「HERACULES = がんばれヘラクレス」は、相方が小さな男の子だった頃の一番のお気に入りの絵本だったそう。
お気に入りだもんね。当時、何度も何度もページを見開いた「ヘラクレス」弟3版は、今も大切に本棚にしまってある。
今日、本棚の別の本を探していて、この古い古い「ヘラクレス」を見つけた。
味のあるハードカバー。
男の子だったころの相方が、HERCULESと書く練習をしていた印(↓)も残っている。
1940年出版、ハーディー・グラマトキー (Hardie Gramatky) 作。日本語にも訳されているので、知っている人もたくさんいるでしょう。名前がぴんとこなくても、この挿絵を見たら、「あぁ〜、みたことある〜」って思うよ。
ね?
グラマトキーは、絵本作家になる前、水彩画家としても知られていたそうです。彼の作品はウェブサイト(http://www.gramatky.com/)でもいくつか紹介されている。絵本の挿絵にもみられるように、とても優しいタッチの水彩画。優しいんだけど、水彩画にしてはコントラストやディティールがしっかりとしているスタイルの様です(←個人的な意見)。
私も小さいころ、グラマとキーの絵本をいくつか読んだ。「いたずら電車」と「ルーピー」はとてもなつかしぃ。
昔の絵本の挿絵は「やさしい」ものが多い。彼の描くイラストにも思わずにっこりしてしまう。かわいらしい。
これは、ヘラクレスが大活躍するシーン。
こんな風なイラストを描けたら素敵だろうなぁ。