Green Oasis behind Brownstone

クリスチアーナとブルースが住んでいるようなブラウンストーンは、ぴっちりとお隣さん同士がくっついている。

ブルックリンのブラウンストーン

表通りに立つと、玄関だけが並んでいるわけで、どれくらい奥行きがあるのかとか、背中どおしも向こう側のご近所さんとくっついているのかとか、よくわからない。

私たちの寝室は、表通りとは反対側にあり、ベランダがありました。ブラウンストーンの裏側はこんな風。

ブルックリンのブラウンストーン

そして、細長い庭へと続いていた。

ブルックリンのブラウンストーン

庭と庭が背中合わせになっている。なので、ビックリするくらい静かです。結構大きな木が幾つも並んでいたりして、表通りからは想像できない緑のオアシスが隠れていた。

クリスチアーナとブルースの裏庭も緑がいっぱい。南に面しているので、夏は木陰が気持ちいいんだよって言ってました。

ブルックリンのブラウンストーン

そして、庭でも。振り向くと、「顔」。

ブルックリンのブラウンストーン

頭も。

ブルックリンのブラウンストーン

細長いスペースに段差があり、緑で区切りをつけたデザインのせいか、実際よりも広く感じる。奥へ奥へと進んで行きたくなる空間。

ブルックリンのブラウンストーン

クリスチアーナは、こういう緑のスペースが欲しくて、あえてブルックリンのこの地区を選んだんだって。引っ越してきた当初は、長方形で味気のないお庭だったそうです。

ブルックリンのブラウンストーン

穏やかで優しいラリベラ。

ラリベラ

この隠れた緑のオアシスを目にして、NYに住むならブルックリンがいいな、って思いました。

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Wonderful Little Museum

NY滞在中、お世話になったお友達はブルックリンに住んでいます。そう、ブルックリンといえば「Brownstone」。砂岩(sandstone)を基本材料にして建てられたテラスハウスです。

小さな美術館

プライバシーのため、建物の全体像や地区はここでは紹介しないけれど、一棟(?)が4階建てになってます。クリスチアーナとブルースは、この茶色い建物のオーナー。二人は真ん中の二つの階に住んでいて、下と上を貸しだしてる。もともとは、ひとつの家族がこの一棟全てを利用して生活をしていたんだって。なので、リノベーションをする前には「使用人用の階段」がひっそりと隠されていたりしたそうな。もう、そんな話を聞くだけでウズウズしてくるよねっ。お二人が住んでいるブラウンストーンは、1800年代後半に建てられたもの。

小さな美術館

相方も私も、architectural details (建物に施された細かなデザインなど)に心が踊りました。この一つの通りをゆっくりと眺めてみると、どれ一つとして同じものがないんだよ。小さな美術館

いちばん外側のドアは、鉄の細工が施されたドア。このドアの内側に、もう一つ木のドアがある。

クリスチアーナはフォトエディターとして海外を旅してきた女性。ブルースは昔から「おもしろいもの」をコレクションとして集めてきた男性。二人とも今は年の半分以上を旅して過ごしている。なのでね、二人の家はまるで「小さな美術館」でした。どっちを振り向いても「なにかがある」のです。

二つのドアの間(玄関ホールみたいな感じかな)のスペース。温かいでしょ?

、どれ一つとして同じものがないんだよ。

通りに面したリビングルーム。見えるかな?天井のディティールとステンドグラス。オリジナルのもの。当時のブラウンストーンは天井がとても高い。なので、細長い家なのに圧迫される感じを受けない。

小さな美術館

お隣さんと壁をシェアしているわけで、両脇に一切窓がない。うっすらと差し込む光や、家の中の照明が演出の鍵になるみたい。私はこの薄暗い中に浮かび上がるシルエットが好きでした。

小さな美術館

本当にどこを見ても面白いものが飾られていたヨ。

小さな美術館

小さな美術館

ひとつひとつにストーリーがあり、とても楽しい。

小さな美術館

こうして、訪れる人の目にとまるところに不思議なものが並べられているので、どこにいても会話が始められる気がした。

小さな美術館

小さな美術館

二人の旅した国々のガイドブックたち。これは本の一部です…

そして、今回、初めてクリスチアーナの写真を見せてもらった。

小さな美術館

彼女の写真のほとんどは、まだフィルムやスライドとして眠っているんだって。今、それらを少しずつデジタル化しているそうです。クリスチアーナはフォトジャーナリスト兼エディターとして活躍してきた。朝のミーティングで課題が与えられ、飛行機でヨーロッパに飛び課題に基づいた写真を撮り、帰りの飛行機でエディティングをする、というような仕事を何年もしてきたそうです。

小さな美術館

私はこの一枚がとても好きでした。どこかで見たことがあるような気がする。幾つかの雑誌で使用されているらしいから、本当に見たことがあるのかもしれない。

小さな美術館の小さな緑のスペースは、また明日♪

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New York Public Library

NY滞在中、街を歩いているときは、ずぅっと上を見上げていたような気がする。

建物という建物が、縦にも横にもとにかく大きかった。私を圧倒したのは、その大きさだけではなくて、建築物から「富の重み(weight of its wealth)」を感じたから。そう、NYCで感じたのは、ケタ違いの「富」とそれの放つ「パワー」。言葉や数字をみて「すごいね〜、リッチなんだね〜」って頭で感心するのとは違う。肌に浸透してくるような「富」があちこちに存在していた。

一例。NYCのパブリックライブラリー(公共図書館)。

ニューヨーク公共図書館

図書館がさ、どうしてこんなに大きくて立派なの?…と、唖然としてしまいました。右端に写っているライオンは「レオ」って名前でこの図書館の目印なんだって。マスコットキャラクターらしいよ。

ニューヨーク公共図書館

わかるかな、この天井の高さ。

この図書館は、「Public Library(公共図書館)」なのだけど、ニューヨーク市が公立運営しているのではなく、「個人の寄付金」から成り立っているものなんだって。つまり「法人」の私立図書館。「Public」って呼ばれるのは「公共のひとたちにオープンしていますよ」と言う意味なんだそうです。

ニューヨーク公共図書館

1848年から1918年までの寄付金提供者の名前がずらり。

ニューヨーク公共図書館

私がとても感心し不思議にも思ったのは、一つの建物に注ぎ込まれた「美意識」。お金を持っていても、ものすごくセンスが悪くてとんでもない趣味の豪邸を建てる人たちってたくさんいる。この図書館を建てた際に、どうやってこのスケールの建築デザインのビジョンを築き上げたのだろうって、それがとっても不思議です。その他訪れた美術館でも同じように感心してしまった。

ニューヨーク公共図書館

↑↑↑図書館の天井画。トショカンノテンジョウガだよ。

ニューヨーク公共図書館

ニューヨーク公共図書館には約5200万冊の本が収められているそうです。

ニューヨーク公共図書館

どんな人達がどんな本を読んでいるのだろう、どんなリサーチをしているのだろう、ここの図書館員さんたちはどんなふうに情熱的に本について語るのだろう… と、まじまじと眺めてしまいました。

ニューヨーク公共図書館

イギリスの詩人、ジョン・ミルトン(John Milton)の格言:

「良書とは、これからの人生に処する基本精神を養うために朽ちることなく秘蔵された貴重な血液である」

ここでは写真を撮ってはいけなかったんだけど、「No Photo」のサインに気づく前に一枚撮っちゃった。ごめんなさい。

NYパブリックライブラリー

壁にびっしりとならんだ本を眺めながら、これこそ「富」なんだ、って思わずにはいられませんでした。

 

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