時と海をこえて

時と海をこえて流れ着いたもの。

津波の漂流物 BC州海岸

昨日のニュースで、ハイダ・グワイ島(前クイーンシャーロットアイランド)の海岸に、ハーリー・デイビッドソン(日本では「ハーレー」って呼ばれているのかな。あのかっこいいバイク)が漂流したと聞いた。ハイダ・グワイ島は、ビクトリアのあるバンクーバー島の北に浮かぶ大小150の島々からなる群島。ハイダ・グワイには州立公園や先住民の人たちの保護地区があり、人の手の付けられてない自然に囲まれている。いつか行ってみたい島です。

ハイダ・グワイ島に流れ着いたもの

あの東北大震災から約1年2ヶ月が過ぎ、ブリティッシュコロンビア州の西海岸には、津波がのみこんだ多くの人々の生活の破片が、ひとつふたつとたどり着いている。数カ月前には、このハイダ・グワイ島(アラスカの西海岸でした)に名前の書かれたサッカーボールが流れ着いたそうです(←持ち主の男の子も見つかったそうです)。

ハーリー・デイビッドソンは、白いコンテナーの中に入っていたんだって。

ハイダ・グワイ島に流れ着いたもの

コンテナーもバイクもすっかり錆び付いて、フジツボが表面に張り付いている。

ハイダ・グワイ島に流れ着いたもの

ナンバープレートから、このバイクが「宮城県」に登録されていることもわかる。

ハイダ・グワイ島に流れ着いたもの

バンクーバーの日本領事館によると、今のところ、バイクの持ち主のことはまだわからないそうです。その方が生きておられるかどうかがわからないんだそうです。

こうして、流れ着いた生活のかけらを目にすると、まだ広い海をただよっているモノたちやたましいのことを想像しました。

ハイダ・グワイ島に流れ着いたもの

このハーリー・デイビッドソンは、持ち主が見つかり次第、連絡が行くそうですが、コンテナーに一緒に入っていたゴルフクラブは、このコンテナーを見つけたひとに預けられたそうです。この人は、発見したときには「Eerie(不気味な)」感じがしたとコメントしていた。だろうな。海岸を歩いていて、白い大きなコンテナーが打ち上げられていて、扉を開けたらハーレーが横たわっていたんだもん。バイクはものを言わないけれど、海を越えて時を超えて運んできたメッセージを感じずにはいられない。

*写真はCBC newsより

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