美味しくできたプラムのお酒

覚えているかな〜。去年の夏、知り合いが分けてくれたイマイチ熟していないプラムを使って、初めての「果実酒」に挑戦したの。7月終わりのことでした(→過去記事より)。そのまま食べるには酸っぱそうで、小ぶりだったプラム。梅酒みたいになるかな〜、と半信半疑で漬けてみたのでした。過去記事みると、すごく「夏」。忘れていたというわけではないけれど、「そっか、あんなにも明るい季節があるんだなぁ。」と驚いてしまった(笑)。

ほぼ半年たったので、飲んでみたよっ!

それも、この間の雪の降った日に試飲!

普通、梅酒とかって初夏に仕込んで秋に飲むのかな。初雪の降った日、相方を病院に送っていって帰ってきて、「そうだ、飲もう!」と。なんだかそういう気分だったのです。

蓋を開けて匂いをかぐと、梅酒の香りとそっくり!

氷とソーダ水で割って。

「かんぱーい!」

これがさっ、とても懐かしい味でね、美味しかった〜♡ 甘いお酒はあまり好きじゃないけれど、昔から梅酒は大好きなので感動したー。「熟してないプラム」をくれた友達にお礼を言わなきゃっ。今度、味見してもらわなきゃ〜。で、また今年も「熟れてないプラム」がたくさん採れたら「ちょうだい。」って頼んでおこう。

海外に住んでいると、お店で簡単に手に入らないものがある。そんな生活にも慣れたし、無けりゃ無いでなんとかなる。食に関しては、自分で作れるものなら「なんちゃって」で作ってみてそれなりに満足できるもの。

こうやって「実験感覚」で作ってみたものが懐かしの味に近いものになったりすると、一口目を口に含んだときに「ふわぁ〜」っとあの頃の自分をとりまいていたものが目に浮かぶ。一瞬トリップした感じになる。小さな台所で、母の作る梅酒はいつも赤い蓋の入れ物にはいっていて、蒸し暑くて、ちょっと不安でぎこちない自分で。色々と蘇る。初トライのプラム酒を、静かな雪の昼下がりに味見しながら、妙に満たされた。

一杯しか飲まなかったけど、この「懐かしさ」に酔っ払っちゃって(?)、いい気分でGusを無理矢理、雪道散歩に連れて行ったのでした〜。

明日金曜日、同僚二人にも味見してもらうよー。仕事中にお酒飲むのってNo No? そんなルールあるのかなぁ。ま、あくまで「味見」だから。ちょっとだけ。いつもチームワークで頑張ってるから、一緒に乾杯しよう、ということで♪

あと一日!晴れないかな〜。