ソウルフード。シナモンロール♡

ここ10日ほど、どうも調子が悪かった。気持ちの面で。

 

滅入っているとかではなく、とにかくモヤモヤとイライラにつきまとわれていた。朝目覚めたときから、その「イヤ」な何かが背中にぺっとりとへばりついているような感覚があった。毎朝、10日ほど。何が起きたというわけでもない。ただ、クソ腹立つのだ。ほんと、コマッタちゃんだ。I am so F***n totally Grumpy ちゃんだ、、、とつぶやく。

そんな自分を元気づけようと、週末にシナモンロールを作ろうと決めていた。クリームチーズフロスティングをたっぷりのせた、デカダンス。私のソウルフードかもしれない。

自分で作るとこんなにたくさんのシナモンロールがぎゅぎゅっと詰まって並んでいるのを見ることもできる。このビジュアルも、ささくれだった気持ちを癒やしてくれる。

このレシピで作るシナモンロールが、今のところ私の中ではベスト。→☆保存版レシピ(今日写真を少し加えた)

生地の具合がとても良い。小さめにつくるこのロールを半分に切り、大きな口を開けてぱくっといく。たまりません。

Grumpy ちゃんには、どんな薬よりもよく効く鎮静剤だ。

久しぶりのベーキングで、オーブンを開けて焼き上がったシナモンロールを取り出すときの幸せを思い出した。

午後、庭の奥を少し片付けて抜いたり切った草木をまとめながら、ふっと気持ちがなめらかになっているのに気づいた。

時々顔を出ししつこくつきまとう「Grumpyちゃん」。何がきっかけでやってきたわけでもなく、何があったというわけでもないのに去っていく。更年期、と言ってしまえばそれまでなんだけれど、なんとかかんとか付き合っていかなきゃいけないのだろうなぁと思う。

チューイ、何を想う。 丘の下でであった「ゴージちゃん」のことを想う。笑。

みなさん、良い一週間を!

【保存版】最高のシナモンロール☆

好きなベーカリーが閉まっていて、週末の朝のお楽しみクロワッサンなどをしばらく食べていない。

それでね、ここ10日ほど、ふかふかのシナモンロールが食べたいなぁ〜って思っていた。

シナモンロール(またはシナモンバン)といっても、ベーカリーによって微妙に違う。パン生地の部分が少し硬め(クッキーとまではいかないけれど、少しサクッとしている)とか、ロールの隙間にいっぱいレーズンやクルミなどがつまってるとか、スティッキーバンといってコーティングがすごく「スティッキー」(ねちねちして)キャラメルのようになってるのとか。

私の好きなタイプのシナモンロールは:

  • 生地はふかふか寄り(手でちぎったときにふかぁ〜っとする)
  • ロールに隙間はあいていない(ふかふかバンがむちむちくっついている)
  • 大きさは10cm✕10cmくらい。高さが7cmくらい。
  • シナモンばっちり
  • クリームチーズフロスティング on top!

このチェックリストの項目をすべて満たしてくれるシナモンロールって、なかなかないのです。

が!!!

見つけたのよ、レシピ。これぞ求めていたシナモンロール! 平日のランチブレークに生地の準備をして、途中様子を見たりして。在宅ワークの醍醐味(?)。

では先に見せちゃおう。

じゃんっ♡

理想のシナモンロールと言ってしまえる!ので、保存版として書き留めておきまーす。オリジナルレシピはここ→☆

最高のシナモンロール

(北米1C=250cc)

生地:

  • 牛乳 3/4 C (温める。43度。レンジで40秒ほど)
  • クイックライズイースト 小さじ2 1/4 (7g)
  • 砂糖 1/4 C
  • 卵 1個と黄身1個分
  • バター 1/4 C(溶かす)
  • 強力粉 3C
  • 塩 小さじ 3/4

フィリング:

  • ブラウンシュガー 2/3 C
  • シナモン(粉)大さじ1.5
  • バター 1/4 C (室温で柔らかく)

フロスティング:

  • クリームチーズ 115g(室温で柔らかく)
  • バター 大さじ3(室温で柔らかく)
  • 粉砂糖 3/4 C
  • バニラエッセンス 小さじ半
  1. お風呂のお湯の程度に温めた牛乳に、クイックライズイーストを振りかける。砂糖、卵(一個と黄身一個分)と溶かしたバターを加え、混ぜ合わせる。
  2. 粉と塩を木しゃもじで混ぜ合わせる。
  3. スタンドミキサーの中スピード(私は#2〜#4)で約8分こねる。少しネチネチ手にくっつくくらい。手捏ねの場合も8〜10分よく捏ねる(くっつくので適当に粉をふりかけながら)
  4. 油を塗ったボールの中に生地をいれ、サランラップ、その上から温めたタオルを被せる。1時間から1時間半、生地が2倍の大きさになるまでねかす。
  5. 十分に発酵したら、粉を振りかけたカウンターの上に生地を出し、22cm✕35cm(大体)の長方形になるように伸ばす。
  6. この上にフィリング用の室温で柔らかくなったバターを伸ばす。短い方の辺(*私は長い方の辺)は、端から1cmほど開けておく(バターを塗らない。↑の写真は間違って3〜4cmほど開けてしまった。)
  7. シナモンとブラウンシュガーを混ぜておき、バターを塗った生地の上に均等に振りかける。
  8. シナモン+バターのふりかけてある端・辺を手前にし、向こう側にぐるぐるときつめに巻いていく。バターを塗っていないほうが綴じ代になる。(ここで、オリジナルレシピでは短い方の辺から巻いて「太巻き」のようにしていたけれど、私は長い方の辺から巻いて細くして一つのシナモンロールをこぶりにした
  9. 巻き終わりをしっかりと指でつまんで閉じて下にする。
  10. 5〜6cm幅に切る。
  11. 油を塗った容器(22cm✕22cm)にロールの断面が上になるようにして、くっつけて並べる
    使う容器は高さのあるもので。油を塗ってもいいし、私はクッキングシートをしきつめた。容器が大きすぎて隙間が残ってしまったので、アルミホイルで詰めた。
  12. この状態で布をかぶせ、30〜45分、発酵。発酵後は隙間がなくなるくらいぴちっと。
  13. 176℃(350F)で20〜25分焼く。縁が少しきつね色になったくらいが良い。焼きすぎると固くなるので。5〜10分休ませる。
  14. フロスティングの材料をハンドミキサーでよく混ぜる。
  15. 粗熱が取れたシナモンロールにフロスティングをぬりたくる。

どうだーっ!!!

オーブンから取り出したときには、オーブンの中でぷっとふくらんで、真ん中の部分が飛び出てヤドカリみたいになってしまったのが2つか3つあった。けど、フロスティングを塗りながらぎゅぅっと押し込んで、オッケー。

やっぱりね、フロスティングはクリームチーズのじゃないと。どうせ作って食べるなら、変にカロリーカットとか考えないこと。

フロスティングまでつけてしまったけど、半分はワックスペーパーにくるんでジップロックに入れて冷凍。二日目もパン生地はふわふわで良し(焼いたその日がやっぱりベストですが)。

コロナのせいで最近、ベーキング材料が不足しているみたいです。まず、最近、イーストを見ない。粉もないなぁ、って思っていたけれど、この間スーパーに行ったら大きな袋が積んであったので一袋買っておいた。でもあいにく、All Purpose Flour(中力粉)で、私がほしいなって思っていた強力粉はどのブランドもなかった。ま、イーストはまだ瓶に半分ほどあるし、強力粉もまだ家にあるからいいや。

アメリカの相方の妹さんやお姉さん情報によると、本当に物不足らしい。幸い、親戚や友達の間で、余分にあるものを譲ったりしてなんとかいけているみたいです。私の住んでいるあたりでは、まぁ、手に入れにくいものもあるけれど、一時期消えたトイレットペーパーは個数制限して売り出されているし、大丈夫。

昨日は相方の誕生日で、大好きなベーカリー(←ここは開いてた!)で超甘ったるいケーキを注文。甘いけど、美しく美味しいケーキです。デコレーションはマーチパン♡ ゴージャスなお花は義姉さんからでしたー。

甘いものばっかり。。。

でもこのシナモンロールはとっても美味しくて、嬉しくなって数日前にDoodleを描きました〜。→Doodle Marathon

Birthday wishのアニメーションはインスタに♪ →Doodleのインスタ

たとえゆっくりでも確実に、コロナウイルスの現状が治まっていきますように。

Goodies#20: Demitasse Cafe のシナモンバン

好きだなぁ。シナモンバン。
カナダに来て始めてシナモンバンに出会ったときは、本当に「もう見たくない」って思うところまで毎日の様に食べ続けた。かなり太りました。今はもう、そんな風に狂うように食べることはないけれど、ときどき「他の何でもなく、Cinnamon Bunでなくちゃいけない」という朝がある。
今朝がそんな朝でした。

食べ物のこととなると、自分でも感心する程「腰が軽く」さっさと行動に移せる。「Gus、行くぞー」とGusの散歩もかねて、歩いて10分ほどのところにある「Demitasse Cafe」に出発。デミタスはずいぶん長いこと、住宅地の一角の同じところにある。地元のひとの経営する小さなベーカリー。スターバックスの様な「コーポレートのチェーン店」とは違い、雰囲気が温かい。

demitasse cafe

デミタスには4つか5つだけ、外に小さなテーブルがあり、お店の中にはカウンターのみ。タイミングよく行かないと座れない。わたしの好きなのは、この限られたスペースにたくさんの色んな種類の植木が並べられていること。

demitasse cafe

これ、全部売り物。大小様々で、日向を好む物も日陰で育つ物も、小さなスペースに上手に収まっていて、しかもどれも元気。この春、長い間探していたコーラルピンクのアゼリア(ツツジ、かな?)を見つけたのもここでした。

お店は小さいけど、よく繁盛している。

demitasse cafe

シナモンバンは人気のアイテムで、ちょっと遅くに行くと売り切れていたりする。デミタスのクロワッサンやデニッシュもおいしい... どちらもバターをたんまり使っているのがよくわかる。あ、でもひとつ不満に思うのは、最近、アーモンドクロワッサンの大きさが小さくなった。でも値段は同じ。気づいているんだぞー。

人気のシナモンバンは、いつまでもこのままの大きさで、砂糖とバターのキャラメルべっとりで、ふかふかでありますように。

demitasse cafeごちそうさま。

おまけ:左上の「プーさん」のマグカップはお気に入り。上海での仕事を終えたときに、教え子のひとりにもらいました。あれからもうそろそろ10年(早い...)。あの子、どうしてるんだろなー。

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(ありがとうございまーす)