帰ってきたミス・キティ!

昨日の夕方、ミス・キティが突然私たちのところに帰ってきた!!

相方と私、あんまりにも嬉しくて「Miss Kitty!!!!!」と叫び、飛び跳ねてぎゅぅ〜〜っとHug!心からこんなにも嬉しいって感じたの、本当に久しぶり。

私たちのミス・キティというのは。

この子です♡

わたし、ミス・キティ。

相方の小銭いれ。

12−3年ほど前かな、ダウンタウンのおもちゃ屋さんのレジの横に並べてあった。子供用の小銭いれ。豚やキリンや牛もあったけど、この猫の子と目が合って衝動買い。家に帰って相方に見せたら、彼が妙に気に入ったので以来、相方の小銭入れになった。ミス・キティは、子供のおもちゃみたいなのに、ちゃんと皮で作られていてしっかりしている。相方が使い込むうちに野球のグローブみたいに柔らかくなり、色も濃くなった。少しほつれてきたところを、私が赤い糸で修理した。

相方がレジで「ちょっと待ってね。僕のミス・キティに小銭があるかもしれない。。」と言いながらミス・キティを取り出すと、大抵、レジのひとが「あら♡ 可愛らしい。」とにっこりし、ちょっとした話の種(?)になっていた。

ミス・キティは私たちと一緒に旅もしたことがある。

ふふふ。

ところが。このミス・キティ、5年ほど前に行方不明になった。

相方が歯医者で歯を一本抜かれたあの日、抜かれたショックと麻酔でふらふらしていた。翌日、小銭入れを持って出かけようとした時にミス・キティが見当たらなかったのです。歯を失ったショックよりも、ミス・キティが見つからないことでかなり気を落としていた彼。私も、車の中や立ち寄ったお店を調べた。No Luck.

このバッグを何度も何度もチェックし、ジッパーを全部開けて逆さまにして揺さぶったりもした。ミス・キティはどこにもいなかった。

あれから5年ほどのあいだ、時折、「ミス・キティは誰かに拾われたのかなぁ。どこかで踏みつけられたりしているのかなぁ」と思うこともあった。

たかが小銭いれ、なんだけれども、相方も私もミス・キティには特別な愛着を感じていたのです。

そのミス・キティが!

昨日、戻ってきたのー!

存在さえもわすれていたこのショルダーバッグ。相方がベースメントから引っ張り出してきて、すんごく久しぶりに昨日の彼のイタリア語グループの集いに持って行ったんだって。夕食前、私が台所で準備していると、彼が部屋で叫んだ。
おおおおおーーーーーっっ!!!!! YOU WILL NOT BELIVE THIS!!!!!!!

彼の手のひらの上のミス・キティを見て、私も叫んだ。

Miss Kitty!!!!!!

本当に驚いた。だってあの時、確かに、あのバッグのポケットは全部開いて調べたもん。

まるで、バッグのポケットから異次元にワープして、どこかを旅して、また同じポケットから戻ってきたような、そんな感じだった。

ただいま〜♪ たぬきもハッピー。

ミス・キティの中には、小銭で$28.80入っていた。

ミス・キティ、なぜ、今、戻ってきたん?ずっと、あのバッグの中で待ってた?もう会えないと思ってたよ〜。

ミス・キティ、お帰り〜☆

 

*おまけ:サツマイモのパイ

あったかいミルクと一緒に。美味しい。

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