読書の秋かな。ミステリーと和書と

何度かここでもつぶやいたことがありますが。私は洋書を原文で読むのがとても遅い。ちんたらちんたらと、一冊をいつまでも読んでいる。そして感想を書くのがとっても苦手なので書きません(苦笑)。

いつもKindleで布団に入ってから読むのは英語。日本語だといつまでも読み続けて目が冴えてしまうことがあるから。それが英語だと、ある程度読むと必ず眠くなる。ま、それもあって、なかなか進まないんよねぇ。

ところがここ数ヶ月、Kindleでずっと読んでいたのは主にミステリーで、リズムよく数冊読んだ。「ページターナー」ってよく言われる話の展開が早くどんどん読み勧めたくなるタイプのもので、ミステリーやスリリングなディテクティブ系のもの。そう、細かな場面や情緒の描写は省かれ、事がどんどん進んでいく。軽くてさくさく、ちょっとドキドキはらはらあり。

ちょっと前に読んだのは、2年ほど前にベストセラーミステリーにピックアップされていたらしい「サイコセラピスト」。

原題は「The Silent Patient」とあるように、沈黙の患者にミステリーの鍵が隠されていて面白かった。

その後「Danielle Girard」さんの「Dr. Schwartzmanシリーズ(全4巻)」を続けて3巻読んでしまった。ジラードさんのミステリーはまだ一つも訳されていないみたい。このシリーズのメインキャラクターのDr. Schwartzmanは女性検死官。男性が力づくで(?)事件を解決していくのとは違って、病理的に謎を解く鍵を見つけ出すところがかっこよかったりする。

一冊の終わりがそこで完結せず、「ええぇ〜っ、この後どうなるのよ〜っ?!」って「クリフハンガー」になっている。上手いなぁ〜。で、ついつい次の巻に。。。と手が伸びる。次の一冊が最終巻になっている。ドキドキだ。

どんなジャンルの本であれ、一日の終わりの楽しみにできる一冊があるというのは幸せ。

で、久しぶりに日本語がとても恋しくなり、大学の図書館の日本語文学が並んでいる本棚を見に行った。コロナで図書館も閉まっていたし、ひょっとしてその間に新しい本が加わったかも〜って思って。

あったよ〜☆

まだ読んでいない本三冊、借りてきたー☆

大学の図書館で借りると、誰かがリコールしない限りは「1アカデミックイヤー」借りていられる。つまりこのタームと次のターム。来年4月の終わりまでよ♪

母国語での読書は娯楽。美味しいデザートが待っているような気分。

あ。デザートというと、昨日、ルガラーの生地が冷凍庫にあったので久しぶりに焼いた。(→レシピ☆

相方の伊語の集いのお茶菓子に。

一口サイズで形もかわいらしいので、みんな美味しいと言ってくれるおやつ。生地にバターとクリームチーズが練り込まれているもんね〜。

週末は大雨予報。二日間で約1ヶ月分の雨が降るそうな。。。家にこもる週末になりそうです。

イスラエルのお菓子・ルゲラー(Rugelach)

陽がさして、ようやく歩道の雪もとけて歩きやすくなり、Family Dayの祝日連休は家族で散歩をしているひとたちとたくさんすれ違った。

↑↑はうちの裏庭(昨日)。お日さまが高くまで上がらない冬場は、裏庭の半分ほどが日中でも家の影になってしまう。庭の奥半分は溶けて緑なのに、手前はこの通り。今日はあまり気温が上がらなかったので、まだ残ってるよー。

お腹をすかせている小鳥たちやハチドリたちに。バードフィーダーをきれいに洗って餌・砂糖水をいれた。すると、わかるんだねぇ。30分もしないうちに鳥たちがやってきたヨ。

さてさて。先週末に作ったお菓子なんだけど、雪が降ったせいでメモ書きが今になってしまった。「Rugelach・ルゲラック ルガラー」というイスラエルのお菓子。読み方がよくわからなくって訂正しましたっ。
相方が見つけたレシピ(作ってよ、と送信してくる)。イスラエルのお菓子なんて馴染みもないし、あの人達のダイエットはコーシャーだからややこしいんとちゃうのん。。。と思って見てみると。これがまぁ、拍子抜けするほど簡単!見栄えもかわいらしいし、ちょっと持っていくのに良さそうなお菓子。なので紹介しまーす。

アプリコットとクランベリーのルゲラー

材料(48個分):
1C=250cc

生地:

  • バター 200g(常温)
  • クリームチーズ 250g(常温)
  • 小麦粉 2C
  • 塩 小さじ1/4

フィリング:

  • アプリコットジャム 2/3 C
  • 砂糖(ブラウンシュガー使用) 半カップ
  • シナモン 大さじ1
  • くるみ(細かく砕いたの。アーモンドで代用)1C
  • ドライクランベリー 半カップ
  • 溶き卵 1個分(ツヤだし用)
  1. ハンドミキサーかスタンドミキサーでバターとクリームチーズをよく混ぜる(クリーミーになるまで)。その中に小麦粉と塩を全部いれ、だいたい1つにまとまれば良い。
  2. 生地を4等分してラップに包み、最低4時間は冷蔵庫で冷やす。
  3. オーブンは190度(350度華氏)。
  4. 砂糖とシナモンをあらかじめ混ぜ合わせておく
  5. 4等分した生地の一つを直径22cm〜25cmの大きさに伸ばす。
  6. ジャム、砂糖+シナモン、くるみ、クランベリー、各4分の1の分量を広げてレイヤーにする(←この順番で)
  7. ピザカッターで(なければナイフで)8等分にする(私は12頭分にしてしまった…)
  8. 外側から中心部(とんがった方)に向けてくるくると巻く。ロールパンみたいに。
  9. パーチメントペーパーを敷いたクッキーシートに並べ、卵で艶出しをぬって(ここに砂糖をかけてもよし)、20分〜25分、焼き色がつくまで焼く。

できたー☆ これで半分の量(生地のボール2つ分)。

可愛らしいでしょ? クッキーよりもしっとり。ミニミニクロワッサンみたいだけどパンではない。美味しい。

まぁ、生地にバターとクリームチーズが練り込んであるんだから美味しくないわけがないんだけど。クリームチーズの酸味とアプリコットジャムが良い具合にブレンドされてよろしい。くるみ嫌いの相方のために、アーモンドで代用したけれど、彼いわく「ナッツなしでもいいと思う」だった。小さくて食べやすくて、くるくるしたかたちがかわいらしい。アプリコットジャムの代わりにチョコレートバージョンもあるみたいだけど、絶対にジャムのほうが美味しいと思う。試しにブラックベリージャムバージョンも作ってみたけど、これもなかなかGoodでした〜。

冷凍する場合:生地をそのまま冷凍する場合は、使う日の前日に冷蔵庫に入れて解凍させる。くるくる巻いてかたちにしたものを冷凍する場合は、ベーキングシートの上で冷凍したあとにジップロックなどに入れて保存。焼くときは冷凍庫からだして直接オーブンに入れて焼けばいい。焼き時間を少し伸ばす。

頑張って生地を作って冷凍しておくと、「おやつがいる!」っていうときに活躍してくれそうなお菓子だな、と思う♪

はい、Gusは雪食べとき〜。

元気な一週間を!