「徳」を彫る【夢】より

もう1ヶ月ほど前のこと。ちょっと不思議な夢をみた。

ブログのお友達のafricaさんへのコメントには書いたのだけれど、夢にafricaさんの旦那さま(パパさん)が出てきたのです。
私はafricaさんにまだお会いしたことないし、パパさんのことは、ちらりちらりとafricaさんが話されている限られた情報を寄せ集めて勝手に想像しているのみ。なのに、突然、とても当たり前のようにはっきりと私の夢に登場されました(笑)。

夢の中では、わいわいがやがやとみんなが集まっていた。一緒にご飯を食べていたかも(ポットラックみたいなかんじで)。私はごはんをつつきながらヘラヘラと他愛のない話をしていた。すると斜め前に座っていたパパさんが、私にぽつりと一言:「真剣に絵やイラストを描く仕事をすればいいんじゃないの?」って。で、「描くのは好きだけど、いつも描きたい気持ちがあるわけじゃないし、◯◯をテーマに描いてっていわれてそれに応えるように描けるかどうかわかんないです。好きなモノを好きなように好きなときに描いてるだけだから」って答えた。

そしたらパパさんが「それは全く負の連鎖だよ。そうでしょ?」って。私が答えに困って「はぁ。。。」ってもじもじしていると、パパさんが私にこう言ったのです。

という字を彫ればいいよ。全てはそこから始まるから。」って。

そこで目が覚めたのでした。

ちょうどこの夢を見たあたりに、africaさん一家はタイの小さな島を旅されていて、タイムリーにアップされていたブログにパパさんや息子くんも登場していたし、africaさんはゆっくりと流れる時間を使って木彫りをされていた。そのことがこの夢をみたきっかけだったんだと思う。でも、「徳」っていう字を彫れっていうのはかなりランダムな提案だった。

でね、言われたとおり彫ってみることにした。

海岸で流木のかけらを拾ってきて、昔々の彫刻刀を引っ張り出してきて。

徳という字は「てん書体」を選んだ。

週末に少しずつ。そして、先週末にやすりをかけた。

この彫刻刀ね、実は小学校4年か5年のときに父が買ってくれたもの。図工で木版画をすることがあって。6年の時にはお面を彫るのにずいぶん使った。わざわざ一本一本に名前まで書いてくれた。それからずいぶんたったし、引っ越しだってしてきたというのに、まだ持っている自分にびっくり。上海にいたときも、カナダで学生をしていたときも持っていた。でもこうして引っ張り出してきて実際に何かを彫ったのは…うん十年ぶりかも。切れ味もずいぶん悪くなっちゃってるんだけど、彫刻刀がこんなところで活躍(?)するとはねー。

相方が「何彫ってるの?」って聞くので、いきさつを説明したところ「ふーん。面白いね。ナイス。」って言っていた。私が、彫り上がったのを見せると、今度は「What Now?(で、どうするの?)」って。

Nothing. と答えた。どうもしない。

全てはここから始まる、のか?(笑)

instagramlogo

instagramlogo

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪