ポッドキャスト:First Person

映像で得る情報よりも、耳で直接聞く話のほうがずっと深く心に響くことがある。映像よりも本で読んだ物語のほうが心に長く深く残っていることがある、というのと同じだろう。

自転車通勤のときに毎朝ポッドキャストを聞くのだけれど、先週はじめに聞いたストーリーにはうるうるときてしまった。

First Person というポッドキャストです。Spotifyならここにあるよ→☆  First Person はNew York Times Opinionのポッドキャストの一つで、ホストはジャーナリストのLulu Garcia-Navarro。好きなジャーナリストです。

このポッドキャストのサブタイトル(?テーマ)には、「あらゆる意見というものは一つの物語から始まる。」と書いてある。

一つのトピックに関して1対1の対談を収録し、毎週木曜日に更新される。3月30日の「The Shameful Secret at the Heart of My War Reporting」は、とても “powerful” なものだった。イラク戦争から20年たった今、当時、現地リポーターとしてイラクに滞在していたLulu自身と、現地通訳者のAli Hamdaniの対談。ジャーナリストと通訳者としてだけではなく、家族ともいえるような親友であるふたりが、この20年間触れることのできなかった当時の心情や、聞いてみたかった・聞くべきだったけれど聞けなかったことなどを、このエピソードの中で語っていた。

Aliさんは敵対国(アメリカ)の通訳者であったために、自分の車を眼の前で爆破され、それを機にアメリカに移住する決断をした。以来、一度も母国イラクに戻ったことはないし戻ることもないって。母国イラクを侵略し破壊し、米国の攻撃のために友人が死に、その米国に今自分と家族が暮らし、新しい希望をもって生きていけるということは、なんという皮肉なことだろうって言っていた。

それにしても。このポッドキャストのLuluさん、白人女性で20年前のバグダットでジャーナリストとして活動していたなんて。

彼女のポッドキャストの対談では色々なトピックをカバーするのだけれど、どのエピソードでも、彼女の質問は飾らず、まったくストレートなもので、それに返される答えをじっくりと受け、でも彼女自身の意見をなすりつけることはなく、聞いている人たちに感じる・考える余白を残してくれている。プロのジャーナリストだ。

日本語で聞くポッドキャストはあまりなく、聞くものは「本についての対談」だけかな。何かおすすめのものはありますか?

お話を聞くのは楽しい。今は本当にたっっくさんのポッドキャストがあり、クオリティーもとても高く、選ぶのが難しい。無料でこんなにもハイクオリティのポッドキャストにアクセスできるなんて、すごい時代だなぁと思う。聞きやすい英語のものに出会えたら、とても良い英語のリスニング題材にもなると思う。私が高校生の頃には、こういう対談が収録されているカセットテープを買ったりしていたもんなぁ。

チューイも大きくなったなぁ。来月、1歳だじょ。

良い週末を☆

通勤途中の音楽やポッドキャスト

Happy Friday☆

campus garden

雨が続く一週間。でもビクトリアはバンクーバーに比べると、夜のうちに雨が降って、朝には小雨になってるとかやんでいることが多い。今日も「雨予報」が出ていたけれど、自転車通勤できたしっ。唯一の有酸素運動なので頑張らなきゃ。

すっかり秋色。雨にぬれた木々がきれいな季節です。

ボケてるけど。赤い実をみると、食べれるかなーと思う。

リモートから出勤に切り替わり自転車通勤をするようになり、また音楽やポッドキャストを毎朝聞くようになった。

みなさんは秋にはどんな音楽を聞きますか?好きなポッドキャストはありますか?

長い間聞いていなかった大橋トリオさんの秋冬っぽい曲を引っ張り出してきて聞いてみた。2年ほど前に同じ曲を聞いていたときの、自分を取り巻いていた感情風景(?っていうのかなぁ)がふわりとよみがえってきた。ここ数年の新しいアルバムにはいっている大橋トリオさんの曲を聞いていなかったので、Youtubeなどで聞いて今の季節に気持ちのいいものを拾い集めている。

つぐみ、っていう名前かわいい。

この曲の入っているThunderbirdっていうアルバムの中には好きなのが3つほどあった。

ポッドキャストで最近気に入っているのは「99% INVISIBLE」。名前のとおり、日常、私たちのほとんどが気にかけないようなこと、当たり前過ぎて質問する意味がわらからないようなこと、「へぇっ、そうだったの?!」っていうようなことなどをひとつとりあげて30分ほどのエピソードになっている。ついこの間は「恥ずかしい話」がテーマだった。誰でもひとつやふたつ、今思い出しても穴をほって隠れたくなるような恥ずかしい話はあるはずだ、。。。とポッドキャストのリスナーから集めた恥ずかしい話を紹介していたものだった。究極の恥ずかしい話で選ばれたものは、本当に恥ずかしくて笑えた。他人事だから笑えるけれど、自分の身に起きていたらたまらんだろうなというような。

そんなエピソードを聞いてすぐのこと。私はいつも朝出勤すると、自転車通勤用の服から仕事用の服にオフィスでちゃちゃっと着替える。汗をかいたりするし、水や泥はねがるし。

その朝もいつものように通勤用のズボンをぬいで、仕事用のチノパンにはきかえた。すると、なぜかふくらはぎのあたりがもそもそする。洗ったばかりのチノパンだからシワになってるのかなーとひっぱってみたけど、もそもそして気持ち悪い。もそもそするあたりを手で平らに整えようと、足首の方から無理やり手を入れてみた。

布が折れているんじゃなくて、なにか挟まってる感じ

なに?

きゅっとつまんで思い切りひっぱってみた。

???

ぱ。

ぱ。

パンツ。。。

パンツがーーーーーーーーーっっ!!!

こんなところからパパパパンツっ!

誰が見ていたわけでもなし。汚いパンツだったわけでもないけれど。

足首から手品のようにひっぱりだしたものが「パンツ」だったということに赤面してしまった(笑)

恥ずかしい話、ありますか?

ゴンタとふくちゃんのデイケアになってる実家より。

手前がふくちゃん、真ん中ゴンタ。モモ園長。

1週間ほど前のものですが。

子犬が二匹一緒にいるのってかわいいねー。

良い週末を♪

スーパーパワー

毎日「煙空」が続いている。そのせいか、なんとなく眠いしだるい。自転車に乗って帰宅すると、ずいぶん目がしみたし喉がいがいがした。昨日のリポートでは、現在ブリティッシュ・コロンビア州で565の山火事が起きていると言っていた。BC州の山火事の煙は国境を超えたシアトルの街も包み込み、今日の空気の質は中国やインドの大都市よりも悪いそうな。怖い。ある地域の木々は、お店で売られている材木よりもずっと乾燥しているんだって。消防員やボランティアの人たちは、現場近くで休みなく作業されている。大勢の人たちが避難を強いられている。ざざぁっと雨が降って火事の数が少しでも減るといいのに。

青空が恋しい。

月曜の朝の通勤途中では、「This American Life」を聞く。結構楽しみにしているポッドキャスト。先週日曜のテーマは「Superpowers」だった。一話目は、バーやパブでの会話の種に「空を飛ぶ(Flying)か透明人間になる(Invisible)か、どちらのスーパーパワーを選ぶ?」と聞いてみたら… というものだった。男性は「Flying」を選んだ人が多く、女性は「Become Invisible」が多かったそうよ。でもどちらにも共通していたのは、スーパーパワーを持っていてもそれを「誰かのために」使おうとはまずは思わないということ。コミックに出てくるスーパーパワーを持つ主人公は、大抵「ヒーロー」で、悪の手から愛する人を守ったり町や国を守ったりするけれど、一般人の私たちがそんなパワーを持っていても、まず思うのは「そのパワーを使って(自分のために)何をしよう??」なんだって。ある人は、「パワーを一つだけ持っていても、大した人助けなんてできないよ。透明人間になってもドアの鍵がなければ中に入れないとしたら?空を飛べても重いものを持ち上げたりできなかったら、一人で飛ぶことしかできないし…」なんて言っていた。一理あるな。

で、私だったらどんなパワーがほしいかなぁ~って思い浮かべた。一つだけ与えられるとしたら、どんなパワーが欲しい?

テレキネシス?だっけ?ものを移動できるっていうの。あれはいいねぇ。あれと同じで自分自身を瞬間移動できるっていうの、いいなぁ。でも、念じるのにすごく力が必要で、う~んう~んと念じているうちにタイミングをのがして大失敗、とか、移動したい場所に行き着かず、変なところに移動しちゃった… っていうのもありえる。マスターするのに時間がかかりそうだ。

人のため、世のため、のパワーなら… テレキネシスに似てるけど… もっとシンプルで、あまり念じなくてもいいパワーでさ、「呪文を唱えて指さしたものがアマガエルになる」っていうのが欲しい。
そして、どこぞの国でふんぞり返って大威張りで、世界の秩序をぶち壊すことに精を出しているプレジデントなどを指さしてみたい。

環境Undo」パワーなんかも素晴らしいと思う。 例えばある砂漠に立って「Undo」と唱えると、直径500kmの域の砂漠や大気が500年前のものに戻る。というパワー! これは使えそう!山火事もあっという間に消せちゃうかも!
でもこのパワーって、なんとなく、引き換えに何かを手放さないといけないかもしれないっぽいね。

本文と関係なし:大あくびするGus。

自分のために… というのなら、と考えた。色々とあると便利だろうなぁというパワーはあるけれど…

言語、オールマイティー」パワーがいいかな♪

人間の話す言語はもちろん、コンピューターの言語や他の生きものことば(?)も理解できて話せるパワー。対象の相手の「(聞いてもないのに)考えてることがわかるパワー」ではなくて、あくまでも、言語力を備えていて、それを使ってコミュニケーションができる、というパワーです。

おそらく、今まで見えていなかったもの考えてもみなかったことを発見するのだろう。森の中を歩いていて木々と話をしたら、彼らの嘆きがひしひしと伝わってきてたまらなくなるかもしれない。楽しいことばかりではないかもしれないけれど、世界が広がりそう。Gusと話もできる。話せなかったほうが良かった、って思うこともあるだろうけどね(笑)。

… とまぁ、ポッドキャストを聞いてから色々とスーパーパワーのことを考えたのでした。でもさ、ひとつだけ、自分のために、なら、やっぱりドラえもんの「どこでもドア」かなぁ~♡ パワーじゃないけどっ。

きみたち、どこにいくの?

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