のっぺりとした午前中でした。なぁーんか「フラット」で、ぴりっとしない朝。大抵は、勢い良く自転車をこぐと、それだけで頭がしゃんとして気分もスカっとする。なのに今朝はのっぺり。楽しいアイデアも浮かばない午前中。ま、そういう日もあるのかな。今日は天気悪いし、寒いし(朝夕は13度)。
昼ごはんもオフィスの中。ネットでニュースを読みながらの、「ながら食い」。ええっいっ。こりゃ、いかん。
と、カメラだけをポケットにいれて、大学のキャンパスのフィニティガーデンにちょっくら息抜きに。フィニティガーデンに最後に足を運んだのは、3月の初め(こんな風)。クリスマスローズやプリムローズなどの春先の花が咲いていたっけ。
今日はいつもとは違う入り口からスタート。
ゲートの上にフィニティガーデンを創設した人と、この小さな庭園をサポートしているみなさんへの感謝の一言が彫られている。こういう支援者がないと、ここまできちんと維持できないですね。年会費が$10からっていうから、私もサポートする意味でメンバーになろうかな。
小道のところどころに、こうしてベンチが置かれていて、背もたれのところに名前の書かれたプレートがついている。これも、このガーデンを慕う人たちが寄付したものだそうです。古いものにはうっすらと苔が生えていて、時とともに庭の緑に馴染んでいくのがわかる。
緑の様子も、3月の「かわいらしい春の始まり」の雰囲気とは全く違っていました。
これ(↑)、何? 2メートルくらいの高さの茎がまっすぐに飛び出して、その先に10個ほどの白いラッパの形の花がぶら下がってる。百合の一種かな。でかい。こんな風に咲く花の「意図(?)」がよくわかりません。
かと思えば、これ(↓)。
この葉っぱ、私の顔の大きさの3〜4倍。高さも1.5メートルほどあり。茎は異様なぶつぶつしたものにおおわれていて、地面からは細長いパイナップルのようなものが飛び出している。あの部分が「花」なんだろうか。触ってみようかと思ったけど、この茎のように恐ろしい湿疹が出そうだったのでやめにした。フィニティガーデンは、なるべくネイティブ(地元)の草花だけを集めている、って聞くけれど、こんな異様な植物、ココ以外のところで見たことはありません。
あ、このスポット。みーんな写真をとりますね。私の妹の結婚式の集合写真も、ここで撮りましたー。なつかしい。
カラーリリーの白。花びらの曲線。なんて可憐なんだろう、といつも思う。この花は南アフリカの出身(?)なんだって。知らなかった。日本語での花言葉は「乙女のしとやかさ、清浄」、英語では「Magnificent Beauty(崇高な美、この上ない美しさ?)」。ちょっと違うねぇ。私にとってのカラーリリーは、意思の強い女性、っていう印象です。ジョージア・オキーフのイメージが先立っているのかな。
のっぺりな気分に、少し気持ちのいい風が吹いたかな。やっぱり、コンピューターの前にずーーっと座っているのはよくないね。気持ちが乾いて楽しいことを見つけられなくなる。一息ついて大きく深呼吸することって大切だ。と、思いました。