いつもと違うルートで

今日はほぼ一日どんより、ひんやり。ざばーっと雨も降った。散歩がてら、Gusをペットショップまで爪切りに連れていったんだけど、いつもの人が今日はお休みでしてもらえず。「ごめんね〜。せっかく来てくれたのにね〜。」と、レジのお姉さんがGusにオーガニックのチュースティックをくれた。その場でガジガジしてすっかりご機嫌のGusを連れ、帰りはいつもとは違うルートを歩いてみることにした。雨が降りそうだったので、今日もカメラを持たず iPhoneのみ。

長いこと歩いていなかったセメタリーで天使(?と呼んでます)に挨拶をして。やっほー。

お墓なのだけれど、皆さん穏やかに眠ってられるようで、歩いている私もとても穏やかな気持ちになれる。久しぶりだ。

ここにも鹿のファミリーがお昼ごはん中。お母さんと思われる1頭がゆっくりと私たちの方に近づいてきたので、後ずさり。以前、不機嫌なお母さん鹿に攻撃されそうになって以来、「わーい、近づいてくるー。人懐っこいのかなー。」と喜ぶことはもうありません。

こちらも久しぶりのダラスロード。海岸沿いに伸びている道。初めてビクトリアに引っ越したとき、実はこの辺りにステイした。初めてこの道まで歩いて海を見て、ここで頑張ろう!って思った。

それまで住んでいたのはBC州の北の方で、マイナス40度の世界だったので、1月でも凍っていない水(海ですが。。。)をみて、鼻の穴の中やまつ毛も凍りついていないのを確認して、「ビクトリアなら冬だって余裕」って思ったんだった。

でも、越してきた当時と比べると、最近は小さな可愛らしい家がどんどん壊され、敷地いっぱいいっぱいまで大きな箱のようなパネルと窓の家に建て替えられているのが目立つ。海岸沿いなどの敷地はプライムスポット。小さな古い家が売りにでると、待ってましたとばかりにディベロッパーが飛びつく。私たちの家の周りでも同じようなことが起きていて、今日も散歩途中にブルドーザーが取り壊し作業をしているのが目に入った。私と同じような気持ちで立ち止まって眺めているひとと、どこかで「これ以上はしてはいけない」っていうラインをひかなきゃいけないよね。って話をした。

大きなワンコに前と後ろから挨拶されて戸惑っているGus↑↑(笑) 「ぼくちんもくんくんしたいんだけど。。。」ときっと思っているはず。こういうときいつも「お先にどうぞ」というタイプなので、さんざんくんくんされて、他の犬達が立ち去ろうとするときになってようやく「ご挨拶のくんくん」をさせてもらう、というのがGusです(苦笑)。

小さなパブリックアクセスのステップを降りていくと、目の前に浮かんでいた流木の上に「サギ」が休んでいた。彼らはいつもひとり。

もう少し晴れの日が続いてほしいけれど、曇天や雨も悪くないかな。おかげで家の掃除と衣替えをすませることができた〜♪

余談ですが。ほぼ日の紙って素晴らしいよね。トモエリバーっていうんだそうよ。薄いのにとても丈夫で裏写りしない。私は手帳を上手く使いこなせないタイプで、毎日何かを書き込むわけでもなし、別に持っている必要もないように思う。でも、ときどきね、気が向いた時にメモしてますよー。

水彩でもにじまない!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪

morning color. magic of the autumn light.

昨日、今日とまるで夏に逆戻りしたかのように温かい。日中は20〜21度もあったらしい。

昨日も今日も、朝日がとっても美しかった。朝起きてコーヒーをいれ、ブラインドを開けた時に東の空が朝焼けの色で染まり始めているのをみて、居ても立ってもいられなくなり「Gus!海まで行こっ!」といつもよりも少しだけ長い朝の散歩。あんまりにもきれいだったので、思わずかけ足してしまった。

今朝、6時半ごろ。クリックで拡大します。

幸せだなぁっていう思いも染みこんでくる。そんな朝の海でした。

分刻みで変わっていく海と空の色にうっとりしてしまい、今日も家を出たのがいつもよりも遅れてしまった(汗)。

秋の光は何を映しても本当に美しくて、魔法にかかったように見入ってしまう。

たからものがあちこちに散りばめられているようで、とろけるような光の中、ぽーーっとしながら昼休みにも散歩。ほんと、ぽーーーっと口を半分開けたままになっていることもあり、慌てて口を閉じる。

昨日・今日と脳みそが干からびてしまいそうなミーティング(新しいシステムをとりいれるための、ベンダートレーニングみたいなの)に座らされ、今日の帰りにはゾンビのようになっていた私。あぁ、ミーティング苦手です。ここでも半分口が開いたままになっていたかも。これは酸素不足の金魚状態で。ああいうトレーニングを提供する人も、出席する人たちも、ほんと、すごいです。あんなことが仕事のメインだったりしたら、今の3倍も4倍も早く歳をとって、顔もしわくちゃになって笑うことを忘れてしまいそう。トレーナーのテクニシャンの女性は、ミネアポリスから出張サービスで来ていた。当然のことなのだろうけれど、このシステムについてさくさくと何時間も説明し続けてくれた。マラソン選手のようだな、と思って眺めていた。彼女はリズミカルに要点を抑えるときにパチリパチリと指をならし、説明の終わりで何度もクリッククリックと舌を鳴らしていた。面白い癖だった。疲れてきて私の頭は飽和状態になり、彼女の口調や同じ部屋にいる人たちの顔の動かし方などをぼーーーっと眺めていたのでした。疲れた。

明日は金曜日!やっと金曜日!嬉しい〜。あと一日ガンバローっと。

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪

スティーブさんのてづくりの車

週末のお昼、ピンポーンとドアベルがなった。ドアを開けると、なが~~~~いこと音沙汰もなかった相方の古いお友達のスティーブさん。「スティーブ!元気?元気そうだけど、最近どうしてたのー? 入って、入って、お茶でも飲む?」と聞くと、「いやいや、今日はちょっと見せたいものがあって立ち寄っただけだから。」って。

Sさん:車だよ。僕がつくった車を見てもらおうと思ってさ。

You built a Car? 車って、人が乗って運転できる車???

相方:それ以外にどんな車があるんだよ。わははっ。

私(頭の中で):おもちゃの車とかあるやん。ふんっ。

ドアを開けて。私の目に飛び込んできたのは、この車!

めっちゃかっこいいーーーー!!!!

たまげてしまいました。「人が乗れる車を作った」っていうのは念頭にあったものの、私が想像したのはせいぜいトヨタのカローラみたいなありきたりなボディーのものだった。古い中古車を「改造して」また走れるようにしたんだろうなって思ったの。

違うのよ。スティーブさんの作ったこの車は、なにもないところから生まれたのです。デザインをして、全てのパーツをかき集めて、組み立てて、調整して… ボディの形も2度、3度大きく変えたんだって。そうして変えるたびに、他の場所の微調整は必須だし。作り始めてから一般道路を走れるようになるまで13年かかったんだってー。すごいよねっ。

このライトはどこかで見つけたインダストリアルライト。グリッドもスプリングもかっこいい。正面のライトの上についている部分(なんていうの?ほら、よく、ジャガーだったらジャガーの形のクロームがついてるでしょ?あれ。)見えますか? これね、スティーブが怪我をして腰を傷めた時に、一時的に腰の関節として使われたモノなんだってー(笑)。

むき出しのエンジンパイプ(?)やワイヤーも手作り感たっぷりで良い!好き好き〜。

運転席の後ろにストラップで留めてあるのが「ガソリン」タンク。ちなみに、この運転席(+助手席)は道端に「Free!!」って書いた札と一緒に捨ててあったのをもらったんだって。それがぴったりサイズだったので感激したとか。

ボディのメタルは、まだ淵が切りっぱなしなので、車に乗り込むのに手足を切ったりしないようにスチロールの筒状のカバーがしてあった。こういうディティールはまだまだこれから仕上げていかないといけないって言ってたよ。

ダッシュボードにはリサイクルのマホガニーを使ったらしいです。おしゃれ~。ハンドルもリサイクルで拾ったもの。運転席、助手席の前のグラスはね、「シャワーのドア」を切って加工したんだってー。

スティーブさんは木工大工さんなんだけど、その前はブラックスミス(鍛冶屋)だったからこういうクロームや鉄の部品も加工できちゃうのです。

自分の手でものを生み出せるひと、かっこいいなぁ。

こうして私たちがあれこれ話しているあいだも、通りすがりのひとたちが車を止めてチェックしたり、「Nice Car!!」ってサムズアップ👍する人もいたよ。車好きのひとは「一体どこの車、何のモデル?」って思うんだよねー。さすがに、時速50km以上出して走ったりはしないって言っていた。とにかく、自分で作った「車」にのって、普通道路を走るっていうことがすごいよなぁ〜って、私は感心しっぱなし。

バイクのハーレーダビッドソンのシグニチャーのぶるんぶるんぶるんっ!っていうようなエンジン音を誇らしげにたて、さっそうと走り去っていったのでした。かっこいい〜! 今度、のせてね、スティーブさんっ。ヘルメットかぶるから〜。

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪