいていて怖い。力もそこそこあるし。誤ってリードが手から離れたりして、あの勢いで相手に向かっていったらとんでもないことになる。。。
自分の犬がこういうリアクティビブな態度をとるのは始めてなので、正直、ショックでもあり自己嫌悪にもなり、少々落ち込んだ。
Gusと違うことのひとつに、チューイはパピーの頃からときどき他の犬に絡まれたり、吠えられたりすることがあったんよね。今まではそういう犬も無視できたんだけど、ココに来て「おまえ、今おいらに吠えたよなっ。なにみてんだよ、おまえ、ギャウろうとしてんだろ。」と言わんばかりにやり返そうとする(やり返すこともある)。
チューイがこういう攻撃性をを示すようになったのは何故なのだろうと考える。。。
あの「ノギ」の件で足を傷めていた数週間、散歩中に出会う犬に対して警戒心をもっていたような気がした。ぴりぴりしていたというか。足が痛かったのもあって、チューイの性格からして「警戒心・防御心」が攻撃性になって出てしまったのかもしれない。2歳半っていう年齢的なこともあるのかもしれない。チューイの持って生まれた性格かもしれない。わたしの躾が甘かったか、信頼関係も含めての関係がまだしっかりとできていないからかもしれない。
とにかく。
理由はハッキリとはわからないけれど、落ち込んでいないで、またトレーニング!
- チューイのボディランゲージをしっかりと見ながら散歩
- 犬が見えたら距離をとる
- チューイの興奮の沸点にもっていかない(チューイの沸点低いから…大変なのです)
- 挨拶させようと近寄ってくるひとと犬に、ハッキリと「トレーニング中です!」って伝える!
クリッカーを使って、地味に地道に頑張ろう! 母、ギャンばるでー!