June yellow.

気づいたら、6月のうちの庭には黄色やオレンジ色がいっぱい。イエローパワー☆

黄色ちゃんの写真が続いちゃうけれど。この間の開き始めていたラディアント・パフュームのつぼみ。ふわ〜っと開いて、そのまま飛んでいきそう。ほら、つぼみの頃とは全く違う姿でしょ?

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黄色ちゃんの写真を昼間、お日さまがさんさんと照っている中でとると、まぶしすぎてハレーションをおこしちゃう。だから、朝、Gusの散歩の後にパチリ。

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黄色ちゃんを見ていると、手品師の空っぽの手の中から飛び出してくるふわふわの紙の花を思い出す。シトラス系の香りって表現されるのにふさわしい、きゅんとした香り。

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ここまで開くと、あと数日のうちにはらはらと花びらを落としていく。こうして眺めているときがしあわせ。

そうだ、黄色の花というと、先日「カランデュラかな?」ってここで質問したあの花。どうやらカランデュラではないみたい!コメントの中で tomさんが「コリオプシスじゃない?」って教えてくださって、調べてみたらそれっぽい!

立ち姿はこんな風なの。

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ね?背丈が結構高くて、すらりとしている。ふわーっとしていてコスモスのようにゆらゆらゆれます。カランデュラのようにどっしり太短かじゃないよ。花を上から見るとこんな風。

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ね? とてもシンプルな花。この色、大好き♪ 種を植えた覚えはないんだけどなぁ。去年はココにこんなの咲いてなかったよ。このスポット以外にも、まとまって咲いているところがある。なんでかなー? 去年は雑草と間違えて引っこ抜いちゃったけど、今年は放っておいたから咲いたのかなぁ。ふむ。

この季節、元気な黄色は花だけではなく、晴れた日の光もこんな黄色をしているような気がする。

先日の水彩スケッチチャレンジも、意識して選んだわけではないけれど「黄色い女の子」だった。

黄色い女の子

なんでこの写真をみて描いてこうなるの。。。という感じだけど。「訳すとこうなりました」かな。

黄色に元気をたくさんもらえる夏、ありがとう♪

 

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水彩で一日一描を試してみるの巻

今年に入ってから始めてみた「一日一描」。ぼちぼちと続けてるヨ。時間がなかったり気力が足りないときにはできないのだけど、なるべく毎日寝る前に一つ。前に紹介した「The Sartorialist」の写真から選んで描いている。

1月に始めた時からずっと、モレスキンの無地のページにフリクションボールペンで線描してきたんだけど、4月に入った頃かな、なんとなく「面」が気になってきた。「色」が使いたくなってきた。それでね、ポータブルの固形水彩絵の具を使って、水彩でスケッチを試してるよ〜。

ターレンスの24色のもの(↓)。

portablewatercolor

始めて使ってみたポータブルの固形水彩。これがとっても便利!色はすでにここに出ている分だけだから迷わない。携帯用の筆(手で持つところに水を入れるタイプ)とパレットも付いている。これをぱっと開いて、適当に色を混ぜればいい。パレットをいちいち洗わなくてもいい。コンパクト!

「絵の具を出すのが面倒くさい」「場所をとる」「いちいち片付けるのも面倒」…こういう「面倒」が先立って結局「やらないで終わる」、というパターンだったんだけど、このポータブル絵の具のおかげで「やってみようかな」の気持ちがようやく「やってみた」になりました♪ わーい。

とはいえ。便利で使いやすい、というのと、絵具の使い方がわかる、というのは別もの。水彩絵の具で紙に何かを描いたのなんて、中学校以来かも。とてもとても難しいミディアムだと思う。アクリル絵の具やグワッシュや油絵の具は、重ねてゆっくりと描いていけるけれど、透明水彩ってそうはいかない。絵の具と水のバランスとか特徴(?)をわかっていないといけないし、なによりやり直しが効かない!一発勝負なのだー。

でも。見て、思い切ってざざっととらえるスケッチには、向いているのかも、と思った。水彩絵の具でじっくりと写生をすることは、私にはできないけれど、スケッチなら頑張れるかな〜と。

試行錯誤。

watercolorsketch

使い方がよくわからないものの、色を使えるのは楽しい!

ときどき、ほんの少しだけ水彩の色鉛筆を使ってみたりもする。けど、主に携帯用の筆一本のみで。

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ペンでの線描は、自然とアウトラインとか服のシワとかポーズに夢中になる。水彩を使って試してみると、肌とか布の流れ(?ひらひらする様子)とかざっくりとした立ち姿とか、そういうところに目がいく。

と、ペンを使ったり、絵の具を使ってみたり、昨日は色鉛筆一色だけで試してみたり。

かける時間は10〜15分。疲れていたり、気持ちが少し「Low」だったり理由もなくそわそわしたりする日もある。でも描いてみると、そのあと妙に気持ちが落ち着いている。軽くなっている。描いたものがどんなに形がくずれていて変でも、ちょっと「嬉しい」気持ちになれるから不思議。今日はもう時間がないから描けないので、また明日〜。

明日は晴れて温かくなるといいなー。最近どんよりで寒いからっ!

 

 

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一日一描、やってみる、のとデイビッドおじさんの話

4、5年ほど前から、一日にひとつ、何かを「描く」ということを試してみたいと思ってた。絵の具を出して紙やキャンバスに描くということは時間的にも気分的にしんどくて続かない。でも、何かの形で手を動かして「描く」という作業をするべきだ、と感じていた。ところが、実際に取り組もうとすると全く上手くいかない。問題は、時間が取れないというよりも、「何を描けばいいのかわからない」ことだった。

ところが。今年にはいってから、そのずっと気にはなっていた「一日一描」をなんとか続けている。今のところ♪ 使っているのはモレスキンとフリクションのペン。

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黒いモレスキンの一冊は方眼で、モーニングページ用。もう一冊は無地のページで「一日一描」用。赤い小さいのは普段持ち歩いてるメモ用。スケジュールではなくて、思いついたことなどをメモするだけ。

さて。一日に一つ描くというので「ネック」になっていた題材なんだけどね。

決めたの。大好きな「The Sartorialist」のポートレートの中から一枚選んでそれを描く。

Sartorialist

The Sartorialist」はストリートフォトで有名なNYのフォトグラファー「Scott Schumanさんのフォトブログ。もうずっと前からちらちらと見せてもらってきた。最近はインスタグラムの方ものぞいている。一見、ファンションブログのように見えるんだけど、それだけでもない。ハイファッションのモデルさんから、工事現場のおじさん、小道にたたずむ子どもたちと対象は幅広く面白い。

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毎日、一つ写真を選ぶ。手元はほとんど見ず、写真だけをじーーーーっと見ながら描く。ひどいときはプロポーションとかめちゃくちゃで、ページからはみでてしまったりする。最近は少し手元をチェックして、せめて顔だけは「ふくわらい」状態にならないようにしている。線描です。コレを始めてから気づいたのは、人の仕草や立ち様、手の美しさ、ファブリック(布)のしわの面白さ。スコット・シューマンさん自信の被写体の選び方や切り取り方、構成が素晴らしいから、私も強く惹かれるんだと思う。

かける時間は10~15分ほど。コンピューター上の写真からは、生のモデルを見て描くフィギュアドローイングのときの様なエネルギーは感じない。だけど、短い時間でもじっと集中して見つめて観察して注意深く手を動かす、っていう作業が、自分の中の何かを気持ちよくマッサージしてくれているような気がする。

。。。と。ま、今のところ、バンクーバーに行ったときと風邪でダウンの時以外は続いています。少しずつ、少しずつ。コレが何かにつながるとか、つなげようとか、そういう予測や期待はないんだけれど、このプロセスが自分にとても必要な気がしています。どこまで続くかな〜。

それから。2週間前のドローイング。先週は風邪でいけなくてその前はバンクーバーだったから、ちょっと間が空いた。

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この日は上手く集中できなかった。それは。。。隣に座ったデイビッドおじさんのせいっ! とってもフレンドリーなひとだったんだけどネ。トロント大学でアートを教えていて今はもう退職されている。若い頃はエディンバラでアートを学び、ローマに留学しその道(どの道?)の師に学び、カリフォルニアでアートを教え、その後トロント。ドローイングやアートの基礎のクラスや論理を主に教えていたらしく、その分野(どの分野?)では「ちょっと名の知れた」アーティストらしい(←彼の話)。David Rifat。ググるといくつか作品が出てくる。body mass と 光と影を匠に操った面白いスタイルだな、って思った(言わなかったけど)。で、隣で自分のスケッチブックのページを、私に見えるようにちらりちらりとめくりだしたので、「あ、それ、好き。」って言ってみた。すると、「え?どれどれ? あ、これ? これが好きなのかい?そうかいそうかい。。。」って笑うおじさん。反応が面白いので、私も調子にのって「あ、それも好き。あ、ちょっとまって、それもいいね。」って。そしたらおじさんが「君は絵を描く学生かい?」と聞くので、「昔ちょっと描いてたことがあるだけ。基礎はないよ。」と答えると、「Are you any good??」と聞いてきた。

この質問。時々耳にする。これをどう訳すか、どう受け止めるかは微妙だ。「まぁまぁの絵を描くのかい?」「どんなもんなんだい?」そんなところかな。挑戦的に聞こえなくもない。そして答えにも困る。「Well… Good or Bad, I don’t know. I enjoyed it though…」と返事をしておいた。

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ドローイングが始まってから、デイビッドおじさんの視線を肩越しに感じた。彼は確実に「見ていた」よ、私が描いているのを。小休止のときに、私の耳元でぼそっと「君(の描き方?)は悪く無い。でも。知識がないんだ。」と。

ほほぅ。知識かぁ。そうコメントされて嫌な気分はしなかった。でも、「知識かぁ。」っていう自分のつぶやきが頭にひっかかってしまって、どうも集中できずに終わってしまった。最後の1時間は用事があったので参加できなかったし。私が片付けを初めて帰ろうとした時に、デイビッドおじさんは自分の名刺と一緒に一切れの紙をくれた。そこには:

Placing・Pose・Proportion・Perspective・Presentation、と書かれていた。 5つの「P」。デッサンの基本であり、これを常に心して取り組むべし、なんだそうです。ほほぅ。

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帰ってから相方にデイビッドおじさんの事を話した。「知識も大切かもしれないけど、勉強しに土曜の朝行ってるわけじゃないんだし、好きな様に自由に描けばいいんじゃないの。でさ、そのおじさんの隣にはもう座らないほうがいいよ。」って、答え。

そうだね~。頭でっかちになって、肩に力が入って手が動かなくなったら困る。プロセスを楽しみながら夢中になれることが目的だったもんね。次回はおじさんから離れたところに座ろ~っと。

少しずつ、少しずつ、続けていけたらいいな。

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