Goodies#262: 桃の節句を想って

今日は(すでに昨日になるかな)お雛祭り。

女三人姉妹で育ってきたからというわけではないけれど、お雛祭りは桃色に華やかで好き。我が家のお雛さまは、お雛様とお内裏様の二人が並んでガラスケースにはいっているという、とてもシンプルなものでした。それでも、その二人の表情や着物のあつらえは、今でもよく思い出される。

懐かしさにひたりながら、今日はどこかで「桃」の花が咲いているのを見つけられるかなと、お昼休みに大学のキャンパスをぐるぐると歩きまわった。

風は冷たいけど、ものすごくいい天気。

冬の晴れた日

こういう空を見ると、春がそこまできてますねぇ、と、通りすがりの人に話しかけたくなる。

ぶらぶらと、一ヶ月ほど前に紹介した、大学のフィニティガーデンまで足をのばしてみた。

フィニティガーデン

こういう散歩道って、歩いているだけでどうしてこんな風にうきうきとするのでしょう。

フィニティガーデン

このベンチのあるあたりで、妹の結婚式の後、記念写真をとりました。あれも、もう10年前だ。ひゃー。

フィニティガーデンの草木はネイティブ(この土地のもの)なので、やっぱり桃の木はなかった。この(↓)スポットは、いつも半分日陰でひんやりとしているのだけど、好きなところ。日陰に育つシダ類がみずみずしい色をしているからかもしれない。

フィニティガーデン

あ。

フィニティガーデン

プリムローズの一種だねぇ。

あああ〜。

フィニティガーデン

Helleborus / へラボレスクリスマスローズって呼ばれて愛されている花。

Helleborus

へラボレスは、他の春の花が咲き始める一足前に、こうしてすくっと地面から顔を出し、頭を下げて花を咲かせる。彩りの寂しいこの時期には、なんとも嬉しい冬の終わりの花。ずぅっと欲しいな〜って思っている花なんだけど、一株が3000円ほどもするから手が出ない。へラボレスは、また、色がおしゃれなんだな。こういう淡いモーブ(?)もあれば、渋いブルーグレーもあり、それから砂糖菓子のようなやわらかい黄色もある。だから、一色だけを一株選べっていわれても、選べないわけで。

Helleborus

あぁ〜。好きだなぁ。誰か、わけてください。

桃の花は見つけることができなかったけれど、とても気持ちのいい昼の散歩になりました。

甘酒、飲みたい。