こぼれ種とかビルさんの話しとか on Sunday.

Blood Moon であり皆既月食でもあるという今夜。雲ひとつない夜空を眺めてみた。お月さんが地球の影に隠れてしまって赤く見える瞬間はのがしてしまった… でも影から出てくる様子を庭で見ることができました。皆さんも見ることできましたか?

Sep27_garden5

朝の気温は10度。でもとっても気持ちのいい秋晴れの日曜日。畑の片付けを頑張ったよぅ。芝刈りをしていたら、途中、相方のお父さんから譲り受けた我が家の古い古い芝刈り機から煙が出てきた〜。爆発するんじゃないかと、慌ててエンジンを切って退散。ふむ。。。いよいよこの芝刈り機もリタイアかな。。。今気づいたんだけど、「リタイア」って並べ替えると「イタリア」だね。ふふっ。

昨夜はアーティストのビルさん宅で夕食をごちそうになった。ビルさんの作品は以前に少し紹介しました(→ココ☆)。ビルさんの奥さんのジョアンさんに会うのは今回が初めて。1912年築の家は、私たちが昔住んでいた家を思い起こさせてくれた。住んだ人ならわかるのだけれど、1910年代の家は使われている木材もしっかりとしていて大きい。天井も高く、ウッドワークに味がある。暖炉のデザインや階段の手すりなども、同じようなデザインで懐かしかった。

秋の光

ビルさんとジョアンさん、本当に素敵なカップルで、いろ〜〜〜んなお話を聞かせてもらえて楽しかった〜。ビルさんはアートは本業ではないのだけれど、若い頃からずっと続けてきたんだって。彼の初期の作品は抽象的な水彩画で、徐々に水彩画の中に象形文字のようなパターンが現れだして、その後自我流で習字を初め、最近はこのリンクでも紹介しているような立体作品を制作されている。そんな彼の作品が家のあちこちに飾られていて、ジョアンさんがとても嬉しそうに説明して下さった。「この写真も見て!」と指さした先には、若かりし頃のビルさんのモノクロ写真。「ものすごくハンサムでしょ?うふふっ。今もハンサムなんだけどね。」って笑う彼女がとても素敵。いいなぁ。2人。ジョアンさんはご両親両方のおじいちゃんおばあちゃんと、三世帯でバンクーバーで育ったらしい。彼女のお母さんが子供の頃、クラスには日本人の子供達がたくさんいたんだって。終戦を迎えたあの年、在カナダ日本人家族は全て内陸の方の強制収容所に送られたんだよね。ある日、授業の途中に兵隊が来て、日本人だけが運動場に並ばされて連れて行かれたのよ。って、私たちに話しながらジョアンさんは声をつまらせていた。どんな話をするのにも、とっても感情をこめて話されるんだなぁ、と、引きこまれてしまった。

ビルさんは、もう30年以上も瞑想をされている。何なんだろう。私が時々顔をだすランチタイム瞑想の先生もそうなんだけど、とても「自然」なのです。「今、ここに存在している」っていう感じ。どっしりと動かない存在ではなくて、風が吹いたら揺れるけれど、またあるべきところに戻ってくる、というような。そんな感じの人だねぇ、って相方と話していた。とても素敵なお二人でした。ビルさんは近々、日本で作品を紹介したいそうで、またきちんと決まったらお知らせしますネ。

秋の光

↑↑は、夏の間放ったらかしにしていた「多肉ちゃん」。花が咲いていた〜。かわいいなぁ。これ、外で冬を越せるのかな…

雨が降るようになると一気に雑草が広がる。雑草の「こぼれ種パワー」はものすごい。よくまぁ、これだけびっしりと…と感心する。発芽率120%なんじゃないの、と。で、たくさん採れたほうれん草の種も、こぼれ種の様にぱらぱらとまいてみたけど、こちらは芽が出ても育たなかったりすることが多い。

ところが、畑の外側にこぼれた「ルッコラ」の種は、元気に発芽。

こぼれ種ルッコラ

あちこちに一杯、雑草にまみれて… 生えて欲しいところには生えず、外側の通り道でパーティ状態。そんなものなのね。

↓↓ はナスタチウムたち。こぼれ種組。

こぼれ種ナスタチウム

私をびっちりマークして、常に背後にいるGus。。。邪魔っ。 ニンジンほしいみたいです。

さり気なくニンジンを待つGus

今年は秋の旅に出れそうにないので(涙)、ビクトリアの秋をゆっくりと楽しもう。

秋模様

うちの林檎の木は今年はハズレ年だけれど、お隣さんの古い木からは「美味しくないりんご」がぽとぽとと落ちてくる。この木の下の土はとっても「肥えている」。私がせっせと土作りをするところよりも、ずっとミミズの数も多いしホクホク。そんなものなんよね〜。

秋ですね〜。

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