帰り道のこと。
ゆっくりと自転車をこいでいると、道の向こう側で、スケボーにのった7歳くらいの男の子が私の方をちらりと見た。私が通りすぎるのを待つのだろうと思った。
が、いきなり片足を振り上げて、勢い良く道を渡って私の前に飛び出してきたっ。
なんなんだっ、この子はっ!!
あわててブレーキをかけ、両足をついて止まり、きっっっと小僧をにらんだワタシ。
すると。
背中から腕をぐるりと前に振り出して。
カラフルなぺろぺろキャンディーをワタシの顔の前に突きだしてきた。それをぐるぐると渦巻きに回してニンマリ。
なっ。なんて挑発的っ!!
こういうときどうする?
私は思わず吹き出してしまった。彼の顔の半分ほどもある大きなぺろぺろキャンディー。昔、ディズニーランドで買ってもらったのを思い出した。ああいうキャンディーは、単なる砂糖のカタマリで大して美味しくもないけれど、テンションはあがるものだ。「ぼく、そのキャンディー、どこで買ったのー」って、聞けばよかったのかな。
子供のわけのわからない行動にひるんでしまった。
話は変わるけれど、最近、とろ〜りとしたものが食べたくて仕方がない。そう、それで、この間のカスタードたっぷりのバナナクリームパイだった。
今夜は何作るー? んもう、ほんっと夕食のネタ切れー。んーーー、んーーーーと考えて、思いついたのが「天津飯」。ふわっふわの卵にとろ~りと餡がかかっている、アレが食べたい。ちょっと酸っぱい餡がいい。
それで、今夜は天津飯風どんぶりでした。
戻した干ししいたけとキクラゲを細く切って、ごま油で炒めておいて、缶詰めのカニとネギと一緒に卵に混ぜて。ふわっふわっと玉子焼き。その上にたっぷりの餡をかけたよ〜。どうやら関西の方はこのタレをあまり甘くしないんだって。私も甘ったるいのよりも、甘さは控えめでお酢のきいているのが好き。相方は初トライだったのだけど、美味しいと言っていた。こういう味はオッケーみたい。
どんぶり、あんかけ、ばんざーい!