ローカルのとうもろこしが、ようやくお店に並び始め、お値段もお手頃(←例年よりも数週間遅れている)。
どさっ。
山積みのとうもろこし。Peach & Cream っていう種類のとうもろこしは、とても甘くって、ゆがいてそのまま食べて十分美味しい。
このPeach & Creamのとうもろこしが出始めるころ、いつも作るのが「コーンクリームスープ」。私たちの季節限定お気に入りスープ。なので、たとえ年に一度だけだとしても、ローカルのとうもろこしを見たら作らずにはいられなーい。むふふ。
日本にいたときは、ほら、ちびっ子の大好きな、あのインスタント(クノール?だっけ?)のコーンポタージュスープしか知らなかった。甘くってとろとろしているのね。中学のときは、マグカップにいれて飲んでいたっけ。底に残ったぺっとりとした粉が…たまらなかった♪
ビクトリアで初めて「旬」のとうもろこしを使った「本物の(made from scratch)」コーンクリームスープを口にしたとき、私がそれまで愛していたあの「粉スープ」は、一体なんだったのだろうと疑問に思った。ま、あれはあれで、懐かしの味だからいいか。
お気に入りのレシピは「Splendid Soups by James Peterson」より。
Creamed Puree of Fresh Corn / コーンクリームスープ
材料(6〜8人分):
1カップ=250cc
- 無塩バター 大さじ4
- 玉ねぎ 大1個(みじん切り)
- にんにく 4かけ(みじん切り)
- ハラピニオペッパー 1本(種をとって細かく刻む)
- タイム(フレッシュ)小さじ1(ドライなら小さじ半分)
- とうもろこし6〜8本(ナイフでずずずっと実をこそぎおとす)
- チキンかベジタブルストック 4カップ
- クリーム 1/4 カップ
- シラントロ みじん切り大さじ2(相方苦手でパス)
- ライムジュース 大さじ2
- カイヤンペッパー ひとつまみ
- 塩コショウ 適当
- チェダーチーズ、タバスコ(お好みで)
バターを大鍋にとかして、玉ねぎ、にんにく、ハラピニオペッパー、タイムをゆっくりと炒める。玉ねぎが透き通ってくるまで、約10分。タイムとハラピニオのいい匂いがしてきまーす。
この中にとうもろこしとチキンストックの半分の量を加え、とうもろこしの粒が十分に柔らかくなるまで、少しすきまを開けて蓋をしてことことと煮る。
とうもろこしが柔らかくなったら、ミキサーかフードプロセッサーにかけ、ピューレ状にしまーす。熱いので気をつけましょう。
ピューレ状にしたものを、ネットのざるに通す。木しゃもじでつぶしながら。するとコーンの皮だけが残ります。これは勿体ないなぁと思うかもしれないけど、スープにはいれません(Gusにあげたら、喜んでた)。
ざるでこしたピューレに、残り半分のスープストックを加える。ストックの量はお好みで調節。クリームも加える。これをくつくつとなるまで火にかける。
ライムジュースとカイヤンペッパー、塩コショウで味を整える。シラントロやチーズ、タバスコは、各自で好きなだけのせる。
できた♪
コーンクリームスープに、トルティーヤラップ。残っていた鶏肉とブラックビーンズとアボガド巻き。シンプルな夕食だけど、季節を感じました。このスープは、とうもろこしの甘さと、ハラピニオの「キック」とライムジュースの爽やかさが、とてもうまくバランスを保っている。と思う。
時間とお金があるなら、このコーンクリームスープに「カニの身」をほぐして入れるととっても美味しいよー。今日はコーンだけの倹約スープ。それもまた良し。
あぁ… 明日は忙しいだろうな。キャンパス、ごった返すだろうな… 今夜は気合を入れて(?)早く寝よう。