Native flower “Camas” の丘の上で。小事件。

今年はたくさんのカマスの花が咲いている。

丘の上までの道も、一週間のうちにぐぐっと緑が濃く、深くなっていた。新緑の香りも木漏れ日も、5月の初めは「せせらぎ」のようだ。

イヌとヒトが周りにいないことを確認して、小さなリコールの練習。トレーニングと呼ぶほどのものでもないんだけど、練習は「成功」するようにもっていってあげると良いよって聞く。何度も名前を呼んだりコマンドをかけてうまく行かないと、イヌもヒトもどちらにとってもストレスになるし、イヌは上手にできて褒められると嬉しい♪ その嬉しい・愉しいの積み重ねがポジティブな練習の基本。

この春はとにかく「ウサギ」が多い!小動物を見つけるとぶっ飛んでいくので、ホント、要注意。

実はこの日、丘の上には5〜7匹のわんこがいてね、私がチューイの長いリードを短いのに付け替えて帰ろうとしたときに、一匹の大きなパピーちゃんめがけてチューイが猛ダッシュ。ぎょっっっっっとしたものの、大抵、わんこたちは丘の上の広場(?)をぐるぐる走り回るので、そこで捕まえればいいやと思って走っていったら。。。

そのパピーちゃんがーーーーーっっ!広場から小道を抜け、丘の広場の入り口めがけて走って行って。。。他にもわんこが遊んでいたのに、よりによってチューイはそのパピーちゃんの後を追って猛ダッシュ。

血の気が引いた。

パピーちゃん(ヘイゼルちゃん)の飼い主さんは、おそらく70歳前後のおじさんで、私と同じく血の気の引いた表情で「へっへっ、へっ、へいぜーーーっっる!!カムカムっ、ヘイゼーーーッッル!!!」と呼び、膝をガクガクさせて後を追って走り出して。それがまた危なっかしくて、「お、おじいさんっ!ちょっとここであなたがこけたりしたらっ!」と、それも心配になり、とにかく私が先にヘイゼルちゃんとチューイが消え去った後を追った!

すぐ外の道は小さな脇道とはいえ、車も走るし。。。 ほんの数秒のうちに色んなことが頭をめぐり、とにかく大声でチューイとヘイゼルの名前を呼んで走った。脇道に出てすぐに、「へっ???どっちに行ったん???」と、右っ左っ右??とオロオロオロオロしていると。

なんとっ!

左の坂の下の方から。

チューイが。

ちゃーーーーーーーーっっと笑いながら駆け戻ってきた!

泣きそうになった。

チューイっ!!! なんて良い子っ!!!!! Gooooood Boy!!!!

チューイは戻ってきたけど、ヘイゼルの姿はなし。おじいさんはこけそうになりながら小走りで坂を降りていくので、「私、反対の方を探します!」って言ってチューイと一緒に逆の方向に走り、そのまままた丘の上まで戻った。

息を切らして汗だくになって丘の上にもどり、すれ違うひとに「もこもこの大きなパピー見ませんでしたか?」って聞くも、ヘイゼルちゃんらしきイヌを見たひとはなし。もう一周してみようと思って車道に出たときに、坂の下のほうでおじいさんが大きく手を振って笑ってた☆

ヘイゼルは家に帰ってたよっ!

なんて良い子っ!!!!! Gooooood Girl!!!!

いやぁ。。。

ホント。チューイもヘイゼルも、怪我もせずに無事に戻ってきて良かったーーーーっっっっ!!!

この日のチューイは本当に偉かった。ちゃんと丘の上の広場の入口めがけて戻ってきたから。おでこにいっぱいチューしてあげた☆

チューイもかなり興奮して走って疲れたんだと思う。家に帰ってしばらくしてから少し食べたものをもどしていた(苦笑)。いやいや、また私の毛がごそっと抜けたような事件だったけれど、チューイにとってはアドベンチャーだったんだろうな。

1歳になって早々の少事件・冒険でしたっ。教訓:リード交換、今後はもっと気をつけるじょ(私)!