両手の中のいのち

昨日は妙な一日だった。

両手の中に小動物のいのちのぬくもりを二度も感じた。

リモートワークの日だったので、昼前にからっからになっていた花壇のソーカーホースをONにしておこうと庭に出た。

と。

目の前をさささささっっと横切ったものあり。

ネズミ(Rat)?? ウサギか???

間髪入れず、私の直ぐ側を飛びゆくものあり。

チューイ。

「チューイっっっっっっっっ!!!COME!!!!」と叫んだものの、獲物を目の前にして私の声が届くわけもなく。

次の瞬間、きぃーーーーーっっっっ!という声。

うさぎだ。一撃したようだった。

私がかけつけると、チューイの足元にぐったりと横たわった子ウサギ。体の大きさも20cmほどの小さな子。

慌てて両手ですくい上げ、どうして良いものかとおろおろとする。まだ小さな息があったけれど、からだに力はなかった。

マッチ棒の先程の両手の指を大きく広げ、少し背中を反って小さく声をあげ、そのまま息をひきとった。目が開いたままでまだ温かいし、生きているのかと、柔らかな毛を撫でなから頭にふぅふぅと息を吹きかけ、Oh… come back bunny… come back.と言ってみるものの、だらりとして、鼻先も指先もぴくりと動くことがもうなかった。

小さな耳と小さな足と、少し開いた小さな口から見える小さな歯。目が潤んでいた。

苦しくて泣いていたのかと、心が傷んだ。

最後に見たのが私の顔だったら怖かっただろう。青い空だけを見つめていたことを願う。

庭の奥に穴を掘り、小さなウサギを寝かせた。お線香をたき、花を供えた。それしかできなかった。

ウサギが入ってこないように、フェンスと地面の隙間は全て板や石で埋めていた。なんだけど、その下を掘って入ってきたみたいだ。よくよく見てみるととても小さな抜け穴がふたつ見つかった。

そんな子ウサギのぬくもりがまだ手の中に残っていた昼下がり。

ダイニングのテーブルで仕事をしていると背後でカタカタっこんっと不規則に物音がした。チューイが裏口の辺りでなにかやってるのかと思っていた。

いや。チューイはベッドの陽だまりの中で昼寝していたよな。

こんっ。こここんっ。

ん?何の音?

裏口には何もいない。風が吹いているわけでもない。

ここここんっ。ちっっっちっっ。

 

はぁ???

はっっっっ。

 

ことりっっ!!

 

裏口の階段の上にある、天窓にコトリ!

 

この天窓は屋根に向けて天井から1.5mほど伸びる吹き抜けの先にあり、開閉はできないただの採光用の窓。かなりの高さになる。

一体何処かから入ってきたのやら、、、コトリ。裏口は開けっ放しにしてあるけれど、虫よけネットがすだれのようにかけてある。めくれあがった隅からテケテケ歩いて入ってきたのか。

なんでー?!

相方も「このコトリは助けないと駄目だ!どうやってレスキューする?!Oh… little bird, come down!」と、天窓を見上げなら焦っていた。どうするっって。虫取り網なんて家にない。

とんちんかんちん一休さんの出番だ。

家にあった一番長い竹竿の先に、透明なプラスチックの容器(ペンキ用バケツの中敷き容器)をくっつけ、長い長い「しゃくし」を作った。

ぱたぱたと騒ぎ続けるコトリをなんとか「しゃくし」で覆い、ゆっくりと壁に沿ってスライドさせて引き寄せた。が、その容器の下から飛んで逃げ、裏庭に面した窓に直撃。

軽い脳しんとうを起こしたコトリを慌てて両手で捕まえた。

チチッチチッ と言いながら私の手のひらをつつくコトリ。温かかった。

庭に出て両手を開くと、一直線に飛び立った。

小さな生きものたちの命。ひとつは終わり、ひとつは飛び去っていったぬくもりだけれど、この両手の中に感じさせてもらい不思議な気持ちになった。悲しいとか嬉しいとかそういうものではなくて、普段、ちらりと見る生きものたちはこんなにも柔らかくて温かいのだなぁと、特別な想いがした。

おいらもただ生きている。

バニームーンマーケット終了

記録です!

日曜日、無事にバニームーンマーケットでのツギハギワークショップができました♪

いやぁ。今回は疲れた!カラダが疲れた!マーケットから2日経ち、ようやく自分が普通に戻った感じ。笑

春に参加した「イチゴマーケット」と同じ場所。私たちツギハギワークショップは、他のベンダーさんたちがたくさん並ぶ「体育館」から続いている保育園スペースを使用。階段2段分ほど下がった場所なので、降りてくると一番に見えるように「ツギハギアイテム」を並べた。Yさんが準備してくれた「ツギハギ看板」がキャッチーでとても良かったと思う。

今回はリーダーのYさんと私の二人だったので、アクティビティも縮小し、主に「コラージュ」と「プリント」。

前回は「チケット制」だった。パッケージ価格のように設定して、そこにチケットが付いてきて、自分でチケットの使い方は選んでもらった。例えばチケット3枚でハギレこれだけ+縫い付けてもらえる、という感じ。そのチケットの説明がちょっと大変だった印象があったのもあり、今回は「アクティビティ制」にした。コラージュをするならいくら、プリントするならいくら、という感じで。そこにコットンバッグを買うならいくら、という風に。

結果、前回の方が同じことをしても収益は多かった感じになってしまった。

加えて、今回のマーケットはお客さんの数もいつもよりも少なかったようで、マーケットをあまり知らない私が見ていても「スローかなぁ」という印象だった。多分、春から夏にかけて毎週末何かしらイベントが続いていたことで、ベンダーもお客さんもマーケット疲れをしていたこと、新学期の始まった9月の第一週目の週末だったこと、なども影響していたんじゃないかなぁ〜と、Yさんとも話していた。

始まってすぐの様子。

まぁまぁ、それでも、マーケットの雰囲気っていうのはバブリーで、始まってみないとわからないドキドキやワクワクもあり面白い♪ 色んなお客さんとちょこっと会話をするのも楽しい。

スローだったかなぁ〜と感じながらも、それなりに忙しかったりもしたのか、あまり写真を撮れなかった〜。

なんて可愛らしいバッグ♡ 4歳の女の子で、自分でスタンプとコラージュにする布を選んで並べたデザイン。Good taste、よね〜。

右上の男の子も4歳だったと思う。青い月と「Musical Bunny」にする!って決めて、月のスタンプを小さな手で必死に押さえている様子がとてもかわいかった♪

喜んでもらえて良かった。

マーケットというと、やっぱりその日に向けて準備に費やす時間も労力もあり、どれくらいの収益があるのだろうと気になるといえば気になるのだけれど。その準備も作ることもお客さんとの出会いも、それぞれのステップが楽しいからできることなんだろうなぁと思う。

久しぶりに足がぱんっぱんになり、家に帰るともうへとへとで、チューイの散歩をする私はゾンビのようだったに違いない。お風呂に入ってふくらはぎを揉みながら、疲れたけれど良い経験をさせてもらったなぁと思った。本当に。こんなことひとりじゃ絶対に出来ないこと。春からツギハギを手伝わさせてもらってきて、ようやく一段落ついたかな。いやぁ、それにしても、マーケットで頑張るベンダーさんみんなに「お疲れさま!」って言いたい。

バニームーンマーケットの夜は満月。いよいよ秋が始まった、気分です。

パプリカ・ブローチ

やっと金曜日!ふへー。今週はバタバタだった。

昨日、インスタの「paprica.doodle」の方にアップした投稿を見て下さったひともいるかもしれないけれど。

明後日、9月7日の「Bunny Moon Market」に向けてブローチを少し作ったYo!!

去年のように自分のお店というかたちでマーケットには参加しないのだけど、ツギハギのワークショップのお手伝いをさせてもらう♪ そこに「ツギハギストア」というコーナーを作って、Yさんと私のアイテムを並べるのでございます。そうやって、マーケットのような場所で自分の作ったものを見てもらえるチャンスってなかなかない。なので、ちょこっとだけ並べさせてもらうことにした。

マーケットのテーマにちなんで「爆走ウサコ」と、「パプリカお花シリーズ(の始まり)」。

この間の「ウサコのピンチャーム」もこのブローチも、小さなハギレ(それこそゴミになるような小さなもの)を利用して、ステッチはダーニングのステッチを取り入れた♪ 爆走(Zoomie)ウサコたちは、ただただ「ごま塩ステッチ」をしてウサコの形を作っていく。

表に見せる方は「ごま塩ステッチの裏側」。ステッチをしているときには表は見えないので、ランダムさが出てウサギの毛の流れになって良いかな、と思って。ぼさぼさっとする質感を出したかったから毛糸(appletons 2pry)を使った。白がもうあまり残っていなくて、白いうさぎを3つ、最後の一つは「チャイラテウサ子」。笑

このデザインはプリントに使ったものと同じで、8cmくらいかな。

もうひとつのシリーズは「お花」。これはただ自分が好きで作った。

まだ作り始めたばかりなので、こんなのどうかな、、、と遊んでいる部分が大なのだけれど。見てもらえたら良いな〜と思ってます。

こうやって作っていると、使う布や糸のそれぞれの特徴にも親しめて、「コレは向いていない」とか「質感が好き」とか気づけた。今回使った材料は、布屋さんでもらってきた「ハギレ」と家にあった糸たち。特に買い足したものはあまりない。でもチクチクやっていると、こんな糸があったらいいなぁとか、こういう色の綿の布があればいいのになぁとか、素材の沼にどんどんハマっていきそうになった。苦笑。ブローチの周りにモヘアのふわふわをつけたらちょっとかわいいだろうなぁ、とか。

そしてブローチピン!

実は、最初はブローチ用の「風車ピン(留め具のところがクルッと回るタイプ。黄色いのと茶色い長方形のがソレ)」を全部に縫い付けた。ピンの向きだけは気をつけたけど、それ以外は何も考えずせっせと縫い付けた。

それがですね、、、ピンの付け位置が真ん中あたりだったために、服やバッグにつけると見事にブローチがななめ下を向いてしまった!涙。。。特に風車ピンはピンの部分が出っ張っているので、かたん、とななめ下に。そんな風になってしまうブローチをお店に出せない!

そんなわけで、黄色いのと茶色いの以外は全てピンを取り外し、安全ピンに付け替えた。安全ピンのほうが「ぴたっ」とするし、付け位置をやや上にずらしたので随分ましになった。薄手のシャツや布に留める場合は、裏にフェルトなどのあて布を挟むと良いらしい。

↑↑の安全ピンを縫い付けるのには「刺し子糸(細い方)」を使ったんだけど、光沢のない綿糸がすごく良くて、使っていてハッピーだった♪帰国したときにもう少し買い足したいもののひとつ。へへへ。

ウサ子のピンチャームとブローチ。それぞれは少しずつなんだけど、頑張って作れてうれしい。

これも、ツギハギに出していいよっていう機会がなかったら、ココまで頑張ることはなかったし、作らなかったら気付けなかったこともたくさんあるので、良い機会をもらえたなぁと思う。ありがたい。

さぁ、日曜日のマーケット。ワクワク・ドキドキだ。メインはツギハギワークステーションで、リノカットプリントの担当だからね!たくさん覗きに来てくれるといいなぁ〜。子どもたちが来てくれるといいなぁ。

楽しんできまーす!