寒くなると温かいスープが食べたくなる。スープと一緒に何を食べるの、と聞かれて「スープだけでいい」って答えた。
昼ごはんのような夕食でした。
昔、この時期になると、相方がよくポテトリークスープを作ってくれた。そのせいか、ポテトリークスープには、あの当時の冬の思い出もちょっとだけつまっている。で、今年初めてのポテトリークスープをリクエストした。
このポテトとリークのスープ、出どころが「フランス」だって言う人もいるし、100%アメリカンだとも言いはる人もいるんだって。別名、Vichyssoise =ヴィシソワーズ。ジャパニーズ風に言うと「ポロネギとおじゃがのポタージュスープ」。フランスであれアメリカであれ、とても庶民的な家庭の味。ほっとします。
名前のとおり、じゃがいもとリークだけのなんとも経済的なスープです。しかも、かんたーん♪ レシピは「Joy of Cooking (original)」より。
ポイントは二つ:
- じゃがいもはワックス系のもの。男爵いもではなくって、日本だったらメークインみたいなのがいい。私たちはいつも Yukon Gold っていう少し甘みのあるものをつかう。
- リークはもったいないって思っても、白い部分だけを使う。黄緑、緑の部分は混ぜて使わないこと。
ポテトとリークのスープ
材料
- リーク 3本
- 玉ねぎ 1個
- バター 大さじ2
- じゃがいも(中) 4個
- チキンストック 1リットル
- クリーム 1〜2カップ
- 塩こしょう
リークの白い部分だけを切り落とし、ザクザクと大雑把に切って水でよく洗う。レイヤーの間に土が入っていたりするので、しっかりと洗いましょう。じゃがいもは皮を向いて2cmほどの角切り。
今回は、リークの風味をしっかりと味わいたかったので、玉ねぎを半分+リークを4本、じゃがいもは3つだけにした。
みじん切りにした玉ねぎとリークを、バターでゆっくりと炒める。その中にじゃがいもを入れる。私たちはいつもサイコロ型に切りますが、レシピでは薄くスライス、を勧めています。で、チキンストックをいれてふつふつさせる。
リークをもう少し小さく切ったほうがよかったんでないのー? と相方に聞いてみたけど、「これでいいんだ」だってさ。
蓋をして、リークとじゃがいもが柔らかくなるまで煮る。約15分。
この後、目の細かいストレイナー(ざる?)に通して、野菜をつぶす。または、ミキサーにかけてピューレ状にする。お好きな方で。私たちはいつも「ミキサー」で10秒ほど。ここで、あまり長いことミキサーにかけると、じゃがいもがねちねちとしてくるので注意。10秒で十分です。
最後にクリームを加え、塩コショウで味を整える(クリームが家になかったのでパス)。シンプルなスープなので、にんにくを加えたり、タイムなんかのハーブや白ワインを加えても Good ♪です。
なんとも、素朴な夕食。
ほっ。とする家庭の味。チーズとパンと、ポテトリークスープ(野菜はどこだ、って聞かないで)。ハイジになった気分。
さてさて、また一週間。A. A. O.!