Goodies#275: 父のトラック

今週は帰国ネタばかりでスミマセン。

でも、こうして端折ってまとめてみると、遠くにいても家族っていいなってあらためて思う。

どうしても紹介したいもののひとつが、コレ(↓)

手作りトラック

父が孫の一咲の誕生日のプレゼントに作った「トラック」。

娘の私が言うのもなんですが、とてもよく出来ていて、父の愛情がたっぷりつまっているのがよーくわかるのです。長さが30〜35cm。幅が15cm程。運転席のアクセルのあたりにスイッチがあって、赤い豆電球が光るようになっている。後ろの荷台には「丸太棒(小枝にニスをぬって、材木のようにみせかけてある)」が積んである。

父の話では、このトラックを作ろうって決めてから、何度もスケッチブックを持って道の脇に立ち、走り去るトラックの全体図や、信号待ちで止まっているトラックのディティールの観察をしたんだそう。ゆうても、3歳の男の子が遊ぶものなんだから、サイドミラーがすぐに折れてしまっても大丈夫なように、取り換え用の部品まで買い置きしている。

それから、トラックのナンバープレートは「H 020 い – 324」。これは、一咲の誕生日、「平成20年、いさき – 3月24日」という意味。「ぐっどあいであやろー!」と、顔をしわくちゃにして誇らしげに笑う父には笑ってしまった。このトラック、小さなガレージの奥の「工房コーナー」(畳半分位のスペース)に電ノコを置いて、木材を切って作ったんだって。そんなの聞くと、父のために、もっと大きな工房を作ってあげることができたらな、って思う。

手作りトラック

お店で売っているどんなモノよりも、かっこいいトラックだ、と思った。

… 実はさ、私も小さいとき、車好きだったんだけどな。こういうの、作ってくれていたら、今でも大切に持ってたよ、父ちゃん。…むにゃむにゃ。

ずぅっと待ち望んでいた男の子だからね。一咲は父にとっては特別なのです。