1月の花と、黒オリーブとラム肉のシチュー

この同じ場所で、錦糸卵の様な花びらのまんさくを見上げたの、ほんとついこの間だったと思うのだけれど。もう一年がたったのかぁ。マツユキソウや沈丁花の香りと同じ頃、モノトーンな空の下で黄色い彩りを見せてくれるのが「まんさく」。少しして咲き始めるのが「レンギョウ」。数年前まではしょっちゅう間違えていたふたつ。でも、「ウィッチヘーゼル」という英語の名前を知ってからは、間違わない。まんさくって、わしゃわしゃとした姿が「ヘーゼルさん」っって感じじゃない?

そして。毎年おなじみの(?)、うちの裏庭のミニシクラメン。

あぁ、かわいい。春を待ってる。

先週土曜日、とってもとっても久しぶりに大学のライフドローイングのドロップインに行ってきた。3時間のうち最初の1時間半だけ。スタートは9時半なのだけれど、9時頃に行かなきゃ場所がなくなるのです。眠い目をこすって思い切って行ってみて良かった。モデルさんは細い男の人で、前にも見たことがある。細身の男性は難しいと思う。掴みどころが少ないっていうのかな。よっしゃココから描こう!ココを描きたい!っていう気持ちが高まりにくい。その上、長いことライフドローイングなんてしていなかったので、最初、白い紙にびびってしまった。でもまぁ、行ってトライしてよかった♪ また行こう。

そしてこれまたとっても久しぶりに、黒オリーブとラム肉のシチューを食べたくなった。

たくさん野菜も刻んで炒めて。基本的にはトマトソースを作ってモロッコの黒オリーブを混ぜ入れたシチュー。ラム肉には最初に表面をじゅじゅぅっと焼き色つけておいて、ソースが煮詰まってからお鍋に入れる。相方のおばあちゃんのレシピかなぁ。コレをポレンタと一緒に食べるのが美味しい。

余ったら(余るので)、翌日はスパゲティと一緒に食べるのも好き。少し苦味のあるこの黒いオリーブも大好き。

今日の夕方の海。ガラスのようで、目を閉じてすすすっと歩いていけそうだな。なんて思っていると片足を滑らせてずぼっと水にはまってしまった。歩けなかったな。

昨夜の満月に負けないくらい、今日のお月さんもバター色できれいです。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

色とりどりの秋の葉っぱも落ちてしまって、雨ばかりの寒い日が続く日々です。この時期になると、無性に食べたくなるのが「ラム肉とブラックオリーブのシチュー」。相方のイタリアおばあちゃんのレシピ。素朴な家庭の味なので、体も心もあたたまるのです。

春に子羊の半分の量のお肉をオーガニックブッチャーで買ったんだけど、ちょうどシチューに使える部位がまだ冷凍庫に残っていました♪ うほうほ。

このシチュー、一度作ると二人で食べるには多すぎる量になるので、私たちにしては珍しく、久々にヒトを招待しました。お友達二人です。二日前にいきなり誘ったのにもかかわらず、快く来てくれるって言ってくれたので嬉しかった。

さて、このラム肉とブラックオリーブのシチューですが、基本はシンプルなトマトソースを作り、その中にラム肉とブラックオリーブを入れて煮込む。それだけ〜。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

シチューものって、やっぱり二日目がおいしいので、トマトソースの部分は前日に作っておいた。あれこれ入れずに、野菜は、玉ねぎ+リーク+にんにく+にんじんのみ。ハーブはオレガノ。これに赤ワインを…半カップ強。ことことと煮こんだあと、一晩おきました。

で、翌朝、適当な大きさに切ったラム肉を、大きめなフライパンを強めの火にかけて、茶色く表面を色づける。それをトマトソースの中に放り込む。肉汁も忘れずに。

ことことと2時間ほど煮詰めたところにブラックオリーブを加えます。私たちはいつもイタリアンデリーで「サン・ドライド・ブラックオリーブ」を買ってくる。少しだけ苦味があって、塩気もある。このフレーバーが、トマトソースで煮込んだラム肉ととてもよく合うのです♪ オリーブには塩気があるので、ソースには最後まで塩を加えません。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

さて。このラム肉とブラックオリーブのシチューを作るときにはいつも、「ポレンタ」も一緒に作る☆

ポレンタは、トウモロコシの粉で作る…「おじや」みたいなもの。本来はなが〜〜い時間をかけて、なが〜いスティックでぐるぐると混ぜ続けて作るそうです。時間がかかる割には、結局は「トウモロコシのおじや」でしかないという、なんともめんどくさいものです。私たちにはそんな時間も根気もないので、いつも「インスタントポレンタ」を使う。イタリアンデリーの兄ちゃんに「これって邪道?」って聞いたら、「僕もいっつもそれ使うし、言わなかったら誰もインスタントだってわかんないよ」ってさ。そんなもんみたい。

インスタントは、ほんっとうに「インスタント」。沸騰したお湯に、ポレンタの粉をざざーっといれて、ぐわああ〜っと混ぜて、2〜3分もしないうちに出来上がる。なので、全てを準備しておいて「せぇのっ」と勢い良く粉を入れて仕上げます。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

混ぜて混ぜて、調度良い硬さになったら火から下ろす。私たちは、この直前にバターとたっぷりのパルメザンチーズを混ぜ入れます。コレを20cmの丸いケーキの型にいれておく。ポレンタはどろどろの状態で食べるのが好きっていうヒトもいるけれど、私たちは少し固めに作って型に入れ、食卓に出す直前にオーブンで温め直してチーズを振りかけます。

えーっと、デザートは、この間紹介した「フリースタイルのアップルペアータルト」をリピート。

フリースタイルのアップルペアータルト

今回はりんごと洋なしが交互になるように並べてみた。このタルト、本当に簡単なんだけど、「受け」がとても良い。4人できれいさっぱり平らげたヨ。

シチューを盛り付ける前に、相方がパルメザンチーズと「黒いトリュフ」をスライスしていた。

http://wp.me/pWlo6-26Y

本場の新鮮なトリュフに比べたら、まったくちっぽけなのだけど、気持ちだけ。これをポレンタの上にのっけました。

ラム肉とブラックオリーブのシチュー

こんな感じです☆ 。。。ったく、私たちって盛り付けのセンスゼロ。ま、家庭料理だからね、どさっと盛ってもりもり食べればいいのです。

ひさびさのシチュー、本当においしかった♪ ヒトと一緒に食べると、また一段とおいしいね。

*おまけ*

台所の角に居座って、なにか落ちてこないかと待ち続けていたGus。

Gus

G:ちーず、ください。

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ
今日もどうもありがとう♪ ↑One Click、嬉しいな♪