雨だから。スクワッシュのニョッキとホットアップルサイダー

典型的なビクトリアの冬のお天気。グレーの空と雨。今週末は二日ともそんな風だった。

粉がいじりたくなる。なんなんだろう。パンでもクッキーでもなんでもよくて、台所に立ってただ粉をいじっているとホッとする。ちょっとした「今日も仕込みましたよ」のあの感覚にホッとするのかも。「材料を混ぜて丸めてひと休みする」ときがとても好き。

ちょっと前に買ってすっかり忘れていた「Acorn Squash(どんぐりスクワッシュ)」があったので、それを使って久しぶりにニョッキを作ることにした。

こちらのパンプキンやスクワッシュは、水っぽい。日本のかぼちゃの様にホクホクしていないのが多い。のだけど、使ったAcorn Squashは思ったよりもホクホクでいい感じだった。いつも2つに切って切り口を下にして、お水を少しはったベーキングディッシュで40分ほどオーブンで焼く。

スクワッシュのニョッキ

ほぐしたスクワッシュに粉を1Cほど。おろしたパルメジャーノを半カップ、塩コショウをしてぐわーっと混ぜる。木べらで持ち上げたときにもちょっとするくらいでいい。

粉をたっぷりふりかけたまな板の上に生地を落として、ロープ上に伸ばす。手の平で伸ばすよりも5本の指を大きく開いて、指の付け根から指先の方を使って伸ばすほうがやりやすいな、って思った。

スクワッシュのニョッキ

1〜2cmにぷつぷつと切る。3分の2ほどは冷凍した。たくさんできて嬉しい♪

熱湯でゆでたニョッキを、バター+セージのフライパンの中にざーっと入れて軽く絡めて出来上がり。

スクワッシュのニョッキ

最近、お肉を食べたいと思わなくて(相方も)、ニョッキとサラダだけの簡単な夕食だった。

なんとなくほっこりとする温かい飲み物が飲みたくて。ホットアップルサイダーを入れた。

普通の100%のりんごジュースを使って♪ その中にスライスした生姜とクローブとシナモン、はちみつを少々入れ、沸騰直前まで温めてそのままふつふつと30分ほど煮詰めます。

ホットアップルサイダー

温かいりんごジュースにスパイスが効いて美味しい。体が求めているのか、生姜湯を飲みたかったのでたっぷりの生姜。少しぴりりとして美味しかったよー。

ホットアップルサイダー

今週はお日さま出てくれるかな〜。今学期最後の週、楽しもう〜。

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ほうれん草とリコッタチーズのニョッキ

週末はいつもよりも時間があるし、ちょっと違った「味」を楽しみたいね、というので初レシピに挑戦した☆ 相方が持ち出してきたのは「Marcella Hazan・マルチェラ・ハザン」の古い料理本。

マルチェラ・ハザン

なんと、表紙の裏にはマルチェラさん自信のサイン有り。サンフランシスコでブックオープンがあったときに、相方のお姉さんが並んでサインをもらったんだって〜。北米にフレンチクッキングを広めた母ともいえるのが「ジュリア・チャイルド」。同じくイタリアンクッキングと言えば「マルチェラ・ハザン」、っていうくらい、広く知られている。最近ではイタリアンクッキングで大衆に人気なのは「リディア・バスティアニック」かな。このマルチェラの本には、挿絵がちらほらあるだけで、文字が基本。レシピを読んで、こんなものかな〜って想像しても、実際に出来上がりがどんなものかよくわからないことも多々有り。でも、フレンチクッキングに比べると、素材も手順もずっとストレートでシンプル。Yay!

相方が選んだのは、とてもシンプルな「鶏の胸肉のレモンパセリソースかけ・Petti di pollo alla senese」。鶏の胸肉を薄くフィレにし、温めたバターでササッと炒めて取り出す。その中にレモン汁とパセリをタップリ、バターを少し加えてバターソースを作り、鶏肉に絡めるだけ!

マルチェラのこの本の嬉しいところは、「メニュー・サジェスチョン」があるところ。一つ一つのレシピの終わりに、「この一品の前のファーストコースには◯◯や△△が合いますよ」というような提案レシピがある。何と一緒に食べていいのか、よく分からないことが多いので、こういう風に提案してくれると助かる〜。

で、このレモンパセリチキンに合うよ、と提案されていたのが「ほうれん草とリコタチーズのニョッキ・Gnocchi verdi」。響きからして美味しそうだったので、試してみることにした♪ とっても美味しかったので、レシピを紹介しまーす☆

ほうれん草とリコタチーズのニョッキ

材料:
1C=250CC

  • 玉ねぎ 細かく刻んで大さじ1
  • バター 大さじ2
  • パンチェッタ(又は mortabella, unsmoked ham)細かく刻んで大さじ2
  • ほうれん草 1羽(450g)
  • 塩少々
  • リコタチーズ 3/4 C
  • 小麦粉 2/3 C
  • 卵黄 2個
  • パルメジャーノ 1C
  • ナツメグ 小さじ 1/4

ほうれん草とリコタのニョッキ

この間のミートローフみたいに、材料を入れ忘れたら嫌なので、前もって全部並べてみた〜。よっし。

ほうれん草は、冷凍のものでもOK。私は生のものを洗って、フライパンにいれて蓋をして火を通した。4〜5分。コレをしっかりと水気を絞って細かく刻む。

フライパンでバターを温め、玉葱のみじん切りを加えて色づくまでよく炒める。ここにパンチェッタ(又はハムかモルタベッラ)を加えて炒める。

ほうれん草とリコタのニョッキ

そうして、その中にほうれん草を加えます。水分は十分に切ってあるので、ほうれん草がフライパンの中のバター(油気)を吸い取ります。塩を少々加え、よく混ぜながら、5〜6分炒める。

炒めたものをボールに移し、リコタチーズ+小麦粉を加える。その後卵黄+パルメジャーノ+ナツメグを加える。塩気が足りないと思ったら塩を加える。そしてよくかき混ぜまーす。

ほうれん草とリコタのニョッキ

コレをスプーンですくいとって、小さなボールを作る!マルチェラのTipでは、できれば「1.2cm」ほどの小さいものがベストとのこと。面倒なら2cmまではOK。小さいほうが口当たりがよく、火の通りもいいし、少し冷めても柔らかいんだって。

ほうれん草とリコタのニョッキ

せっせと丸めた。丸めているうちに、だんだん大きくなってしまって…結局、お湯に落とす前に半分にちぎって丸めなおしたりしました。。。

オーブンを190度(375F)に温めておく。

たっぷりのお湯を沸かして、1度に5つくらいほどお湯にいれ、浮かんできてから2〜3分待って引き上げる。→を繰り返す!

これをバターを塗ったベーキングディッシュに並べるよ〜。

ほうれん草とリコタのニョッキ

全部茹で上がって敷き詰めたところに、少し溶かしバターをふりかける(大さじ4.5とありましたが、私は大さじ2強)。パルメジャーノを半カップ(別分量)ふりかける。

オーブンの最上段に入れて約5分。

でっきあっがり〜☆

ほうれん草とリコタのニョッキ

レモンパセリチキンの周りにならべてみた(相方のリクエストより)〜

これがさ、(自分で言うのもなんですが)ほんっとうに美味しかった!冷蔵庫に冷えたプロセーコがあったので一緒に。美味い!

ほうれん草とリコタのニョッキ

レモンパセリチキンは、あっさりと爽やかで、これにほうれん草とリコタのニョッキのモチモチで濃厚な味がぴったり。イタリアの家庭では、このお料理を作るときは、「ひとり何個食べるの?」って聞かれるんだって。普通、大人は「10個」なんだそうです。私たち… 何個食べただろう…相方は30個は食べてたんじゃなかろうか。

もう、食えん!!!ってほど食べたあとで… スフレチーズケーキ食べちゃったよ。

スフレチーズケーキ

先日、イタリアトリノのHodoさんの作られていたチーズケーキがとっても美味しそうだったから〜。Hodoさんは「卵の黄身と白身を簡単に分ける方法」も紹介されていて、早速試してみましたっ。メッチャ楽しかった! うちには底が抜ける(?)ケーキ型がなくって、焼きあがって冷めたところで、手のひらにのせてひっくり返しました。とっても久しぶりだったので美味しかった☆

久々に相方と一緒に楽しく美味しい夕食を作ることができました〜。時間に余裕があると、こういう共同作業(?)も楽しいねー♪

さてまた一週間。がんばろ〜っと。

*Doodle Marathon update:lady with a yellow hat →☆

 

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