サン・クレメンテ教会からぐるりと歩いてコロッセオまで

この日はトローリ列車でコロッセオの近くまで出ていって、そこからスタートしてぐる〜りと歩いた。マシモが私の誕生日のお祝いにと、お友達の考古学者アンナさんに「Basilica San Clemente・サン・クレメンテ教会」のツアーをしてくれるようアレンジしてくれたっ♪

サン・クレメンテ

アンナさんのお話がすごく面白くて、聞いていると2000年以上も前の古代ローマ人の生活ぶりが目に浮かんできた。ローマの歴史を殆ど知らない私に、生活ぶりを想像させてしまうアンナさんってすごいよ。彼女の語りがとても情熱的で、ローマの街がどうして何層にも重なって出来ているのか、コロッセオを含めた壮大な建築物の政治的な意味合いなど、聞けば聞くほどその世界にぐいぐいと引き込まれてしまった。

Arch of Constantine

この一見地味なサン・クレメンテ教会は、私たちが見たどの教会よりも「面白いストーリー」がありました。この教会、実は3階建てになってるの。こうして玄関(?)を入ると(あ、1枚目の写真の方から入っていったよ)、現在使われている教会。この部分は12世紀の始めに建てられたんだって。でね、この下に地下1階と2階があるんだよー。地下1階部分の教会は4世紀に建てられ11世紀の始めまで使われていたもの。ちょうどキリスト教が合法化(?)された後だそうです。そして、そのまた下の地下2階まで降りていくと、そこには共和政ローマ時代に作られた基盤が残っていて、2世紀末に建造された「ミトラ教」の神殿が残ってます。暗くて写真もとらなかったし、上手く説明できないんだけど、つまり、教会が3つのレイヤーになって残っているんだよ。アンナさんに勧められて、私たちは一番下の階(約2000年前の神殿)から見ることにしました。そこが余りにも不思議な空間で、時間を取り過ぎて… 12時半の閉館まで地下2階でアンナさんの話を聞いていたので、地下1階と一番上の教会を観ることができなかった〜(涙)。また、今度だ。

サン・クレメンテ教会

サン・クレメンテ教会はコロッセオのすぐ近く。なので、コロッセオまで来ることがあったら、のぞいてみたらどうでしょう。地下の部分を観るのには拝観料がいるけれど、5ユーロだったし、価値アリだよ。ごめんなさい、上手く説明できなくって。でも、現在の教会の黄金のモザイクも素晴らしいし。是非!とても思い出深い教会訪問になると思う☆
サン・クレメンテ教会のサイト→(写真もあるよ☆

さて、サン・クレメンテ教会を見た後、私たちは特に行き先も決めず、ぐる〜りと散策したよ。大体のルートはこんな感じ。アンナさんが、コロッセオの近くはどこで食べてもぼったくられるから、公園(緑の部分↓)の向こう側まででてから食べなさい、とすすめてくれたので。歩きましたー。

散策

公園は丘の上にあるので、ここまで登るとコロッセオも眺めることが出来て楽しかった。のんびりと歩くのも気持ちがよかったよ〜。

サン・クレメンテから散策

気になる泉…一体何枚の写真をとっただろう… 噴水のおじさんはいつもちょっと怖い。ローマの湧き水は今でも飲んでも大丈夫って聞きます。マシモたちも飲んでたし。飲み水がこうして街のあちこちに溢れているのって、豊かだなって思う。

お腹すいた〜と、ヘロヘロになって歩いていると… でたっ。

サンタ・マリア・マッジョーレ

Basilica di Santa Maria Maggiore / サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

この大聖堂は通りの向こうの方からもよく見えていて、アレはなんだろねー、と目指して歩いていたら行き着いたのでした。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

ピサの大聖堂とよく似たスタイルだね。サン・クレメンテを見た後だったので、私は個人的にはサン・クレメンテ位のサイズがしっくりくるなぁ、って思いました。

散策

サンタ・マリア・マッジョーレからは、4つか5つの方向に道が伸びているんだけど、このピンクの建物のある方に進んだよ。気の向くままに、時間にとらわれず、ぶらぶらと歩くのって楽しい。ルッカでもローマでも、こうして壁の中に収まった聖母子像(?)があって、見下ろしている表情が優しかった。

いきなり、塔にぶちあたり。。。

何度見ても、どっひゃーと驚いている私でした。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会裏道の向かい合う建物の壁の表情がいい。隙間から見える向こう側の風景も楽しい。それで、またずんずんと歩いてしまうのでした。

地図を見ていると、結構「遠い」印象を受けるんだけど、実際に歩いてみると「え?もうココなんだ」、って具合でフォーラムに出てきた〜。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

やはり、この辺りは人でごった返していて、ここでじっくりと説明を読んだりしようという気分にはなれず… この辺りは、ちゃんと予習をしてから次回、もう一度歩いてみたいと思ってます。

同じく、コンスタンティヌスの凱旋門も。もっと近くに行ってみてみたかったんだけど、人を見て「また今度〜」。

コンスタンティヌス

今では、この辺り一帯の復元図(←コンピュータグラフィックスの?)があるらしいので、それを見ながら歴史を読んでみたいです。

サンタ・マリア・マッジョーレ教会

何も知らなくても、やはりコロッセオは衝撃的だった。すぐそばに立って眺めていると、飲み込まれそうな気分になる。コロッセオが二重になっていたのも、今回初めて知りましたー。当時は、日よけ用の覆いが被せられるような仕組みになっていたっていうから、びっくりです。ここでは4万5千人を収容することができたんだって。

コロッセオ

次回、もしアンナさんがいいよって言ってくれたら、フォーラムからコロッセオの辺りの物語りを聞きながら歩いてみたいね、って相方と話しています。

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ボルゲーゼ美術館とコッペデ地区

ルッカからはのんびり電車でフィレンツェまで行き、フィレンツェからローマまでは特急(?)でたったの1時間半だった。なかなか快適な電車で、これならもうちょっとのっててもいいねーって思ったヨ。

さて、大都市ローマに戻り、人混みにもまれることなく散策・観光したいの~と、マシモとフランチェスカに相談。一日にメインスポットを一つ決め、あとはその周りを散策というパターンに落ち着いた。まずは、絶対に行きたかった「ボルゲーゼ美術館・Galleria Borghese」!

ボルゲーゼ美術館

シエナ出身の貴族、ボルゲーゼ家の避暑地としてデザインされたVilla Borghese。このボルゲーゼ美術館はシピオーネ・ボルゲーゼが別荘として建てたもの。ココにはボルゲーゼコレクションって呼ばれるボルゲーゼ家が集めた数々の美術作品がテーマごとに展示されてます。シピオーネ・ボルゲーゼは彫刻家ベルニーニのパトロンでもあったんだって。ベルニーニの有名な作品やカラバッジョの衝撃的な絵画を目の当たりにすることができるよ!!

ボルゲーゼ美術館は予約制。私たちは、すでにカナダから予約を入れておきました。一定の人数だけが決まった時間(2時間)内で館内を見ることができ、時間が来ると次のグループと入れ替わるようになってます。なので、館内が異常に混み合うこともなし、ゆったりとしてました。マシモに薦められてオーディオディバイスも借りたよ。ある程度の作品の歴史や逸話などを聞くことができて、借りて良かった♪

チケットを貰ったら、手荷物は全て預けなければならないので、館内での撮影は一切禁止。それはそれで良かった。その分、じっくりと肉眼で生の作品に見入ることができたから。

ローマにはたくさんの素晴らしい美術館があるので、どれを見ようか迷うだろうけれど、ボルゲーゼ美術館は是非、是非、是非っ!っておすすめしたい。ここでベルニーニの作品を見て初めて、彫刻というものに体全体で感動した気がした。初めて彫刻を見て鳥肌が立った。中でも「アポロとダフネ・Apollo and Daphne」の美しさは極まりないものだった。

Wikiより

恋するアポロの腕から逃げようとするダフネが、月桂樹に姿を変えてしまう、という瞬間をとらえたもの。この月桂樹の葉っぱがね、ものすごく薄かった…解説によると、この薄く彫られた月桂樹の葉をスプーンで軽く叩くと、クリスタルをかち合わせたような透明感のある響きがするんだって。これが1つの石から生み出されたものだなんて、信じられないよ。「神業」だ。神の力にとりつかれたベルニーニの姿を想像してしまいました。これだけの作品の数々が、一個人の「別荘」に収集されているということを考えると、また気が遠くなりそうでした。

ボルゲーゼ美術館

ボルゲーゼ美術館は緑に溢れた素敵なボルゲーゼ公園の一角にあるんだよ。なので、美術館を見たついでに散歩もすることができます。

ボルゲーゼ美術館

ボルゲーゼ美術館の裏側の公園も素敵だった〜。

ボルゲーゼ美術館

ここに並べられている彫刻もベルニーニのものがほとんどだったらしいけど、これらは複製。ホンモノはというとニューヨークのメトロポリタン美術館にあるんだってー。ほほぅ。うまく言えませんが、私は美術作品はそれらが生まれたところで一番輝いて見える、気がする。その地の風景や空気に馴染むからかな。

ボルゲーゼ美術館

私たちはここで、去年の春にちらっとうちに遊びに来てくれたローマのお客様「アレッシオ」と待ち合わせ♪ ローマで公式ガイドをしている彼ですが、お昼が空いていたので散策に付き合ってくれたー。アレッシオは、このボルゲーゼ公園の近くのコッペデ地区近郊(?)に住んでるんだよ。先に言っちゃいますが、彼のおじいちゃんが建てたアパートに住んでいるんだけど、素敵だった…映画に出てくるような空間だったよ(写真なしですー)。うっとり。

ボルゲーゼ公園からアレッシオのアパートまで歩いたのですが、Triesteって呼ばれるこの地区には、どっしりとした大きなアパートがたくさん並んでいた。マシモたちの住んでいるローマのテルミニ駅の辺りとは違った雰囲気だし「グラフィッティ(ペンキのラクガキ)」が無いっ!

コッペデ地区

車も一応ちゃんとまっすぐに同じ方向を向いて駐車されてるしー。お店だってハイエンドっぽいものが多い。アレッシオに聞くと、この辺りはちょっと高級で、スーパーに並んでいるものも割高なんだってさ。(アレッシオ、そんなところに住んでたのね)

アレッシオの後をのろのろと歩いていると、Piazza Buenos Airesに出たよ。「サン・マリア・アドロラータ教会」。アルゼンチンのビショップと寄付によって1910ねんに着工して20年かかったんだって。アルゼンチンからローマ教皇が選ばれたときには、ここでも盛大なお祝いが行われたのかな。

コッペデ地区

そして。出たっ。「La casa degli ambasciatori

コッペデ地区
この辺りは「Coppede district・コッペデ地区」って呼ばれていて、建築家のGino Coppedéによる個性的なアールヌーボー建築が寄り集まってるそうな。物静かなアレッシオがさささーっと歩いて行く後ろで、「ちょっ、ちょっ、ちょっっっとーー!待ってープリーズー!!なんなん、これっ?!」と一人大騒ぎするワタシ。

Gino Coppedé

アーチをくぐったところが「Piazza Mincio・ミンチョ広場」で、コッペデ地区の中心。どれだったか覚えてないけど、一つはロシア大使館なんだって。地区といっても、街の一角にあるし、ローマ観光のルートにははいってないというのもあり、詳しい情報に乏しいんだけど。見たら絶対に忘れない建物たち…

Piazza Mincio

ピアッツァを囲んでいる建物の一つは「蜘蛛の館」。暗くて見えないけど…この顔の↓、ドアの上に大きな蜘蛛の装飾がほどこされているのです。

コッペディ地区

で、コレ(↓)は妖精の館だそうな…怪しい。

コッペデ地区

今は個人の邸宅みたいだけど。こんな仰々しいお宅の中の装飾はどうなってるんだろうね。

窓辺がかわいらしいな、と、見上げると。屋根の裏側にも鮮やかな装飾。いいなぁ。

コッペディ地区

たくさん歩いて、ようやくアレッシオの素敵なアパートを拝見し、途中買ったピザを彼の庭で食べましたー。オレンジやびわ(?)の木に囲まれたオアシスのような空間だったよ。

でね、その小さなオアシスで幅をきかせているのが、この彼(↓)。「Mr. Killer

Mr. Killer

庭に住み着いている亀。アレッシオの話では、この庭に誰かが来ると、どこからともなく現れて「噛み付く」んだって。「そんな亀が本当にいるのー」と、笑っていたワタシですが。Mr. Killerは私の靴紐に食らいついてきた… アレッシオが遠くに連れて行っても、しばらくするとまた現れて、クルブシに噛み付いてきたー!Mr. Killerって言う名前の由来は、「きっと一匹で寂しいんだ」とアレッシオが買ってきた亀がいたんだけど、ある日Mr. Killerはこの新しい亀をバラバラにしちゃったんだって… まじで。

ボルゲーゼ美術館に始まり、Mr. Killerで締めくくった散策でしたー♪

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遠い親戚のファームハウス in Lucca

旅リポート、後半に入りまーす。

ルッカの郊外(ルッカの中心から車で10分ほどかな)に今でも住んでいる、相方の遠い親戚。話には聞いていたけれど、相方だって連絡をとっているわけでもなし。相方のお姉さん周りで、どこをどうたどったか、一応、私たちがルッカの近くまで来ます、っていう事は伝わっていたみたい。で、近くまで来ているのに電話の一本も入れないで去ってしまうのは失礼だろう、ということで、マシモに頼んでこの遠い親戚さんに電話を入れてもらったのネ。挨拶だけしておこうと思って。

そうしたら、「若息子だけは英語が話せるから、4時にホテルの前に迎えに行かせるよっ」って、ちゃっちゃとことが運んでしまい…

会ってきました。ここ(↓)で〜。

再開

英語のわかる若息子さんのルッカと、彼のご両親と、彼のおばあちゃまの3世代が住んでいる、ファームハウス。左の煉瓦の部分は、元々は納屋だったんだけど、今はスイス人の夫婦がリノベーションをして住んでるそうです。

1882年に建てられたファームハウス。健在のおばあちゃまのおじいちゃんかひいおじいちゃんが建てたのかな。以来、家族が順送りにずぅっとここに住んでいるんだって。

こちらがそのおばあちゃま。

再開

スイーツをほおばるおばあちゃまは、98歳。姿勢もしゃんとして、私の隣に座り、色々と話しかけてくれたんだけど、私、イタリア語分かんないんだってば、おばあちゃんっ。片言もいいところなので、iPodTouchをひっぱりだして「ほらっ、私の犬だよ。」とGusを紹介してみました。あはは。ものすごーくチャーミングなおばあちゃまで、ああぁ。。。言葉がわかればなぁ〜ってとても悔しかった。

始めは、ルッカ、ご両親、おばあちゃまの4人だったのに、10分して近所に住むお姉さん夫婦が登場、それからしばらくして、近所に住むお友達がやって来て、その後また二人友達が加わって… この大勢が両手を振り回して大声であれこれ騒ぎ出してさー。なに言ってんだか、さっぱりわからないけど、かなり笑えました。どうやら、相方との繋がりを、あーでもないこーでもないと言い合ってたみたい。

みんなの写真も撮ったけど、みんなじっとしてないから〜…全部ブレてた(笑)。こうしてお友達が集合したのは、私たちが来たからではなく、実はルッカの「美しいリノベーション」を拝見するためだったのでしたー。

ルッカ ファームハウス

ファームハウスは3階建てになっていて、一番上のフロアーをルッカが(職人に頼んで)リノベーションしていました♪ ほら、人んちのお宅拝見って楽しいよね。私も好きだけど、みんな好きなんだよ。

これが、素敵でね〜☆ ファームハウスのオリジナルの材木やフレームは全て残すことを前提にしたリノベーション。完成間近だったよ。

ルッカ ファームハウス

3階全てが彼のスペースになるわけで。広々とした素敵な空間にうっとり。まだ家具は入ってないけど、ルッカが「ココにキッチンが入って、ソファーはココで。。。」と説明してくれるのを聞きながら、すっかり想像の世界でおぼれてしまった。

ルッカ ファームハウス

↑のアーチの奥はロフトスペース、だそうです。床も、壁も、1882年に建てられた当初のもの。天井も壁も、漆喰がぬられていたんだけど、全て「サンドブラスト」(細かい粒子の砂を吹きつけて、ペンキなどを落とす方法)したんだって。

ルッカ ファームハウス

サンドブラストしたところに、特別な保存用のコーティングを吹きつけてあるそうです。このね。。。ふるい石や煉瓦の表情が。。。すっっってきーっ!!!相方も私も「ルッカ、こんな広くて素敵なスペースにひとりで住むの?もったいないよー」と、大きなお世話なコメントを残してきましたー。

ルッカ ファームハウス

窓枠もオリジナルなんだけど、ペンキを剥がして塗り直し、窓は二重のものに取り替えたんだって。でも、取手などの金具はそのままだったよ。ルッカ、センスいいやん。

ルッカ ファームハウス

さりげなくチャーミング。

ルッカ ファームハウス

植木鉢で、じゃんじゃん育っているレモン… 夢のよう。井戸の水(↑)も、健在らしい。

ルッカ ファームハウス

帰りに私の手を両手で握りしめ、「次はいつ会えるかしら? それまで元気でいるんだよ。」と言ってくれたおばあちゃま。今度はもっといろんな話ができるように、勉強してくるねっ。

ルッカ ファームハウス

相方のおばあちゃんは、この地で生まれて育ったんだな。と、しみじみとした気分になりました。そして、あの手振り身振りで大騒ぎして楽しく会話をしているみんなを見ながら、相方のルーツはココにアリ。と実感。みんなに同じ「熱い血」が流れているのを目の当たりにした Family Reunion でした☆

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