Goodies#287: 緊急時持ち出し品リスト

昼休み中にぶらりと通った「教育学部」の建物で、こんな展示を見かけた。

うーん。「Emergency Kit」の例だ。「Are you Prepared? / 準備万端ですか?」とたずねている。

私たちの答えは「Not yet」。準備しなきゃねぇ〜と言い続けて、もう一年以上になる。一ヶ月前に里帰りをしてからというもの、ここビクトリアでも起こりうる地震や津波の対策をもっと真剣にしなきゃいけない、と思うようになった。私の日本の家族にも、万が一に備えて、最低限の緊急時持ち出し品は用意しておいた方がいいよ、と強く勧めている。限られたスペースしかないアパート住まいの妹一家は、「そんなにたくさんのものをおいておく場所がないもん」と口を尖らす。「だったら、実家の庭にでも置かしてもらいーさ。」と助言する私。

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私たちも思いついたものを箱に積めたりしていってるんだけど、きちんとしたリストに従っているわけでもなく。余った缶詰とか乾電池などを、てきとーに箱に掘り込んでいるだけ。これではいけません。

で、ネットで紹介されている、基本的な「緊急時持ち出しリスト / Emergency Kit List」をいくつか探してみたヨ。

例1:http://r903.ryuju.net/library/bousailist.htm

例2:http://sei.seindesign.net/emergency/info.htm

例3:和歌山県危機管理部のリスト

基本的にはどれも同じ。リストでは、重要度の高い「1次」と、できるなら持ち出したい「2次」というように、持ち出し品が分けてあるのは参考になる。昨日、ディムサムで一緒だった、ツナさんとマークさんの話では「やはり、できるなら最低5日分の食料と水」は準備しておくべきだそうです。それから、緊急時の「Meeting Place / 待ち合わせ場所」(特に日中、家族がみんな違う場所にいる場合)と、その場所までの「ルート・道順」も決めておくことも大切だよって言っていた。持ち出し品を、まとめて一つの大きなプラスチックケースに入れてしまったりしないように。とも。女の人は10kgまで、男の人は15kgまでを目安にして、偏りのないように持ち出し品を分けておくことも大切だって。あと、もうひとつ。このキットは、絶対にガレージなんかのスペースに置かないこと。だって。地震の場合、ガレージはおそらく一番先に崩れるからだそうです(ツナさん曰く、ガレージの上に寝室のある家は買わない!...私たちがまさにその例ですが)。なので、2次の持ち出し品などは、庭の片隅にビニールをかぶせたりして保管しておく方がいいんだよ、とのアドバイス。

ここビクトリアは、島の南端にある訳で。私たちの家は、海岸から2ブロック(約300m?)。きちんと準備をしておかなといけないと思う。

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