Goodies#176: Ferron の一曲

Ferron というカナダ人のフォークシンガーの一曲:Ain’t Life a Brook

一度聴いてから、心に残りました。英語で歌を聴くときは、歌詞はよくわからないことばかりなので、メロディーに惹かれることが多い。でも、Ferronのこの曲を聴いたときは、彼女の語る様な歌い方と声が心にしみました。

Youtube にアップされているものはとても限られていて、私の聴いたものとほんの少しバリエーションが違うのだけど、紹介します。

彼女は1952年生まれ。カナダのバンクーバーの出身。10歳の頃から歌を書き始め、独学でギターを学び、15で家を出て、決して華やかな人生を送ってきたわけではないそうだ。Crosby, Stills, Nash and Young、Joni Mitchell や Eric Burton、Van Morrison や the Grateful Deadの歌をカバーし、芝刈りをして貯めたお金で自分のギターを買い、地元のカフェで歌い続けたそうです。Ferron の初舞台は女性のためのベネフィットコンサートであり、その後も、彼女の歌は「女性の歌」として高い評価を受けてきました。

彼女はレズビアンです。10代のときに自分がゲイであることはわかっていたんだって。でも、長い間、今でいう「カミングアウト」は出来ないでいたそうです。そんなときに、「何も失うことがないときに、本当のことを伝えること恐れていてどうするんだ。全てを失うかもしれないときがやってきたときに、君は一体どうするつもりなんだ?」と、彼女のたった一人のマネージャーのスコット・ゲイルがたずねたそうです。

Ain’t Life a Brook は、素晴らしい関係の中に有り、その素晴らしさを十分にわかっている人に贈りたい歌だと、彼女は言ってます。歌詞はコチラ(英語です)

私は、悲しいことに、幼少時代も10代も、音楽とは無縁だった。(これは、たったひとつ、両親に「こうしてほしかった」と言いたいこと。ま、仕方ないけど。)楽器は何も出来ないし、歌はダメ、音楽に関してはまったく疎い。ハンディキャップを感じたりもする。
なので、こうして、心にしみる一曲に出会うと、とても嬉しくなる。