ミソサザイのひな。farewell.

ミソサザイの雛たちのリポート♪ あっという間に最終回です。笑。

先週木曜日に、小さな「くちばし」のようなものが見えた→記事

実は、土曜日の午前中、スマホのカメラで動画を撮ってみた。メーターボックスの隙間に静かにスマホのカメラを向けて、なんとか焦点をあてて。写真だと、中が暗くてフラッシュ無しでは撮れなくて。でもフラッシュONにはしたくなかったので。

そしたら!ちゃんと目をぱちくりさせている雛たちが見えた!

そして2日後の今日の夕方。

チューイの散歩に出かけるときに、そうっと覗いてみた。いつも声が聞こえていたわけではないけれど、妙に「しん」としている気がして。

あ。

もういない。

扉を開けてみて確認。

一瞬、ぐわーっとあれこれ想像してしまった。扉の隙間から大きな鳥かRats(どぶねずみ)にかっさらわれたりしなかったか。ちゃんとみんな元気に巣立っていけたのか。風が強い午後だったけれど、飛べたのか。周りに雛の羽毛などが落ちていなかったし、、、きっとちゃんと巣立っていけたよねっ!

偶然卵を見つけた日から1ヶ月。そろそろ巣立つ時期だっただろう。

おせっかいおばさん(私ね)は、盛大に「いってらっしゃーい!」ってお見送りしたかったんやけどね。笑。

ちょっぴり寂しくなってしまったものの。これも自然のサイクル。ちゃんと生まれたことを確認できただけでも良かった♪

おまけ:チューイとスティック

「Chewy、スティックは? Where is the stick??」って聞いたら、コレ持って突進してきた。

これはスティックじゃなくて、丸太。端のほうに一箇所欠けている部分があり、そこをくわえているらしい。体の筋肉も顎も首の力も。しっかり鍛えているチューイ君。昨日はこの丸太を自分の寝床に持ち込んでいた。

毎日何かしら笑わせてくれる。ありがたいです。

今日のハピネス:ことり

4月の中頃に、ブログでも紹介したメーターボックスの中の「鳥の巣」

先に言いましょう:

どうやら「おめでた」のようなのでございますっ☆

4月16日だったかな、小鳥の卵に気付いたのは。冷たい暴風が吹きすさんだ翌朝だった。メータボックスの扉を閉め(完全には閉まらないけれど)、また風でバタバタしないように軽く一箇所テープで止めておいた。一日〜二日後だったか、親鳥が巣に入っていくのを偶然見ることができて、とても嬉しくなった。

でも。まだ朝晩の気温が4〜5度だった中、たとえ一晩、一日でも放置された鳥の卵に、まだ命は残っているのだろうかとも思った。その後、一度だけ親鳥が小さな何かを口にくわえ、ひゅんっとメータボックスの中に戻っていくのを見た。

扉を開けて見たかったけれど、そんなことをしたらとんでもないトラウマになるだろうから、覗くこともしなかった。ネットで検索すると「Wren(ミソサザイ)」の抱卵期間は14〜16日。私が偶然見つけた日に卵が産み落とされたとしても、五月のはじめ頃には雛が生まれているはず。

先週末、そうっとそうっと、扉の隙間から目を凝らして中を見てみると。

ぱちくり。小さな目が見えた。

親鳥がいた。ゆっくりと目を閉じて、また開いた。

その様子を見てからというもの、「母鳥、命のない卵を温め続けていたらどうしよう。いつかは雛が生まれると信じて、ずっと巣から離れなくなったらどうしよう。」と、心配でたまらなかった。おせっかいなニンゲン(←わたし)が、扉を開けて「雛は生まれないと思うから、もう諦めていいですよ」って伝えたほうがいいのだろうか、と真剣に考えてしまった。

そして今朝。

母鳥、まだいるのかなぁ。大丈夫かなぁ。と、隙間からそーーーーーーーっと覗いてみると。

こんな形のものが見えた。

へっ???

くっ、くちばし??? よね???

3つあるやんっ!!!

うれしいっ♡ 生きてたんだね、あの卵たち!

じーーーーーーーーっと、息をこらして見続けたけれど、この「くちばし」らしきものはピクリとも動かなかった。生きてるよね?ね?

とにかく。おせっかいおばさんにはならないこと。母鳥に任せること。雛たちの生命力を信じること。

またリポートしまっす☆

*おまけ:Blue titの巣作りから排卵までの動画

オススメにあがってきて見てしまった動画。ここに映っているのは「Blue tit」。私が住む辺りでよく見かけるのは「Bushtit」。Bushtitの巣は「靴下」のようで、木にぶら下がっている。Blue tit(↓↓)はこうして巣を作るらしいんだけど、完成まで45日!

それに、とても心地よさそう♡

動画の終わりの方で、母鳥が白い羽毛をあれこれアレンジ(?)していて、「ここがいいかしら、この辺におこうかしら」っていう声が聞こえてきそうで、とてもかわいい。

この動画の続きで、雛がかえってからの様子も→ここにあるよ

感動してしまった。もし時間があれば見てみてー。

小さな卵が割れて雛が出てくると、卵の殻をお母さんが食べてる。生まれてすぐにパパ鳥(多分)が虫を持ってくるんだけど、ちょっと大きすぎてね。ママ鳥が「だめよそれ、大きすぎて食べれるわけないじゃないの」って言ってるようで。笑。虫をくわえたまま困った様子のパパはそのまま外に出ていったのでした。大きな青虫を与えようとするシーンもあって、どう見ても絶対に雛の口には入らなくって、「それ、無理やろ。」って笑ってしまった。

カラスかな。。。大きな鳥が雛を狙ってやってきたときの、親鳥の様子にも心打たれた。

生きものって美しいねー(←表現乏し過ぎっ)

庭のちっち三兄弟

BC州の過去に例を見ない山火事の影響で、ビクトリア上空もうっすらと煙に覆われている日々が続いている。今日で。。。5日目かな。朝日もお月さまも怪しげなオレンジ色をしている。青空が恋しいな。先週末は青空が広がり暑いほどのお天気だった。そのときに撮っておいた「ちっち三兄弟」を紹介しちゃおう♪
(クリックで少し大きくなります)

ちょっと前にここでも紹介した小鳥の「ちっちたち」。すっかり大きくなったよ~。

あのときはまだ羽毛がフサフサで、飛ぶというよりも枝と枝の間をちょんちょんと飛び跳ねて飛行練習していた感じだった。チチチチチチっていう歌声がポピーシードのようでかわいらしくて、いつも3羽一緒にいるので「チッチ三兄弟」って呼んで眺めている。

巣立ちをしたのだろうけれど、うちの裏庭がメインの遊び場なのか、庭にいると木々の間を飛び回っているのをよく見かける。…と、私は勝手に「あの同じ3羽だ」と信じている。そのほうが親しみがわいて楽しい♪

体の大きさとパターンで調べてみるとどうやらチカディー種(Chickadee)で、「Black-capped chickadee 」または「Chestnut-backed chickadee」みたい。頭の色が黒か栗色かで見分けるらしい。どちらも体は12cmほどの大きさで習性や生息地もとても良く似ている。

この子たちは多分、栗色チカディー。チカディー種の中でも一番「ハンサム」っていわれているらしいヨ。

鳥のフィーダーにプラスチックの帽子をかぶせてから、リスたちがいたずらをすることもなくなった様子(…というか、今はナッツが溢れているのでそっちを食べつくすのに忙しい)。チッチたちがこのフィーダーを見つけたのは2週間ほど前のこと。楽しそうに食べる食べる。

かわいらしい♪

フィーダーをひっかけているりんごの木からチチチチチチと聞こえるので、しばらくじっと側に立っていると、ちょこんとフィーダーに飛び移ってくる。3兄弟のうちの一羽は好奇心が旺盛なのか、私がすぐそばにいてもじーーーーっとこちらを見ていたりする。野生の動物たちが自分を恐れずにいてくれてアイコンタクトをとれたりすると、とても嬉しくなるもの。ただの偶然でも、その瞬間だけは友達になれたみたいで。

チカディー種の小鳥たちは、普通、フィーダーのふちに捕まってそこで餌をつつくことはないんだって。一粒拾って近くの枝に飛び移り、上手に足で抑えてゆっくりと食べる。くちばしを枝にこすりつけてきれいにする。で、また拾いに来る。実際にそんな風にして餌をつついている。
↓↓のビデオでそうやって食べているところが写ってます♪

なんだけど、最近はフィーダーにやってきて、そこでしばらく餌をツンツンしていることがある。慣れてきたからかな。チッチたち、あんまり油断しすぎちゃだめよ~。

 

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪