眠い日の読書とか。

妙に眠い日曜日。なんでだー。

しゃきっとせず、なんとか鞭打って2時間ほど庭で体を動かしたけれど、その後はぐうたらモード全開。こんな日もあるのだろうと、無理をしないことにした。

あ。でもいつものザワークラウトは仕込んで(笑)、あんこをインスタントポットで炊いた。

そして思いっきり「まずい」マフィンも焼いた。久しぶりにこんなにまずいものを作ったな。。。というほどまずかった。アップルソースを使うヘルシーマフィン、というレシピだったんだけど。全粒粉、メープルシロップ、オーツ、ココナッツオイル。。。 焼き上がったマフィンはダンボールを食べているような食感で、少々まずいものなら食べる私も「ぺっ」と吐き出してしまうシロモノだった(苦笑)。変に「ヘルシー◯◯」っていうものは作らないほうがいいな、と思った。

ダラダラモードだったので、図書館から借りてきた川上未映子さんの「乳と卵」を読んでみた。

随分前に一度読んだことがあるんだけど、その当時の気分と大きくずれていて楽しむこともなく記憶にも残っていなかった一冊。なんだけど、先日、ふと見つけたポッドキャスト「人生に文学を」の最終収録(2019年のもの)が川上未映子さんとの対談で、その話の中で取り上げられていたのが芥川賞をとった「乳と卵」と2019年の「夏物語」。竹取物語の現代語訳をされたことがあることや、樋口一葉が大好きっていうのも初めて知った。

で、もう一度読んでみることにした。

今回はするすると読めた。わたし、巻子、緑子の姿や心情も浮かび上がってきた。そうだ、前回はこの不思議な文体がしんどかったんだったと思いだした。言葉にする以前の、頭の中に浮かんでいる思考をつらつらと書き出したような不思議なスタイル。句読点もほとんどなく書き連ねられていて、読んでいて息をするのを忘れていたりして、そんなしんどさもあったっけ。ポッドキャストの中で「たけくらべ」が好きというコメントを聞いて、あぁ、そういえばあの文章も「しんどかったなぁ」って思い出した。

そうそう、最近読んだ中で「読んでいてしんどい」というか「わからない」ものに山尾悠子さんの「ラピスラズリ」がある。そうそう、これも句読点がなくって、読みながらゼーゼーハーハーしてしまった。まだ読み切れていない。途中、「山尾さんって日本語が母国語じゃないのかなぁ」なんて思ってしまったほど、わからなかった。何が起きているのか、情景さえもうまく思い浮かべることができなかった。でもすごく評価されている(?)作品だし、さっぱりわからないのは私の方になにか理由があるのかも。多分。

まったく話は変わって。

日本人じゃないと美味しさがわからないであろう、私のランチ。

玄米の上にね、家で育てたスプラウトをこんもりと盛ってね、この間の「玄米納豆」をどっさりのせまして、ごまを振りかけます。醤油、みりん、お出しと柚子胡椒を少し加えた「納豆タレ」をかけて食べるよ〜。

美味しい。 スプラウトの爽やかな食感と納豆ネバネバ。

午後の陽を浴びている窓辺の植物とレモンバームを眺めながら、本を読みながら、そのうちにうつらうつら。このうつらうつらが心地いいんだわ。眠りに落ちそうなその境目のあたりで浮かんでくるイメージがあって。イメージと言うかシチュエーションというか、夢の端っこなのか。象が三頭ほどサバンナを駆け足して通り過ぎていってた(笑)

さて、今週はフルウィーク。つまり5日出勤。連休あとのショートウィークになれちゃうと、まともに5日働くのがしんどーい。頑張ろ。

みなさん、良い一週間を!

「眠い日の読書とか。」への6件のフィードバック

  1. お久しぶりです!
    相変わらず、色とりどりでウキウキする庭だね~
    庭で作業、に疲れたら居心地のいい居間でうつらうつら…
    暮らしを楽しんでるなぁ
    最近全然本を読まなくなったよ。

    納豆ご飯、美味しそうだ。
    タレも美味しいに決まってる!味と食感、療法のレイヤーが楽しめるね。
    オクラなんかもあると、最強のねばねば丼、完成だ!
    (ワタシはどちらかといえば句読点が多すぎる派だ・笑)

    1. アキラさん、こんばんわ♪
      のぞいてくれてどうもありがとう。
      コロナでロックダウンになったあたりから、世界中が落ち着かず自然災害も増えているし、気持ちがザワザワし続けてよくわからなくなってるよ〜。
      タンポポを引っこ抜いたり、土をいじっているときは「すぅ」っと落ち着く、そんな感じ。

      意外に簡単に納豆を作れることがわかって、最近はがっつりと納豆丼楽しめちゃう。うふうふ。
      あ〜っ、アキラさん、オクラ好きなん?! 私はだめっ。同じねばねばでも、オクラはノーサンキュー!種が。。。うきゃーっ。
      アキラさん、読書をする時間がなくても、きっと良い音楽を聞いていそう♪

  2. 本は 好みが分かれますよね。
    私は もう 好みでない文体 内容だと
    先へ読み進めなくなりました。

    途中放棄
    ほとんどが 図書館で借りた本なので
    購入した本だと きっぱりやめることは できないかも(笑)

    納豆は苦手です。
    食べ物の好みも 人それぞれですね。

    若い時に 苦手だった食品でも
    今は 好きになったものも たくさんあります。

    いつか ある日
    納豆好きになったりして~(笑)

    1. nonさん、こんばんわ♪
      ですよねぇ。私も途中でギブアップしちゃうことが増えました… 文体って面白いですよね。そのリズムや間合いが心地よいかどうかも人それぞれですよね。

      納豆。日本にいたころは好んで食べたことなんてなかったと思います。おとなになって、こっちでは簡単に手に入らないモノになっちゃってから、食べてみたいなーって。食べて母国を思い出しているのかもしれません(笑) 子供の頃好きだったけど、今は嫌いっていうものは。。。ないかなぁ。その逆はあるけれど。
      nonさんもある日ふと、納豆にハマってしまうかもしれませんっ!

  3. papricaさん、おひさしぶりー。
    いつもインスタ見つつ、念だけ送ってたけど、届いてたかな。笑 
    本の話! 川上未映子さんの本、いつも図書館で目に留まるんだけど読んだことないの。
    なんか、勝手に「気が合わなそう」と思ってて。
    でも、読んでみようかな~と思った。『ラピスラズリ』も初めて聞いたけど、ちょっと読んでみたいわ。
    文体が特徴的といえば、石田千さん。出来得る限りそぎ落としてある文章。ふしぎだけど嫌いではない。
    もし見つけたらpapricaさんも試してみて~。
    素敵な窓辺だね。

    1. Umiさん、こんにちわ〜!
      あははっ。この間の「くぁーくぁー」って私のそばを離れなかったおしゃべりなカラスは、Umiさんだった??
      川上未映子さんね〜、数冊読んだことあるよ。でも、読み手を選ぶ作品かなぁという気がした。大学の図書館や市の図書館にある和書って限られてるのね。だから、母国語で読書をしたくてたまらなくなると、とにかくあるものを借りて読むんよね。好き嫌い関係なく。それで川上さんのは読んだことあるっていう感じ。
      彼女の「ヘブン」は訳されたものも高く評価されていたように思うけど、ヘビィだったわ。
      石田千さんって初めて聞いたー。キンドルであるかな。探してみる〜!
      この窓から今は桜が見えるんだよー。