【世界が私を愛してくれるので】by 谷川俊太郎さん

谷川俊太郎さんが亡くなられたニュースを読み、しばらくぼぅっとしてしまった。

「あぁ、空に帰っていかれたんだなぁ」と思った。

図々しくも、谷川さんがいなくなっちゃったら淋しくなるなぁ、とも思ってしまった。

このブログの中でも、過去に3回(3偏)谷川さんの詩をシェアさせてもらった。時代を超え、老若男女、多くのひとの心にすとんと落ちてきた谷川さんの作品。わたしが谷川さんの詩に惹かれるのは、子どもでもわかるようなことばで、なんだかわかりそうで、わからなくて、でもわかるよ!っていう、ちょっと不思議な宇宙人的な印象さえ受ける言葉で書かれるから。

普通に生きていて、目に見えるものに振り回され、人に言われることなどを聞き、社会が良しという流れの中で当たり障りなく毎日を送っていると、すっかり忘れてしまう・見えなくなってしまう、なんていうのか、生きものとしての人間の自分。子どものころには見えていたのになぁ、というようなこととか。谷川さんは、そういう生きもの的なメッセージを言葉にしてくれた、と感じた。

谷川さんって、地面と宇宙とつながってるんじゃないか、って思うことも多かった。そう、詩だけを読んでいると、やっぱりちょっと宇宙人的。うまく言えないけれど。

日本人で、日本語で、谷川さんの詩を読むことができて良かった。

ありがとうございます、谷川俊太郎さん。

世界が私を愛してくれるので

谷川俊太郎 詩

 

世界が私を愛してくれるので
(むごい仕方でまた時に やさしい仕方で)
私はいつまでも孤りでいられる

私に始めてひとりのひとが 与えられた時にも
私はただ世界の物音ばかりを 聴いていた

私には単純な悲しみと喜びだけが 明らかだ
私はいつも世界のものだから

空に樹にひとに 私は自らを投げかける
やがて世界の豊かさそのものとなるために ……

私はひとを呼ぶ すると世界がふり向く

そして私がいなくなる

終わりの花。

花の終わってゆく姿も好きです。

花瓶にさした花の中には、とてもきれいに枯れていくものがある。

全部が全部そうじゃない。同じ種類の花でも同じように枯れていくわけでもない。わたしが好きなように枯れていくときには、何かしらの決まった条件がそろっているからなんだろう。

咲いていたときの色合いが凝縮される。透明感を失って、ハードパステルのような。ぱりぱりとした花びらもきれいなのです。

ドライフラワーとして作られているドライフラワーは、昔から好きじゃない。今もあまり好きじゃない。

おしゃれなカフェなどの壁や天井(?)から吊るしてあるのをみると、その場所の雰囲気には合っていて素敵なんだけれど、どれもほこりをかぶっているようで、くしゃみが出そうな気分になる。

でも、花瓶の中で忘れられて枯れていったものたちには、たまらなくきれいなものがある。

指でつついたら花びらがはらはらと落ちてしまうかもしれない。

ほんの少しこの姿を楽しんで、コンポストに連れていくんだけどね。

秋も終わりにさしかかり、散歩道や庭のあちらこちらで「終わりの美」を目にする。

*おまけのDoodle:そばかすりんご

この間の投稿にアップしたリンゴも、よくよく見るとそばかすがありまして。

マーケットを終えてから少々燃え尽きた感を感じていたので、久しぶりのDoodle。どんなものでも、書く・描くと自分の外に現れて(当たり前だけど)、それを目で見て(読んで)「Hi、nice to meet you.」と挨拶(?)するとちょっとうれしくなる。そんな風に感じることありますか?

美しい訪問客・しろねこさん。

夕食の後、洗いものを終えてふと外を見てはっとした。

真っ白のふわふわのものが、ほわんほわんと「バウンス」している!

何あれ???

一瞬、目を疑った。変な喩えになるけれど、歌舞伎役者の白い頭(シロガシラ)というか獅子舞の頭だけが、ほわんほわんと飛び跳ねているような。ちょうど夕日のスポットライトを浴びて光っていて、本当に一瞬何なのかわからなかった。

ぴたっと動きを止めてようやく、最近うちの裏庭にやってくるようになった美しい白ねこさんだとわかった。

裏庭の草の上で、楽しそうにごろんごろんしたり、飛び跳ねたり。ビルさんの作ってくださったインスタレーションが風になびくので、それで遊んでいたっぽい。

とにかく、ごきげんに遊んでいる白ねこさんを、チューイがアタックするのは避けたい。

わたしひとり、そ〜っと外に出て裏庭から退散してもらうことにした。庭の奥の土をほってウンチされても困るのだけれど、、、そこまでは面倒見きれない。

動画を撮ったので、見てみて〜♪ すんごい可愛い子だから!この間はしゃーーーっと一目散に逃げちゃったけど、今日は挨拶することができた。嬉しかった〜。縦フレームで見にくいかもしれないけど〜。