コロナウイルスと私たちと今。

私の職場のみんながリモートワークになって一週間が過ぎた。なーんか長かったー。

今日は金曜だし、嬉しいのだけど、今までの金曜とちょっと違う。「めりはり」に欠けるからだろうな。

コロナウイルスが広がって、世界中が動き出してから、色々と気づく。立ち止まって、ほほぅ。。。と少し考えたりもする。

「ネット」というものがここまで人々の生活の中に浸透して広がっていた「今」で良かったなぁ、と思う。ネット上で流れる情報を読んだり、バーチャルで連絡をとりあって話たりしながら、不思議なときに生きてるなぁとも思う。

不思議だから、「これは何を意味してるんだろうなぁ」と考えてしまうのは普通のことなのだろうか。これまたネットを眺めていると、「今」のこの状況を宗教的に説明したり、スピリチュアル的に解釈したり、歴史的に、科学的に説明したり、と。まぁ、色々とある。今わたしたちが置かれている状況を、都合よく安易に解釈しようというつもりはないけれど、なにせ、ひとと接する時間がずいぶん削られてしまうと、あれこれと思い巡らしてしまうもの。

まだ、出勤できていたある朝、私は同僚ふたりに「今までにないことで大変だけれど、みんなが同じ状況に置かれていて良かったよね?」って言った。本当にそう思ったからそう言ってしまったんだけど、ふたりは正直、YesともNoともとれないように笑っただけだった。

地震や火事や竜巻や津波のような自然災害じゃない。どこか遠くの人々だけが置かれている状況ではない。世界中の人々が毎日同じことを心配して動いている。こんな不思議な動きの中で初めて見えてくるものや、気づくことってあると思う。

ひとりひとりの健康が集団の健康につながるということ。

自分ひとりだけのことを考えていては集団の健康はありえないこと。

距離を保つ。物を分け合う。連絡を取り合う。

健康こそがが全ての幸せの基本であること。

経済をも揺るがすということ。

世界中のすべての人が例外無く直面することで、初めて気づくこと、真剣に話し合えること、得られるもの。

静止して見直さなければならないこと。気づくべきこと。試されるべきこと。

今まで当たり前にしてきたこと、気づきもしなかったこと、が見えてくるとき。

なのかなー。

閉まっているお店ばかりになってしまった。開いているところには列ができている。並んででも、今まで食べていたものを買えるのってありがたいです。

でねー。今夜は久々に「プルドポークバーガー」☆

在宅だから、午前中にスロークッカーに材料を入れてスイッチ・オン!途中、チェックもできたし。

ひどい写真だけど。。。これ、美味しいよーっ。メープルシロップの甘みとリンゴ酢の酸味と。

ほろほろの豚肉にしっかりと味がしみこんでいて、あー、美味し。

週末は残念ながらお天気悪いみたいなので… すーーーーっかり忘れていた「TAX(確定申告?)」をやります。。。あーーー、すっごい嫌い。でも、終わらせよーっ!

必要のない外出を控えて、家の中でできる運動や瞑想をとりいれて、家族との時間や友達とネットおしゃべりなどを楽しんで。どうぞ元気な週末を!!

「コロナウイルスと私たちと今。」への10件のフィードバック

  1. papricaさんがわたしと同じ気持ちでよかった。昨日のコメント、変なこと書いちゃったかなって思ってた。
    当たり前だけど「自分(達)だけが苦しいんじゃなくてよかった」っていう意味じゃないんだよね。もちろん、苦しむ人は少ない方が良いに決まってる。でも、今回、全世界的に同じものと戦っていて、ネットでいろんな情報も入ってくるし、気持ちも共有できるし、各国の政治の違いもよくわかるし、それが「よかった」って思っちゃうよね。もちろん、こんな病気ない方が良いけど、そんな中で学ぶこともあるよね。

    東京もお天気が悪く、静かな週末です。
    今日は20度もあったのに、なんと明日は雪なんだって。
    お天気が良いと、此の期に及んで集まってお花見をする人が出てくるから、よかったのかも。

    papricaさんも良い週末を〜。

    1. umiさん、おはよう!
      わたしも、自分と同じように感じているひともいるんだってわかって嬉しかったよー。umiさんの言わんとするところ、よくわかるよ。「ウイルスにありがとう」とは言わないけれど、他の原因や災害ではなく、今この時にこのウイルスの拡散でなければ駄目だった、理由みたいなものがあるのかもしれないって思うんよね。人や地位や国に関わらず、全ての人の意識を動かすには「この手」しかなかったんじゃないか、って。大きな変化のときなのかもね。
      うん、国民性があらわになるね〜。国レベルでも個人レベルでも。同じ北米でもね、アメリカとカナダではコロナウイルスの現状のリポートの仕方が全然違うよ!アメリカの聞いてると「こりゃ。。。怖くなるわ。。。」って思う。BC州でもアルバータ州でも、メインのスピーカーは女性のお医者さんでね、とても穏やかに現状を伝えてくれるんだよ。
      人が(経済もだけど)動かなくなっていることで、地球(自然)がひと休みできているようで、それはとても嬉しい。中国でも青空が見えたとか。 極端な妄想話になっちゃうけど(わたしのね)、地球が大きな生命体で、ウヨウヨと動き回り消費し続ける私たち人間がウイルスだとしたら、この目に見えないコロナウイルスが私たちの動きを緩めて Give the earth a real break… なのかなー、なんてね。時間があり過ぎて妄想し過ぎ。

      そうそう、この間、日本で普通にお花見に行っている人たちを見て「ぎょっ」としたわー! 桜は来年だって観れるんだよ!って呟いてしまった。
      元気に過ごそうね! ありがとう!

  2. papricaさん、こんにちは
    「みんなが同じ状況に置かれてよかった」を読んで、私はすぐに戦争のことを考えました。勝者と敗者に分かれる戦争。でも、影響の度合いは勝者か敗者に必ずしも関係しないかもしれません。勝者敗者に関わらず、しわ寄せは一般市民に来る場合もあるし。papricaさんの例の自然災害だと、どこにいるかで運命が大きく変わりますね。今回のコロナはどれとも違っていますね。医療関係者や一部の業界で健康も害するほど忙しくなる人もいれば、在宅勤務で仕事が緩和する人もいれば、仕事を失う人もいる。
    私も来週から1週間在宅勤務になりました。お互いなんとか切り抜けましょうね。

    1. ボーダさん、こんばんわ!
      ボーダさんも在宅勤務になられたのですね。良かった〜。通訳というお仕事だと近距離でひとに接する機会ばかりだし…って少し心配をしていました。
      「同じ状況に。。。良かった」を言ってしまって、書いてしまって、安易に軽率なことを言ってしまったのかもなぁ、という気持ちは今もあるんです。なにせ、私自身はありがたいことに今まで通り仕事もさせてもらえてるわけだし、家で安全に過ごせているし。コロナウイルスに向き合うという意味では「同じ」であっても、医療機関で働く人達や突然職を失ってしまった人たちとは全く違う現実を生きているわけで。職を失っていたら、「良かった」なんて絶対に言えないだろうし。
      今まで以上に、色んな面で色んなひとたちに「ありがとう」と思います。
      在宅になって美味しいごはんをしっかりと作られているボーダさん、素晴らしい〜☆ しっかり食べて、しっかり寝て、元気に乗り切りましょうね!

  3. 自分はpapricaさんみたいに前向きに考えられないなぁ
    日本で若者が年配者に対して怒っている理由もちょっぴり理解できるし
    ずっと家にいると体調が悪くなるので(運動不足とかの意味ではなく)
    自粛から禁止に変わった時点で病むのを覚悟しないとならないなぁって思ってる。
    ネットチャットでコミュニケーション取れるとは言っても
    それはF2Fの会話とは絶対に違う。
    息遣いや手の動きすべて含めてコミュニケーションなんだよなぁ。
    転職先での業務が在宅「勤務」になるのか、自宅「待機」になるのかも不透明で
    収入減どころか、職を失うリスクも出てきて滅入るばかり。

    こんな春だけど花はいつものように咲くし
    超美味しそうなバーガーを見たらお腹が空くよ。(さっき夕飯食べたのに!)

    1. アキラさん、コメントありがとう♪
      前向きなんかじゃないんだよー。私は幸いにも今まで通り仕事をさせてもらえてるし、日本の家族もみんな元気でいてくれるし、いつものように草むしりとかできているから、持て余しているひとり時間に色々と考えているだけで。
      安易で軽率なことを言ってしまった。ごめんね〜。実はアキラさんの新しいお仕事、スムーズに始められるといいな、って思ってた。こちらでも、転職したばかりで保留状態になっている人もいるし、知り合いの娘さんは看護師免許の最後の実習ができずにいてすごくもどかしい思いをしているし。
      うん。ネットの存在はすごく便利でありがたいけれど、人と人との関わりを置き換えることはできないよね。職場のスタッフとも毎日顔を見る、という意味でミーティングがあるんだけど、やっぱり同じ部屋に座って会話したいなって思うよ。うんうん、息遣いや仕草やその人の持つエナジーなどは、画面からは伝わってこないなー。

      アキラさんが気持ちよく新しいスタートを切れますように! 東京が早く落ち着いて安全な街に戻りますように。アキラさんの写真、楽しみにしてるから〜。

  4. papricaさん

    おはよー。
    東京も忍び寄る新型コロナウィルスにようやく重い腰を上げ・・・
    上げつつ?あるのかなぁ、という超ぬるい対応を始めたところ(やれやれ)
    です・・・。

    局地的な戦争、自然災害ではなく、今全世界がウィルスに等しく直面して
    初めて見えるもの、確かにあると私も思います。
    ほら、グレタさんじゃないけど、皆環境問題とかって自分とは関係ないって
    普通は思うじゃない?関係あったにしても、「ずっと先のこと」と。
    でもCovid-19は「今、そこにある危機」として、デン!と置かれた。
    私たちが普段、見ないように考えないようにしている、「死」や「滅亡」
    を可視化して、「さぁ、どうする?」と迫ってくる。

    正直、SARSの時もエボラの時も、蔓延地以外はさほど
    気にしなかったよね。。。
    今回のウィルスの出所はともかくとして、これだけ「あっという間に」
    「全世界的に」「等しく」流行したものは、スペイン風邪以来じゃないかな。

    そして、前回のそれと大きく違うのは、我々には「知識」や「情報」、
    自宅にこもれるだけの社会的システムや食物供給、電力等があること。
    これは大きな差だと思う。
    現況ですらこんなに混乱しているのに、ネットがなく、新聞やラジオ程度の
    情報しか得られなかったら、それこそ疑心暗鬼で社会不安は増大するよね。。

    こんな状況では醜いことやいやなことが見えがちだけど、普段見えない
    善なるもの、希望のもてること、今後の糧になるものも見えてくる。
    人間は経験からしか学べない生き物なので、世界規模で同じ困難に挑んだ
    今回のそれは、今後の社会を大きく変えるきっかけになると思う。^^

    1. 真木さーん、こんばんわっ!
      私が感じていること、真木さんがすごく的確に文章でまとめてくださって嬉しい。ありがとう。
      そうなんよね。世界のあちこちで戦争がおきていて、身近なところで自然災害がおこり、環境問題はわたしの日々の生活の中でも感じられるのに。
      なのに、「他人事」。今回はそうはいかない。いつも口先ばかりで難しいことを言って、実際に行動に移せていない政治家たちも動かずにはいられない。みんなの意識がひとつのことに置かれているこの状況って、ものすごい原動力をも巻き起こすような気がする。

      真木さんが言うとおりだわー。「善なるもの、希望のもてること、今後の糧になるもの」も見えてくるよね! うん、気づくべきことが絶対あるはず。
      そちらもますます落ち着かないことだろうけれど、季節のお花やにゃんずに癒やされてね〜。
      いつもどうもありがとう!

  5. こちらこそ、papricaさんのblogにはいつもいろいろハッとさせ
    られてますよ~ぉ。^^

    そうなのよ。局地的な戦争や自然災害って、結局、当事者以外には
    「他人事」なのよね。それは当たり前のことなんだけど、遠く離れた
    立ち位置で「偉そうに」「先進国ぶって」「俺には関係ない」的な
    物言いをしがちな人々全員が、今回のコロナでは「当事者」ってこと。
    普段、偉そうにしていたそれらの人々、国々を見てみて?
    誰がトイレットペーパーを買い占めてる?
    どこの国が有効な施策をしてる?してない?

    ・・・はっきり、見えてくるよね。
    正直、普段スカして、アジアやアフリカ、中国に対して、
    上から目線の欧米先進国の現況の右往左往ぶりを見ると、やはり
    人間は当事者にならない限り、根の部分はむき出しにはならない
    ものだなぁと思いました。

    ただ、普段のスカしぶりを捨てて右往左往、暴言や暴力をする人も
    いれば、献身的な医療従事者やボランティア、若者の治療のために
    己の酸素吸入器を譲るような老人も現れてる。

    人間の、その人その人の生き様っていうのかね・・・?

    とにかく、Stay safeでやっていくしかないよね・・・がんばろ!

    1. 真木さん、こんばんわ!
      いつもありがとうね♪ 読んでくれて〜。
      こんな風に変わらずブログを書ける状況(心身ともに)にいられることがありがたいです。
      今日もドラッグストアと近くのスーパーでちょこっとだけ買いものをしたんだけど、規制が少しずつ厳しくなってるよ。
      マスクなんて絶対にしないカナダ人も、すこーしずつマスクして歩きはじめてる。小さなローカルのお店では、買い占めをする人たちを見かけることはもうないけれど、「ないもの」があっても普通になってきてるかなー。隣の国がすごいことになってきていて、そっちのほうが心配。
      だから、日本のひとたちも、「私は大丈夫。これいくらいなら大丈夫」なんて思わないで、どうぞひとりひとりができることをやってくださいって願うよ。手遅れになる前に。

      真木さんも、真木さんのお友達も、ご家族も、Stay safe & healthy!! でねっ。 乗り切ろうねっ!

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