今日は(すでに昨日になるかな)お雛祭り。
女三人姉妹で育ってきたからというわけではないけれど、お雛祭りは桃色に華やかで好き。我が家のお雛さまは、お雛様とお内裏様の二人が並んでガラスケースにはいっているという、とてもシンプルなものでした。それでも、その二人の表情や着物のあつらえは、今でもよく思い出される。
懐かしさにひたりながら、今日はどこかで「桃」の花が咲いているのを見つけられるかなと、お昼休みに大学のキャンパスをぐるぐると歩きまわった。
風は冷たいけど、ものすごくいい天気。
こういう空を見ると、春がそこまできてますねぇ、と、通りすがりの人に話しかけたくなる。
ぶらぶらと、一ヶ月ほど前に紹介した、大学のフィニティガーデンまで足をのばしてみた。
こういう散歩道って、歩いているだけでどうしてこんな風にうきうきとするのでしょう。
このベンチのあるあたりで、妹の結婚式の後、記念写真をとりました。あれも、もう10年前だ。ひゃー。
フィニティガーデンの草木はネイティブ(この土地のもの)なので、やっぱり桃の木はなかった。この(↓)スポットは、いつも半分日陰でひんやりとしているのだけど、好きなところ。日陰に育つシダ類がみずみずしい色をしているからかもしれない。
あ。
プリムローズの一種だねぇ。
あああ〜。
Helleborus / へラボレス!クリスマスローズって呼ばれて愛されている花。
へラボレスは、他の春の花が咲き始める一足前に、こうしてすくっと地面から顔を出し、頭を下げて花を咲かせる。彩りの寂しいこの時期には、なんとも嬉しい冬の終わりの花。ずぅっと欲しいな〜って思っている花なんだけど、一株が3000円ほどもするから手が出ない。へラボレスは、また、色がおしゃれなんだな。こういう淡いモーブ(?)もあれば、渋いブルーグレーもあり、それから砂糖菓子のようなやわらかい黄色もある。だから、一色だけを一株選べっていわれても、選べないわけで。
あぁ〜。好きだなぁ。誰か、わけてください。
桃の花は見つけることができなかったけれど、とても気持ちのいい昼の散歩になりました。
甘酒、飲みたい。