Study Room のリノベーション

相方のStudy(オフィス)を一掃してますっ。記録のための写真が多いし、長いです〜。

さて。私はほとんど何も手を付けず、相方が週末にえっさほっさと頑張っている。私が「手伝おうか〜」って言っても「いいよ、汚い作業だし、週末くらいは好きなことすればいいよ」という返事。で、私はモノを移動させたり、記録写真の撮影のみ。ずいぶん時間をつぎ込んで頑張ってるよ。あともう少しで完成!

リノベーションといっても、台所やバスルームと違って、大きくストラクチャーを変えるようなことはしない。基本的に「ペンキの塗り替え」と「カーペットの新調」。この家が建てられたのは1930年。80年以上も人が住んでいると、あちこちガタがでてくるもの。とはいえ、家の維持にはお金もかかるし、出来るところを少しずつ手直ししています。

相方のこの部屋は明るくていい部屋。でも、私たちが引っ越してきた当時からカーペットが汚らしく、部屋の壁にはいつのものだかわからない様なの黄ばんだ壁紙。そのカーペットも汚れだけでなく、臭いのっ。私たちが家を買うために見に来たとき、この部屋だけは「ティーン」の息子さんの部屋だからという理由で見せてもらえなかったのです。引っ越してドアを開けてみて驚いたよ〜。ぷーんと怪しい匂い。絶対に猫飼ってたっぽい匂い。その匂いのせいか、Gusは具合を悪くして「吐く」ときも、パピーの時にトイレが我慢できなくて用をたす時も、必ず相方のこの部屋に駆けこんですることをしていました。ま、とにかく。どんだけ掃除しても消えない臭さがありました(涙)。

それから、壁紙。コレ(↓)。コレはきれいな部分です。

オフィスリノベーション

おそらく、何十年と張り替えられたことはなし。

部屋のペンキを塗り替えてカーペットを交換する。というと、大した作業ではなさそうなのですが、「If you DO IT RIGHT, it takes time」なのです。結婚して家を維持していかなきゃならなくなってから、相方にペンキの塗り替えから、道具の使い方などまでを教わったんだけど、ちゃんとした手順で修理をするのにはそれなりの時間がかかる。私たちの前に住んでいた人は、とにかく、どこもかしこもいい加減なやり方で修理していたようでして。特に、水回りや電気の配線の仕方が汚い。このひとつの部屋をリノベーションし始めてからも、「一体何でこんなやり方をしたのーっ!!」と叫びたくなるようなこと続出。

ペンキ塗りをする場合、必要な基本作業というと:

  • 壁紙をはがす
  • 壁紙のノリを取り除く
  • 壁にヤスリをかけて滑らかにする
  • 凸凹の箇所を埋める
  • プライマー(下地)を塗る
  • ペンキを塗る(2回)
  • ベースボードなどのウッドワークのやり直し+ペンキ塗り
  • 窓枠(木製)にヤスリを掛ける、プライマー、ペンキ
  • ドア(木製)、ヤスリ、プライマー、ペンキ
  • ドアの金具(brass=真鍮)のペンキを落とす

とまあ、ペンキ塗りといっても、これだけの作業をする。いい加減な人はプライマーをぬらずに一気にペンキを塗ってしまう。そうすると、月日が経つに連れて、ペンキがパラパラと剥がれてくる。

壁紙を剥がした状態(↓)。青い部分の前にはヒーター(ラディエイター)が置いてありました。明らかに、ヒーターをどけてペンキを塗るという面倒くさいことはせず、周りだけを適当に塗って、その上から壁紙を貼り付けていた、という証拠(↓)。

オフィスリノベーション

壁紙も、長年貼りっぱなしだと、剥がすのにも一苦労。「wall paper scorer」っていう道具で壁紙に細かな穴をあけ、石鹸水を湿らせたスポンジで壁をぬらして剥がしていく。そうしてなんとか壁紙を剥がした状態が、右側の茶色い壁(↓)

wall paper scorer

壁紙は剥がれても、ノリは簡単には剥がれない。。。そこで、固めのスポンジと「TSP」っていう強力な洗剤でゴシゴシとノリを剥がしていきます。左側の白い方がノリを剥がした後。

wall paper scorer

壁を真っ白にする作業だけに、2〜3日かかってた。

オフィスリノベーション

側面の壁がきれいになったところで、部屋の壁と天井全体にプライマーを塗る。プライマーはクリアーな白(↓)。わかるかな。

オフィスリノベーション

ここまで終わったところで、壁の色を決めるためにペンキ屋さんに行きました。写真では分かりにくいけど、マッシュルームっぽい、少し緑の混じったような温かい色。ペンキを買ってきたところで、プライマーの上に塗って雰囲気を見て確認。ペンキの色って、自然光の下と部屋の電気の下では色合いがずいぶん変わるんよね。昼と夜で試してみて、OKということで、この色に決定。

オフィスリノベーション

ペンキの色が決まったので、次は天井を仕上げる。天井に使う色はいつも「Cloud White」という色。あ、ちなみに私たちは「Benjamin Moore」っていうブランドのモノを使うよ♪ 質もいいし色も豊富。長い目でみると少し良いものを使ったほうが経済的です。

オフィスリノベーション

天井の白は「Cove Ceiling」のカーブの終わりのところまで塗ります。

天井を塗り終わると、次は壁。実際に「色」を塗っていくと、部屋の雰囲気がつかめてきて達成感あり♪ ここで、一言で壁を塗るといっても、「Cutting」といって、端っこ(白との境目)を刷毛できれいに塗っていく作業は根気もいるし見た目よりも難しい。小さなことだけど、カッティングをきれいにしておくと、後で見たときの仕上がりが断然違う。

壁のペンキ、2度塗り完了☆

オフィスリノベーション

部屋の天井と壁が終わったところで、ウッドワーク(ドア、ベースボード、窓枠)の作業にかかる。きれいな状態ならそのままにしておくことも出来るのだけど、私たちのはペンキが黄ばんでいるし、部屋のペンキを塗り替えるときにはウッドワークもきちんときれいに塗り直すと「ぴしっ」っと仕上がるもんね♪

オフィスリノベーション

というわけで、ヤスリをかける→プライマーで下地を塗る→ペンキ塗り。ウッドワークに塗るペンキも「アクリルベース」(水溶性で扱いやすい、匂いもない)だけど、仕上がりがグロス(つやつや)です。壁のほうは「マット」仕上がり。

さて。窓枠とドアの縁、ベースボードを塗り終えたところで。。。恐るべし「床」の状態をチェック。。。

小汚いカーペットをひっぺがすと、こんな状態でした(↓)。

オフィスリノベーション

私たちの家の他の部屋の床(オリジナルのもの)は、全て「オーク材」。ヨーロッパナラと呼ばれるハードウッド。床の材料としては良い材木で好ましい。なので、このUglyなカーペットの下にもオークの床が隠れているのだと思っていました。ところが、蓋を開けてみると… オークではなくて「Fir(ベイマツ?)」じゃないの〜。なんでな〜ん。Firの床はオークと比べると質も耐久性も劣る。

しかも、その床の上に「リノリウム(ゴムの床)」がべっとりと貼りつけてあるっ!薄い緑色の…わかります? 一体誰がこんなことを〜っ!!

オフィスリノベーション

見ての通り(↑)、Firの床→接着剤→リノリウム→カーペット用のフォーム(黒)→カーペット、の順でレイヤーがぁ… Oakの床なら、時間とお金をかけてでもリノリウムと接着剤を剥がしてハードウッドを再現させよう!と思っていたんだけど、Firだったので面倒な作業をせずに新しいカーペットをかぶせてしまうことに決定。

リノリウムのゴム床はそのままでよしとしても、その上にのっている(へばりついている)黒いフォームはごしごしとヘラでこすって剥がさなきゃいけません… それが、この(↓)作業。

カーペット交換

このフォームを剥がす作業をしながら気づいたのが、「全ての悪臭がフォームに凝縮されていた!!」ということ。カーペットから染み込んだもの全てがカーペットとリノリウムの間にあった、このフォームに吸収されていたわけですわ。。。通りで上からカーペットを掃除しても、においが取れないわけだ。

カーペット交換

相方、お疲れさんっ!カーペットは古いままでも、このフォームを除去しただけで「クリーンエアー!」と叫んでしまった。なんでもっと早くこの部屋に手を付けなかったのだろう。臭い部屋でよく我慢したよ、相方…

新しいカーペットがやって来るのが2日後。この週末も忙しかった。ドアの仕上げをしまして…この通り♪ この他、先住者は、ドアについている金具の全てをペンキでベッタ塗りにしていたので、相方は真鍮のパーツを専用の液に付けてペンキを剥がす作業もしていた。

オフィスリノベーション

それから、忘れちゃいけないのがヒーター(ラディエイター)。これ、重いです。この中をお湯が通り、ゆっくりと部屋を暖めるタイプです。温めるのに時間はかかるけれど、じっくりと長く温まるし、肌が乾燥することもなし。ラディエイターヒーターに慣れると他のヒーターに変えれない。

ラディエイター

もちろん、先住者は見えるところしかペンキを塗っていない訳でして。相方は全体を真っ白に塗りなおしていた。このラディエイターのパーツも、塗ってはいけないところも白く塗りたくってあったので、その部分は掃除。

と、まあ、こんな感じで合計うん十時間を費やしている相方ですが、来週末には新しい部屋に戻れそう!とにかく、水曜日にカーペットが届くのが楽しみだな〜。

おまけのGus:散らかっていても、臭くても、この部屋が一番落ち着くんよね。Gus用に、この汚らしいカーペットの一部を切って取っておく予定です(笑)

オフィスリノベーション

長々とお付き合いくださってどうもありがとう〜。来週末にはカーペットの写真を紹介しますっ!

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ペンキ塗りプロジェクト

私たちの家は1930年築。日本では、古家よりも「土地そのもの」に価値があることが多いけど、こちらでは、ロケーションと「家の価値」が重視される。ココに引っ越す前に住んでいたのは1908年築で、建て方も使っていた材木、間取りやディティールも全然違っていた。今の家と比べると天井が高かったし、一つ一つの部屋が大きかった。でも、冬はめちゃくちゃ寒かった…

とにかく。古い家(欧州の家と比べるとそんなに古くはないけどねー)って、常に何かしら手をかけてあげないといけない。お金がたっくさんあったら、フロアプランからやり直して、台所の位置を変えたり窓を付け加えたり…したいけど、そんな余裕はないので、できる範囲でタッチアップしたり、修繕したりしています。

相方が先週始めたのは、小部屋のペンキ塗り。

本来は「リーディングルーム」か「シッティングルーム」として使われていたっぽい、小さな部屋。暖炉があって、作りおきのミニ本棚があるから、やっぱりReading Roomだったのかな。

小部屋のペンキ塗り

この部屋、引っ越してからまともに使ったことがない。「物置き」か「通り道」として存在するだけ。窓がなくて暗く小さいっていう理由からです。この暖炉の向かい側の壁に、一つでも窓があれば良かったのに〜。無いので、その壁に本棚を並べて「本の貯蔵部屋」にもなってました。

小部屋のペンキ塗り

これ(↑)が向かい側の壁。まぁ…使わない部屋だから、という理由もあって、引っ越してから全く手も付けておらず。でも、通るたびに「汚らしいなぁ」と気にはなっていました。

で、重い腰を上げてペンキ塗りだけでもしてみようじゃないか、と言う事になった。ようやくっ。この「色」と呼べないような汚らしい黄色味がかったベージュ(ベージュがかった淡黄色?)… So ugly…

小部屋のペンキ塗り

それからこの古い暖炉… super ugly! 前に住んでいた人たちも、ペンキ塗りや配線をDIYでやっていたみたいなんだけど、やり方が汚くってさ〜。この部屋を塗った時に、暖炉のレンガの縁に淡黄色のペンキをべっとり塗ってそのまま。左上のトコロ(↑)も汚いでしょ?これがどうしてもきれいに拭き取れない!

小部屋のペンキ塗り

相方もネットで調べたりして、煉瓦についたペンキの落とし方を読んだんだけど、毒性のある液体をぶっかけないと無理だって。

で、もともと、このレンガそのものもきれいな赤い煉瓦じゃないんだし、いっそのこと壁と同じ白に塗っちゃったら? ってことになりました♪

作業開始〜(相方がね。私は見てるだけデス。。。)

小部屋のペンキ塗り

コチラで部屋のペンキ塗りをする時に使うペンキは、Latex(ラテックス)ベースのペンキ。まず、部屋全体の壁と天井をスポンジを使ってきれいに拭き取る。で、そのあと、凸凹している表面にヤスリを掛けてなめらかにする。で、それから「プライマー」ってよばれる下地になる白いペンキ(?)を塗ります。そうすることで、次に塗るペンキのノリがよくなるんだって。

↑はプライマーを塗った状態。真っ白のプライマーでベージュを隠しただけで、ずいぶん気持ちがよくなった。

小部屋のペンキ塗り

今日は天井のコービング(丸くカーブしている部分)を刷毛でペンキ塗り。平らなところはローラーで一度目のコーティングを塗ってたヨ。

小部屋のペンキ塗り

Uglyな暖炉も白くするだけでスッキリと明るくなりそうだ〜。(↓プライマーの白です)

小部屋のペンキ塗り

まずは壁と暖炉の煉瓦にペンキを塗って、その後、ドアやベースボードも「ヤスリ→プライマー→ペンキ塗り」の作業をします。のんびりなのでまだまだ時間はかかりそうだけど、きれいに塗り上がるのが楽しみ☆

*おまけ*

今日の笑顔。

ボーダーテリア Gus

良い一週間になりますように!

 

 

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