コールスローを作ったのは、プルドポーク(Pulled Pork)サンドイッチが食べたかったからっ! 美味しいよー!
プルドポークというのは、アメリカ南部の典型的な料理の一つ。豚の肩や尻の部位にスパイスをし、ゆっくりとほろほろになるまで料理したもの。それをサンドイッチにして食べるのー。北米料理の中でも、アメリカ南部のお料理は「Big Taste」。バシッとパンチがある。南部には行ったことがないし、本場のものを食べたわけではないので「通」ではないのだけれど、「南部料理」と言われるものはこの辺りのレストランの料理をノックアウトする強烈さがあると思う。そして時々、無性に食べたくなる。
プルドポークは、スロークッカーがあると簡単にできるらしい。前夜、または朝のうちに材料を全てスロークッカーに入れておけば、仕事から帰ったら出来上がっている。うちにはスロークッカーがないので、オーブンで。となると、時間のある週末じゃないと作れない。ずぅっと試してみたくて、ようやく実現したのだー。
家庭料理でもあり、その家庭や南部の地域によってスパイスの仕方やBBQソースの味付けも様々なんだって。たくさんある中で私が参考にしたのはこのレシピ→☆Taste of South より
プロセスの写真も紹介されてるよ。
プルドポーク from Taste of Southern
まずは肉に下味を付ける。豚の肩肉を1kg強。Liquid Smokeというのは、スモーキーなフレーバーを加える液。これにも幾つかの選択肢があって、私は無難にヒッコリーのスモーク。本場では、豚をまるごとゆっくりと燻しながらBBQにすることもあるんだって。燻すときにどんなウッドチップを利用するかで、スモーキーなフレーバーが変わってくるというわけ。
Liquid Smoke 大さじ2と、ウスターソース大さじ1を豚肉にしみこませ、そのあと大さじ2程度のマスタードを全体にぬりたくる。そしてドライラブ(乾燥香辛料)へ~。
ドライラブの材料:
全てを良く混ぜ合わせる。残ったら小瓶に入れて保存。
- コーシャーソルト(塩) 大さじ2
- レモンリンド 大さじ2(オリジナルでは Lemon season pepper)
- パプリカ 大さじ2
- ガーリックパウダー 大さじ1
- カイヤンペッパー 大さじ1
このドライラブ香辛料をお肉に振りかけて、手でしっかりとなじませる。このレシピも家庭によって様々みたい。慣れてきたら自分好みに変えてみるのもいいね。
コレをラップで包み、最低1時間または一晩冷蔵庫で寝かせる。
私は一晩待てなくて2時間ねかせただけ。お肉の塊を、キャストアイロンのダッチオーブンに入れて蓋をする。摂氏112度のオーブンに入れてタイマーを4時間にセット。これだけー。
内部が87度(摂氏)になればオッケー。
じゃんっ☆ (写真がギラギラで…)
表面は少し乾燥しているように見えるけれど、大丈夫みたいです。
フォーク2つでほぐしてみる…
ほぐれるっ! ほろほろだ~。やわらか~い!!
プルドポークは外側にしっかりとスパイスが効いているので、これでも十分に美味しい。でも、ここにオリジナルのBBQソースを絡めるのが一般的なんだって。この参考にしたレシピでは、リンゴ酢の効いた甘酸っぱ辛いソースをココに絡めている。レシピの半量を作って少しかけてみた。ワタシ的にはこのソースの酸味とスパイスと肉の旨味が絶妙な味の広がりを作っている!と感動した。でも、思っていたよりも酸味の強いソースで、相方からブーイングがでそうだったので全体にかけるのはひかえておいた。結局、私もそのソースなしでサンドイッチにしたヨ。
だっだっだっだっだーーーん☆
コレが食べたかったのだ。しっかりとしたプルドポークと甘酸っぱいコールスロー。これって、カレーライスのカレールーと福神漬けの関係と同じなんだー。
家で作って食べてみたいなーって思っていたものにようやくありついて、気持ちも満たされました。時間さえアレばそれほど手間もかからないこともわかったので、また食べたくなったら作ってみよう。タコスと一緒に食べるときには、好きな人はシラントロも添えてね。翌日、残ったプルドポークをコーンタコスに巻いて食べたよ。これも美味しかった☆
がっつり南部の味!
*お知らせ:写真の上でクリックすると写真が大きくなります。写真の外側でもう一度クリックすると閉じます。試してみてね☆