私にしては珍しく、朝からフル回転の日曜日。
2週間家を離れる前に、どうしても片付けておきたかった庭仕事がひとつ:3株のシャクナゲを植えかえる。
えっさほっさと株を掘り起こし、植え替える新しい場所の土をおこし、よっこらせと植え替える、という作業。そんな力仕事の合間、たまった落ち葉を手でかき集めていると。
かたつむり。冬の間、落ち葉は庭の「毛布」の役割をする。草花だけでなく、こういう小さな生き物も落ち葉の下で春を待つ。
こんな風にそっと落ち葉をかき分けていて見つけたものが、もう一つ。
葉っぱがゆっくりと分解・腐食して、残った「葉脈」。英語では「Skelton Leaf」と呼ばれている。この葉脈を金属加工してアクセサリーを作る人もいるヨ。
重曹や「ブリーチ(漂白剤)」などを使って、人工的に葉肉を溶かし、こういう葉脈を作ることもできるんだそう。
こういうふうに時間をかけて自然にできた葉脈に、とても惹かれます。で、一枚、二枚と見つけるたびに、小瓶にいれてしまう。集めた葉脈を何かに使う、というわけではないのですが。
自然の創りだす「模様」を見て、不快に思うことって殆どない。そのうまくとれたバランスであったり、心地良くリズミカルであったり、この葉脈のように手放せなくなるくらい繊細であったり、きれいです。
これは多分、ローレルっていう木の葉っぱ。
傷まずに、キレイにまるごと葉脈が残っているのは、珍しいです。
これは、アジサイの花びら。きれいでしょ? この一枚を見つけたときは、目がきらきらしました。
小さな微生物が葉肉を少しずつ分解していたのだろうな、と、想像すると、これまたうきうきしてしまう。
葉脈、探してみてみましょう♪