初・デート?in 新大阪

新大阪には二度。

待ち合わせと新幹線への乗り継ぎで。

今振り返ると、今回の一時帰国中には買い物目的で大阪梅田のあたりに出向くことがなかった。いつもは一度は、母と妹たちと一緒に大阪に出て、地下街やデパートや新しくなったエリアなどをぶらりと見て歩く。今回は、そういう買い物はもうどうでもよかったし、ひとに揉まれながら「見て歩く」というのがしんどくて。

新大阪で待ち合わせをして会ったのはMちゃん!新幹線で遠くから出てきてくださった〜。実は、Mちゃんと「会う」のは今回が初めて☆ ボーダーテリアのことでずぅっと昔に私のブログを見つけてくれて、インスタを始めてからメッセージをもらって。

今までにも「ブログを通して。。。」のお友だちに実際に会ったこともあるけれど、日本でそういうお友だちに「対面」するのは初めてだった☆ こういう「ドキドキ・ワクワク感」って、普段の生活の中で感じることがないので、家を出る前からすっごく楽しみだった。

新大阪JR東口。

とにかく、すっっっっごいひと。この駅は旅に行くひと、やってきた人たちでごった返すのかな。お土産屋さんもいっぱいある。少し早めについたので、ひとを眺めたり、きれいにならんだ楽しいおみやげを見ていた。ひとの行き来も、豊富な「もの」の種類も、眺めていると「漫画」のように見えてくる。なんていうのか、現実から離れて切り取られたシーンのような。このひとたちひとりひとりに、ちゃんと本当の暮らしがあるんだろうけれど、その部分がまったく見えない、っていうか。不思議で楽しい感覚。

短くまとめると。

Mちゃんとの「はじめましてー!」の瞬間は、とても感動的だった。

うきゃーーーーっ☆☆☆って騒いで、Big Hugs! 感動的すぎて、笑いもあふれて、嬉しくもあり、二人して泣きそうになった、というのがまた笑える。

ここからランチの予約を入れてくれていたお店まで行く、のがね。また笑えた。

今の時代、「Google Map」があれば、交通手段から道順、目的地までの時間まで出るやんね?そう、なんて便利なアプリ!だから、私もとくに「行き先、行き方」を調べずに出向いたのです。

そしたらね。

Mちゃんもわたしも。Google Mapさまをうまく使いこなせなくて。

いや、Mちゃんは使いこなせていたと思う!ただ、私と一緒になってギャーギャー騒いだもんだから、わかんなくなったんじゃないかな。第三者がカメラを持って私たちを撮影していたら笑えたはず。

だって。二人ともスマホを見つめて、この新大阪の人混みの真ん中で、ぐるぐるぐるぐる。。。「え?あっち?ちがう、こっちとちゃう??えー、向こうなんとちゃう??ほら、わたしのグーグルこんな風に出てる!矢印あっちむいてる!」「わたしのグーグルはこんな風よっ」(←←二つ並べると、、、いっしょや。)

グーグルもって(その場で)ぐーるぐる。

ほんとそれ。その状態だった。笑。

梅田に出て地下に入ると、もう何がなんだかわかんなくなり、「グーグルは地下だと、狂った方位磁石のようにぐるぐるするんやわ。。。」なんて思いながらも「どっちかなー」って。そこでMちゃん、「九州の女は聞くばいっ!」って。セキュリティーのおっちゃんに「すみませーん」って聞きに行ってくれた。

地上に出ると大きなビル。こんな高層ビルとビルの間を歩くと、いつも「深海をさまようサカナ」の気分になる。

散々迷い、おっちゃんたちに道順を聞き、たどり着いたぜ☆

お上品な。

ここで、ランチはそっちのけで喋り倒した。何を食べたのかなんて、よく覚えていない。時間は限られているし、話したいこと聞きたいことはいっぱいあったし。

「お客様、そろそろお昼の時間が終わりになりますので」って言われるまで(追い出されるまで)居座った私たち。笑。

Mちゃんがこんな素敵なデザートサプライズを用意してくれていた♡

この抹茶のティラミスがとっても美味しかったー!赤いバラまでもらってしまいました。

お勘定を支払ったあと、回れ右をしてまた店の奥に向かって歩こうとしたワタシ。笑。「お出口はあちらでございます」状態で。。。アルコール入ってないのに、頭にすっかり血がのぼったような感覚だった。

ビクトリアの生活はシンプルで静かだしね。Fちゃんとの時間もそうだったけど、こんな風に六時間ぶっ通しで会話を続けることなんてないもん。日本語で。悦にはいっても当然かも。

お昼のお店を追い出された(?)あと、どこでも良いからと、ゆっくり居座れそうなカフェでお茶をした。

本当に、顔をみて話せるのなら、どこでも良かった。梅田の地下でも、そのへんのベンチでも、きっと場所は関係なく「異空間」を作って喋り続けていただろうし。笑。

次回はビクトリアに来てほしいなー。遠いけどっ。時間をあまり気にせずに、ゆったりと、散歩したりしながら話をしよう!ねっ。

Mちゃんからチューイへのお土産が、これまた、犬ごころをくすぐるナイスチョイスでね〜☆

そのまんまチーズ、星の形の「星のチーズさま」と、オヤツを中に入れて転がす「コロコロボール」☆ 大ヒットでごじゃましたー!「はよくれ、はよくれっ」とピースケのチューイの動画を撮ったので、よかったら見てねっ。

Mちゃん、初デート、どうもありがとうっ!

ビクトリアで待ってるよー!!

大原。三千院。

さて♪

少しずつ、少しだけ、日本滞在中の出来事を記録してみまーす。長いのでさらりとスルーしてねー。

二週間のあいだに予定のない日は一日もなかった。実家にたどり着いたのが夜九時半頃かなぁ。軽く、お母さんのお好み焼きを食べて、爆睡。

翌日は、とりあえず眼鏡市場で遠近両用メガネを作っておいた。出来上がるのに10日ほどかかるもんね。

そして、二日目には京都の友だちFちゃんに「大原」に連れて行ってもらった☆ 初めての大原。よく耳にしてきた憧れの大原。

その大原に向かう前に、Fちゃんのお勤め先のパン屋さん「ル・プチメック」に立ち寄ってくれた!!わーい♡

あぁ、この話を始めるとまた長くなるんだけど。。。美味しいのっ!もしお近くに支店があるなら、寄ってみてー!シンプルなたまごサンドなんてね、ふんわふわで、ほっぺが落ちます。ここでお昼用のサンドイッチなどを買って(もらって、ありがとう、Fちゃん)から出発!

三千院から少し離れた朝の市(?だったかな)に駐車して、ゆっくりと景色を見ながら歩いた。

この風景。稲穂だ♡

なだらかなお山に囲まれたこの風景がとっても美しくて、ほっとした。

日本のお山だなぁと思う。夏の盛りにここに立ったら、どれほどの蝉の声に包まれるのだろう。

5年ぶりの再会で、募る話もあって、風景もみたいし話も聞きたいし。

落ち着くのですね。やっぱり。緑に囲まれると。

この日は平日だったのもあるけれど、本当にひとが少なくてラッキー☆ってFちゃんも言ってた。人人人ではなかった分、そこにあるものの「佇まい」を感じることができた。

三千院にはお地蔵さんがいる。あちらに、こちらに。まだ紅葉は始まっていなくて、緑のトンネルも心地よかった。これが全て秋の色に変わるころもきれいだろうなぁ。樹々が枝だけになった冬もきれいなんじゃないかなぁ。

Fちゃんとのおしゃべりに夢中になっていたせいで、メインの「三千院」を通り越して一番奥の小さなお寺まで行ってしまった。「ここが三千院?」って私が聞くと「これは違う、三千院はこんなのじゃない」っていうFちゃん。受付のひとに聞くと「来た道を戻って左側に階段が見えるからそこを登って。」って。

そうしてまたおしゃべりしながら引き返していると、向こうに若い外国人夫婦が見えた。パパが赤ちゃんを抱っこして、ママが乳母車を押して。

「今日みたいな人の少ない日に観光できる外国人は幸せだなぁ」、なんて思いながらその夫婦を眺めた。

会釈をして目があったとき。

そのパパがですね。

そう、そのパパが!

7,8年ほど前まで一緒に仕事をしていた(彼はパートの学生さん)「ジョン」だった!!!

↓↓↓証拠写真。

うぎゃーーーーっっっ!!!!

って。二人して叫んだ! 足踏みして、うぎゃーーーーっっ、なっ、なっ、なんでここにいるわけ?!?!って。

赤ちゃん、大泣き。ママが抱っこして立ち去る(笑。ごめんね)

Fちゃんも大笑い。冗談だと思って。

だって、この確率。Of ALL the places we could be, Right here, Right at this moment!

いやぁ、笑った笑った。

わたしとFちゃんがよ、たとえば、あと10分長くパン屋にいたら、三千院を見過ごさずにそのまま入っていたら、会わなかったんやもんね。こんなこともあるんやねー☆ 彼と奥さんはコロナの前に結婚して、二人で日本と韓国をゆっくり旅する予定だったんだって。それがコロナになり、その間に子供が生まれ、コロナが開けてから子連れで予定を組み直してやってきたんだそうな。あぁ〜、びっくりした〜☆

気を落ち着けて、メインの三千院へ。ジョンも、色々と見て回った中で、「ぼくは三千院がすごく好きだよ」って言ってた。

これはなんていう花?

暑くもなく涼しくもなく、ちょうどよい日。

こうして写真を振り返って見てみても、自分がここにいたっていう実感がない。こういう場所に、一度正座して座って、一休みでもすればよかったかな、って今思う。次はそうしてみよう。

自然な装いにに整えられたお庭。

見かけたのは「中国人」の観光客ばかりだった。男の子の方がスマホを取り付けたセルフィースティックを操りながら、すっかり自分の世界に浸っている彼女を録画している、という若い二人連れたち。ああいう「うふふん」なポーズは、日本人はしないのですぐにわかる。中には「一体どこで借りてきた衣装なん?」っていうのをひらひらさせて歩いている女子もいた↓↓

気持ちがすぅっとする緑の風景。良いお天気で楽しめた。

敷き詰められた苔を見てほっとするのって、お国変わらずみんな同じかな。

今回はミラーレスカメラを持たず、iPhoneのみ。こういう緑の風景を切り取るときには、やっぱりカメラのほうがいいなぁと思った。心地よさ、伝わるかな。

Fちゃんと、プチメックのパンをかじりながらお昼をして、たくさん話をした。聞かせてもらった。私たちの年齢になると、一節ついたというか、振り返ってみても「一つまとまった時代のようなもの」があるような気がする。今回は懐かしい友人にも何人か会うことができて、みんな子育ても一段落ついての「振り返り」みたいな。私は子供を育てていないものの、50は節目だなぁって。その節目に帰国できてよかった。

Fちゃんは、どんなときでも溢れる笑顔がきらきらしているひとです。ここで写真をシェアできないのがもったいないほど。

Fちゃん、大原に連れて行ってくれて、ありがとう♡ 本当に楽しかった〜!美味しかった〜!

元気でいようね!で、次回は「鞍馬」に行こう!笑。前回も今回も行けなかったもんね〜。

ただいま!

あっっっという間の15日間(日本では正味2週間)!

戻ってくると、ビクトリアはすっかり秋模様。秋のしっとり感。霧。どっさり落ち葉。蜘蛛の巣。

あんなにカラカラで茶色くなっていた庭も、すっかり緑を取り戻していた。2週間のうちに。

2週間前はまだ熟していなかったりんごたちも、いくつかは地面に落ちていた。

うちの古いりんごの樹になる子たちは、熟すのがおそい。

手にとってみると甘い香りがする。今年は(今年も?)雨が降らない夏だったので、味はどうなんだろう。チューイは落ちた実をかじって、放り投げて、家の中に持ち込んで爆走して遊んでいたらしい。今日もそんなことをしていた。笑。ぎゃうぎゃうも相変わらずで、何かを口にくわえて後ろからぎゃうぎゃうアタック(膝裏とお尻にパンチがはいる)してくれた。帰ってきたなぁ〜って実感する。笑。

一時帰国をしてこちらに戻ってくると、いつもしばらくのあいだ「変な気分」になる。

海外在住の人たちはみんなそんなふうに感じるのかもしれない。大きな印象はまた後でまとめるとして。。。
すごく変に感じるのは、帰り際の空港で家族にサヨナラをして(みんな泣くから私も泣く)から、一人で飛行機に乗り、カナダに降り立つ、この時間。

今回は両親+妹たちが見送りにきてくれた。バイバイをしてセキュリティーのドアを通り、みんながすっかり見えなくなったとき、自分の中のなにかがびりびり〜っと剥がされるような感じがする。少し気持ちが落ち着いてくると、もうあとはビクトリアの家に気持ちが向くんだけど、日本でもないカナダでもない、日本人の私でもない、カナダ風味の私でもない、中途半端なところに浮かんでいるような感じがする。

一体私はどちらの場所で「お里・at home」に感じるのだろうって、空の上で考えてみた。

久しぶりに日本に降り立つと、自分が妙に「浮いて」感じる。日本人は細くて小柄な人たちが多いからか、自分が大きくなったような、歩き方までもが「どかどか」としているような気がしてくる。で、なにより、聞こえてくるものが、なんの努力も切り替えもなしに「すぅ」っと「わかる」ことがとても嬉しい。力が抜けて、自分は浮いているけれどココは安全な場所、みたいな気持ちに切り替わる。浦島太郎でわからないことがあっても、聞けば大抵は親切に教えてくれるから大丈夫!という安心感。

昨日、カナダに降り立ったとき、空間が広々としたのを感じた。実際に広いのだけれど、実質的な「広さ」とは別のところでの「広さ」。うまくいえないけど、適当さや乱雑さや多様性(?)から生まれるスペース、言ってみれば「無駄な?使用されていない」スペースがあるからかな。日本はきっちりしているから。ひとも、行動も、ものの並び方さえも。

で、英語圏。気づかないところで少し力が入るんだと思う。

税関だったかな、日本で何してきた、カナダに住んでるのか、っておじさんに聞かれて答えたあと、おじさんが「Welcome home! You have a nice day, ◯◯◯(←私の名前)」って言ってくれたのを聞いて、うれしくなった。「ありがとう、おじさんの名前は?」って聞きたくなった(聞かなかったけど)。

集中して考えてみたけれど、今回も、やっぱりどちらが私の「里」なのか、「At Home 感」が強いのか、はっきりとわからない。

あ。ひとつ、はっきりとわかっているのは、私にはビクトリアの今住んでいるところくらいの自然が、最低「必要」だということ。これが足りていない環境に長くいると、多分、病気になると思う。笑。

時差ボケがひどい。日本に帰るときは、翌日からフル回転で活動できるのに、こちらに戻ってくるとひどい。今日も午後の2時位に強烈な睡魔に襲われた。そこで寝てはいかん!と、チューイと長い散歩に行き、庭にたまった落ち葉をかき集めて体を動かした。先週末かな、大雨と強風だったらしくて、かなりの落ち葉がたまっていた。簡易グリーンハウスは無事だった。ほっ。

日本にいた2週間が、まるごと「夢」のよう。本当に。浦島太郎がおじいさんになって浜辺に立ったときって、こんな気分だったんじゃないかと思う。なんていうのか、カナダと同じ時間軸?で「とき」が経過していたように思えない。不思議すぎる。

雨に打たれて傷みながらも、まだ咲いてくれている秋の花が少しある。

しっかりと美味しいものを食べて、たくさん笑い、十分にリチャージできたので。さぁ、また頑張ろう!

日本滞在中のコトは、ぼちぼちと、記録しまーす♪