聖ヨハネの花の水、今年も。

今年もそろそろだな〜と、夏至が近づくと思い出すのがウンブリアの風習「聖ヨハネの花の水・Acqua di Sant Giovanni」。以前にもこのお花の水のことはここでも紹介した→過去記事

夏至のあたりのこの時期には、庭のあちらこちらで季節の花が咲いてくれる。少しずつ、いただきますねぇと言いながら花をもらい、ボールに入れて水を注ぐ。本来は6月23日の夜に花の水を一晩月夜にさらし、翌朝24日にその水で顔や手を洗うんだって。こちらはまだ23日なんだけど、一日早くフラワーウォーターを準備した。

肌よきれいになーれ、健康でいられますように、邪気よさようなら〜と。

見てっ☆

なんて贅沢な花の水。

ようやく咲き始めたスイートピーや、カモマイルやラベンダーもはいっているからか、一晩置いた水を手ですくうと、ほんの〜り良い香りがする。忘れていたけれど二日ほど前が満月?だったので、お月さんの光も注がれていることでしょう。

これね、ほんと、もし家の周りに野花があるなら、少し頂いてお花の水を試してほしい。一晩、外の風に当てて翌朝その水で顔を洗うと、すぅ〜っと。なんとも言えない幸せ〜な気持ちになるよ!

去年の冬の寒波と寒い春のせいで、今年の庭模様はいつもと少しちがう。でも、いつもとは違う場所で、シャーリーポピーも咲いた♪ この子は花びらの縁だけが薄く色づいている。

桃色ポピーちゃん。今年も会えました。

なんかもう、やる気がなさすぎて無法地帯になってしまっている畑ボックスなのですが。痩せた土でなんとか育っているものを、今晩食べる分だけ収穫。

ボックスの周りには「鹿よけネット」をフェンスのように張り巡らせていて、簡易の扉(柵)があるのでチューイは入れない。Gusはボックスとボックスの間を歩いてくれたけれど、チューイはボックスの中にズカズカと入り込み、小さな野菜の苗を踏んづけたりその上で寝そべったりするから。今日はちょっと特別に↑↑ いい子ちゃんでしたー。

思い出話になるけれど。まだパピーだったチューイが、一度この鹿よけネットに突撃して小さな頭がスポッとネットのひとマス(1正方形)にハマって抜けなくなったことがある。

たまたま私がそばにいるときだから良かった!良かったけれど、頭がハマって抜けなくて大暴れするもんで、首のあたりまで食い込んでしまって。。。暴れるなと体を抑え、なんとか引っこ抜こうとしても抜けず、ギャンギャン泣き叫び、、、首がしまったらどうしようと焦るワタシ。手が届く場所にハサミなんてあるわけないし。

で。

食いちぎりました。歯で。

わたしが。

思い切りしゃがみ、チューイの首元に口を持っていき、、、食い込みそうなネットをね。食いちぎりましたー。すげー、母強し。

そんなエピソードも懐かしい思い出。

ずいぶん成長したなぁ、チューイ。怪獣相手に生傷絶えなかった(←わたしが)頃をまだしっかりと覚えているので、しみじみと「成長したヨ、チューイ。グッボーイになったなぁ。」とね、最近よく思う。

あ!6月ももう終わり!しいたけ占い下半期が出たよ!って知らせててもらったー。みなさん、見ましたか? もう今年も半分終わり、、、ということが怖いっ。

Acqua di San Giovanni・聖ヨハネの花の水

そうだ♪ お花の水!

と、夏至の数日前に思い出した。

イタリア・ウンブリアの風習。前にもちょこっと紹介したけれど、

洗礼者ヨハネを祝う祭日、6月24日は夏至に近いため、ウンブリアでは最も太陽、自然の力が強いこの日の前夜に花びらを水につけておき、翌朝、その花の香りとエネルギーに満ちた水で顔を洗うという風習

今日は6月23日。とてもいいお天気。

夕食後、たくさんの陽を浴びてエネルギーに溢れた花たちを集めてみた。いただきますね、とつぶやきながらねー(笑)

ボールの中に花を入れ、水を注ぎ、一晩、月夜にさらす。

明日の朝、この花の水に手を浸し、顔を洗う。

わたしはカトリック教徒でもないし、聖ヨハネのことや歴史は知らないのだけれど、太陽や月や草花のエネルギーがあふれているこの季節のこの小さな風習は、とても理にかなっている気がする。

それに、こんな風に花びらを集めることができるのは幸せだし、贅沢な気分になれるし、なんだか「おまじない」のようで。明日の朝が楽しみです。

*おまけの小鳥:House Finch

焦点ずれてるんだけどー。頭の赤いオスとメスのペア♪

数週間前までは雑穀(ひまわりの種や細かいナッツや大麦など)入りの鳥の餌をいれていたのね。そしたらね〜、大きな鳥たちがたくさん集まってきて。。。終いにはカラスたちが体当りして餌入れを傾けてこぼして食べる!という。。。穏やかなはずの餌場が、いつの間にかカラスやカゲラといった大きな鳥たちの劇場になってしまって。それで、小さな種だけの餌に変えたのです。

この餌には大きな鳥たちは興味がないようで、また小鳥たちがチチチチチチと集まるようになった☆ このHouse Finch(メキシコマシコ)がツガイでやってきたのを見たのは今日が初めて!かわいい。

で。このおじさんのYoutube見てみて〜!!バードトーカーのエキスパートのダンさんっ!鳥とそっくりの鳴き声ができるおじさん! 一瞬耳を疑った。「え??今のはおじさん?それとも、鳥?」って。スゴイ〜!! ダンさんの他のビデオも見てみよう☆