昨年のシーズン中に相方が釣ってきたサーモンがね、まだ冷凍庫に残っている。そうこう言っているうちに、また次のサーモンシーズンがやってくるので、頑張って消費しなきゃ〜と、サーモンの食べ方のバリエーションを色々と見ています。
で、今日は初めて「サーモンケーキ」を作ってみた〜。なかなか簡単で、子供受けしそうな一品♪ アイデアも作り方も材料も「クラブケーキ」とほぼ同じ。クラブケーキはカニ好きにはたまらないよね〜。私も大大大好きっ。あれはめちゃくちゃ手間がかかる(身をほぐすのに)けど、このサーモンケーキはずっと楽デス。
今回、参考にしたのは「Cook’s Illustrated」にのっていたレシピ。このレシピ本は、相方が二年分の購読をプレゼントしてくれて、雑誌で届いたもの。もう購読期間は終わっちゃったんだけど、今でも時々持ち出してきて、レシピやTipやオススメキッチンツールなどを参考にしてます。レシピばかりまとめたものもハードカバーででてるみたいよ〜:The Cook’s Illustrated Cookbook
見ての通り、白黒で「文字がいっぱい」。写真よりも「挿絵」が多く、読むところが多いのは、ココでとりあげられているレシピは、あれやこれやと実験されているから。その過程も説明してあるよ。このサーモンケーキの実験で面白いのは、いかにして「魚の臭み(Fishy smell)」を減らすかってこと。北米人で魚料理に慣れていないひとは(うちの相方みたいに)、魚の独特のにおいを嫌がる。ここでの実験結果では、フレッシュ(生)のサーモンをパンフライ(フライパンで軽く火を通す)のが一番魚臭くなくって美味しいらしい。ちなみにディープフライしたものも、軽く火を通したサーモンを使ったサーモンケーキも実験済み。臭みが強かったそうな。鮭に含まれている脂肪酸は「不飽和脂肪酸」で、火を通すことで酸化しやすいんだって。この酸化のプロセスで鮭独特の魚臭さが出てくるらしいですわ。ね?オモシロイでしょ?彼らのお料理は半分サイエンスです。
Great Salmon Cakes・サーモンケーキ
材料:
- パン粉 約1C+大さじ3
- パセリ(みじん切り)大さじ2
- マヨネーズ 大さじ2
- レモンジュース 小さじ4
- ネギ(みじん切り)1本分
- シャーロット(みじん切り)1個
- ディジョンマスタード 小さじ1
- 塩 小さじ3/4
- コショウ 少々
- カイヤン(粉末) 少々
- 皮をのぞいたサーモン 約600〜650g
- 植物油 半カップ
作り方では、2〜3cmに大きく切ったサーモンの切り身をフープロにかけ、1cm位の大きさに細かくする、ってありましたが。魚の身をフープロにかけて砕く、っていうことに抵抗があったので、私は包丁で小さく切った。特に時間がかかる作業でも無し。ネギが無かったので庭のチャイブで代用。
大さじ3のパン粉、パセリ、マヨネーズ、レモン汁、ネギ、シャーロット、マスタード、塩コショウ、カイヤンをボールに入れてよく混ぜる。その中に、細かく切ったサーモンの身を入れてよく混ぜる。
1/3 Cの計量カップですくって、お皿かベーキングシートに並べていく。それにパン粉をまぶす。サーモンケーキの厚みは約2cm。
フライパンに油をしき、中火にかける。その中にサーモンケーキを並べ、片面約2分ほど焼く。程良くキツネ色になったら、ひっくり返して2〜3分焼く。
クラブケーキよりも、きゅっとひとかたまりになっているので、ひっくり返しやすいヨ。
これにタルタルソースをかけることもできるけど、私はこれだけで十分味が付いていると思った。バリエーションとして、パセリの代わりにディル、サーモンを500gに減らして100gのスモークサーモンを使う、大さじ一の刻んだケッパーを混ぜる、っていうのも紹介されてたよ♪
美味しかった!お弁当のおかずや小さくしたのをオードブルとしても使えるかもねー。