食いつき良し・犬用サーディーンクッキー

最近はネット情報があふれているので、ペットの健康への飼い主さんたちの意識もぐんぐんと高まっている様に思う。どんな食事を与えるべきか、お洋服からネイルクリップ、歯磨き、ブラッシング、サプリメントやトレーニング、定期検診… すごい。すごすぎる。。。と感心することばかり。

私の子供の頃に飼っていた犬たちのことを思い出すと、申し訳なくなる。ご飯はニンゲンの食べた残りものをカリカリにぶっかけたものとかだった。生きものたちとの関わり方のかたちが変わってきた、というのもあるのだろう。

多くの飼い主さんたちが、色々と調べて色々としてあげるその根底には「元気に長く、猫らしく・犬らしく生きてほしい」っていう願いがあるからなんだろうな。

私も、Gusにしてあげれなかったことや、Gusと暮らしていたときには知らなかったことを、チューイにしてあげたいなって思うもん。

…と。なぜこんな話をし始めたのかというとですね。

「犬用のクッキーやご飯も例外なくどんどん値上がりしている」のを、お店に行くたびに痛感する。それでも「わがわんこが健やかに暮らすためなら…」と、深く迷うこと無く買ってしまう。つい先日も「トレーニング用パンプキンクッキー」みたいなものに手が伸びてしまった。こういうのを見ると「これでトレーニングしたらうまくいくかもよ。食いつき良いかもよ。かぼちゃだからヘルシーだしっ」って思ってしまうんよねぇ。もうひとりの私が「なんでこんなもんが$15もすんねん」とぼやく。結局買わなかった。

で、今日は(リモートだったので)お昼ごはんの時間に、ちゃちゃちゃっとチューイのトレーニングクッキーを作った!(前置きめっちゃ長いな。苦笑)

このレシピは、チューイのパピースクールの卒園式の日に、「これはトレーニングのときにだけあげるクッキーのレシピよ。大抵の犬が大好きで食いつきもいいから、ぜひ作ってあげてね!」って先生からもらったもの。3つほどレシピをもらったけれど、このレシピが一番簡単で作りやすい♪

犬用・サーディーンクッキー

材料(1カップ=250cc)

  • サーディーン(イワシ)の缶(魚もオイル・水も使う)1缶(106g)
  • 卵 1個
  • 米粉 半カップ(米粉とフラックスシード粉を半分ずつ)
  • 粉チーズ 大さじ半(オプション。何のチーズでもいい)

  1. 材料をすべてボールに入れ、フォークで潰してよく混ぜる。
  2. パーチメントペーパーの上に広げ、もう一枚のパーチメントペーパーをかぶせて押さえながら平たくする。5mm~1cmの厚さ。お好みで。
  3. 180度のオーブンで40分。焼き上がったものを小さく切り、オフにしたオーブンに15分ほど入れておく。硬さはお好みで調整。

以上!

おいら、こうして「まて」ができるようになったの、えらいじょ。

私はいつも倍量で作る。そのときに卵を2個にするとべちょっとするかも。1個でも大丈夫だし、2個でべちょっとしても焼いたら大丈夫。大体40分焼いて取り出して硬さをみて、切ったあとに火を止めたオーブンに入れて乾燥させます。

粉もなんでもいいと思う。オーツがあれば粉にしてそれを使ってもいいし、小麦粉でもいいし。私も家にあるもので、今日は玄米粉とフラックスシードの粉を半分ずつ使った。

これね、わたしが食べても結構おいしい。サーディーン好きなら、香ばしくって少しチーズも効いていて「イケる」。

トレーニングにむいている理由は、お魚の匂いが結構する、っていうのと、カリカリのキブルや硬いトレーニングクッキーと違って「セミソフト」な焼き上がりなので、犬もトレーニング中に食べやすいから。硬いクッキーを使うと、チューイのように落ち着きのない食いしん坊くんは、トリーツのご褒美を一気に飲み込もうとして喉の奥につっかえることがある。時々、こほっこほっと咳き込んでクッキーが口からぴょーんと飛び出てくることもある。それが私の顔にあたったことも何度もある(笑)

防腐剤も入っていないセミソフトクッキーなので、保存は冷蔵庫で。一瓶は冷蔵庫、残りは冷凍庫。

今日はコレをポケットに忍ばせて夕方散歩に行った。時折、思いだしたように「はっ☆」と私の方を振り向いてサササッっとそばにやってきた。私が名前を呼んだりリードを引っ張ったりせずに、自発的な「はっ☆母ちゃんはどこだ?」が増えてくれるといいなぁ。今はまだ「はっ☆クッキーはどこだ?」の段階かな。

ぼちぼちと。

良い週末を☆

犬用グルテンフリークッキーと旨味爆弾・Umami Bomb!

お腹の調子が良かったり崩れたりを定期的にくりかえしているGus。一週間のうち、一日はお腹が「きゅーきゅーごろごろ」なって、そういう朝は食べない。また「ホームメイド犬飯」と少しのキブル(ドッグフード)に戻り、少し調子が安定してきた。我が家の犬飯は、基本、オーツかご飯+タンパク質源(鶏肉)+野菜(キャベツやにんじんやヤム)。ここにフラックスシードを入れたり卵を加えたりするけど、シンプルな方が良い感じなので、あまり色々といれないことにした。

まだ寒いけど、春のしるしも♪

犬の中には「グルテン(小麦粉)」に激しく反応する子もいるらしく、ドッグフードやおやつでもグルテンフリーのものもよく見かける。あと、限られた少ない材料だけのドッグフードなどもある(サツマイモと鶏肉だけ、とか)。で、犬飯を作るついでに家にあるもので、小麦粉を使わずにGus用のわんこクッキーを焼いてみた。これがなかなか美味しくて! 使ってる材料知ってるから、人間が食べてもどうってことない。

  • 熟れたバナナ 1本
  • オーツ 1カップ半
  • ピーナッツバター 半カップ
  • サツマイモ(茹でて残っていたもの)大きいの半分

ピーナッツバターは冷蔵庫から出して硬かったので、レンジで少し温めて柔らかくしてから使った。これらを全部潰して混ぜ、クッキーシートに広げて伸ばし、華氏350度(180度くらい)で25分。オーブンを止めて、小さく切り、まだ暖かいオーブンに戻してそのまま30分ほど。かりかりになるよー。

やさしい味わいで、おいしい。Gusと一緒にわたしも食べてます。あはは。

おいしい、というと。もう一つ。最近見つけたなかなか使える調味料。

その名も。

Umami Bombうま味爆弾

この島のシドニーという小さな町にある「Vumami Foods」の製品♪

うま味、というと日本人には馴染み深い「味」のひとつ。塩辛い、甘い、酸っぱい、苦い(辛いは?)。。。そしてうま味! こちらのひともうま味はUmamiといい、最近ではそれが何を意味するのかを知っているひとも多い。日本人はうま味を含んだものを日常的に食べているので珍しくもないけれど、海外ではなかなか新鮮な発見なのかも。私たちにとっては、お出し、お味噌や麹、お醤油、は日常のもの。でもチーズやベーコンにも含まれてるらしいねぇ。うま味については、この「umamiのくにから」っていうサイトの説明がわかりやすくてデザインなんかも好きです。

で、この三大うま味成分のなかの「しいたけ」をベースにして作られたのが、この「Umami Bomb」というわけ。唐辛子もはいっているので、少しぴりっとしている。私が選んだのは「ガーリック」入りのもの。

Umami Bombの嬉しいところは、ヴィーガンフレンドリーなこと。同僚のHちゃんはヴィーガンで、チーズもかつおだしも使えない。Umamiを加えるのにいつも工夫しなきゃならない、って言っていた。なので、このUmami Bombのことを教えてあげたよー。900円ほどするので安くはない調味料だけど、ひとつあると長持ちするだろうし自分でしいたけベースのペーストを作ることを思うと悪くないお買い物かな。

これ、いいわ。

買ってきた翌日、残っていたパスタに少し絡めて食べたら、いける! うん、ちょっとフラットでつまんないな、っていうものに少しつけるだけで味に奥行きがでるー。こっちでは、例えば、肉をオーブンで焼いただけ、とか、魚をフライパンで焼いて塩コショウだけ、とかっていうのがよくある。素材が良ければそれはそれでいいんだけど、相方はそれでは足りなくてたらたらと醤油をかけたりする。そんなことするなら、このうま味ペーストを少し絡めて調理すれば美味しさもアップするんじゃないかなーと思う。実は今夜は餃子だったんだけど、そのタレ(うちはいつもポン酢)にこのUmami Bombを少し混ぜてみると美味しかった!

私の両親は薄味で(滋賀出身、大阪育ち)、ずっとそんな味付けで育ってきたので、私も薄味付け。なんだけど、うま味は大歓迎です。

なんだかまた寒い日がもどってきたけれど、確実に日は長くなってきているのでうれしい。もうすぐ3月だもんね〜。みなさん、風邪をひいたりしないように!