不思議なことがあった。
朝の7時半頃かな。海岸沿いの道をチューイと散歩していた。日曜だったからか、散歩をするひともジョガーもサイクリストもいなかった。通る車もなくてひっそり。右側に海。静かな波音だけの朝。
海の方をぼんやりと眺めがら歩いていると、左斜め後ろに何かが落ちた音がした。
かつんッ
チューイもはっと振り向いた。
私も。
ん?
何かと思って一歩下がって見てみると、、、
*
*
*
スプレーの先のシュッシュッてする部分が車道におちていた。それだけ。
?
ボトル部分はなくて、先だけ。黄色いスプレーヤーの頭。
?
思わず周りを見渡した。数分前と変わりなく、誰もいない。
思わず空をも見上げた。もちろん、何もない。
道の向こう側から誰かが放り投げた? にしても、かなりの距離があるし、あの「かつっ」は斜めに投げつけられたような音ではなかった。転がる音がなかったから。
ひょっとして。。。海岸から誰かが放り投げたのか? と思い、チューイと海岸に降りてみたけど誰もいなかった。
あの「カツっ」は、確かにどこか高いところからまっすぐに落ちてきたような音だった。
ふむ。
不思議すぎる。
落ちてくるなら、もうちょっとドキドキときめくようなものであっても良かったものの。なぜ黄色いスプレーヤーなのか。自分の見る夢のような「オチ」なのがちょっと笑えた。
これは天からのメッセージなのだろうか。だとしたら、何を伝えようとしているですか、カミサマ。