お庭解禁!ピート・オドルフさんの庭に恋をして

土曜も日曜も、最高のお天気!風が強くてまだ寒かったけれど、日向で風のあたらないところにいるとぽっかぽか。春だよ〜♪

まずはココから。えいえいおー! うっそうとしている…

今年の2月は異例の寒さだったんだって。今朝もまだしっかり霜がおりていた。午前中はあれこれ家の用事やら、Gusとのお決まりの散歩があるので、庭に出たのは午後になってから。それでも数時間しっかり野良仕事出来ました!ただ雑草をぬいたり、伸びた枝を切るだけの作業でも、そんな中で新しい緑が芽吹き始めているのを見つけると嬉しくなる。春だ〜♪

さて。

今年のお庭シーズンに向けての目標は。

「多年草・宿根草を種から育ててみる」こと。

それは、「New Perennial Movement(新多年草・宿根草ムーブメント)」で世界的に有名なガーデナーPiet Oudolf(ピート・オドルフ)さんのお庭の写真を見たから。去年、イタリアのtomさんに教えてもらったのでした(ありがとう!)。日本ではポール・スミザーさんの方が宿根草を自由でダイナミックにアレンジしたお庭で有名みたい。tomさんに教わるまでは、こういう庭造りの動き・スタイルがあることも知らなかった。まずは、ネットでオドルフさんのお庭の写真をたくさん見た。Pinterest でオドルフさんのお庭写真を集めている人たちをチェック(←すでにしっかりと写真をコレクションしている人がたくさんいるので助かります!)それから彼のインスタもフォローした。

でね、彼の手がけた庭の「秋〜冬の姿」を見て衝撃を受けた。恋をしてしまった。

あんなにも自由で柔らかで幻想的な庭(ランドスケープ)、初めて見た。一番鮮やかに花が咲く春や夏ではなく、枯れていく終わりの草花が本当にきれいなのです。あまりにも美しくて、ひとつひとつの植物の名前を一度に知りたくてたまらなくなった。オドルフさんは、心・頭のなかで、この植物たちの花咲く姿や枯れてしまったあとの姿がみえるんだよね。そして描いていく。どこかで「4次元のデザイナー」という表現もみた。そのとおりだ。流れていくときをもふくめたデザイン。

素晴らしいなぁ〜(うっとり)

でね、まずは図書館でオドルフさんのガーデンブックを借りてみることにした。リコールかけて2週間ほど待って、ようやく連絡あり!Gusと図書館まで歩いてピックした。

図書館入り口で待つGus。さびしんぼうなので、一人で残されることはかなりのチャレンジなんだけど、泣きわめくことなくきちんと待てました(ほんの数分だけど〜)。付き合ってくれてありがとう、Gus。

3冊リコールして、2冊届いた♪ わーい♪

Dream Plants」の方は、たくさんの宿根草・多年草の名前と詳しい情報がリストアップされている。以前、オドルフさんの庭の写真をみて素敵だなと思っても、名前のわからない草花がたくさんあった。本を見ながらそんな花の名前を確認することができたのは大収穫。

もう一つの「Planting: New perspective」は、具体的なデザイン例やそれぞれの草花の特徴(大きさや開花時期など)も詳しく紹介されていて素晴らしい一冊。

彼の手がけるようなお庭を作ることはできなくても、「オドルフさんに恋するコーナー」くらいなら目指せるかな、と。この本は2週間で返さないといけないので、メモしたり写真をとったり。情報オーバーロードです。

素敵だ。

例えばこの一枚の写真の中に写っている草花たち。これを全部育てられたらいいのに! と、恋するあまり、どんどん欲が出てきて止まらなくなりそう。忘れてはいけないのは、ひとつひとつが生きもので、苗を買ってきてパズルを合わせるように「ホイできあがり」、というわけにはいかない。

なので。今年はいくつか多年草の種を買ってみた。それを育ててみようと思う。横着で適当な私でも、きちんと発芽させて丈夫な苗を育てることができたら、来年、「オドルフさんに恋するコーナー」を写真をみながら真似っ子してみよう。

雪につぶされたクリスマスローズたち、復活。

クリスマスローズは鹿が食べない花なのに。今年は「葉っぱ」を見事に食べられてしまった。。。なぜ?

小宇宙だ。

*おまけ:オドルフさんの庭