ニューヨーク市を構成している5つの行政区のうちの一つが「マンハッタン」。ウォール・ストリートや5th アベニュー、タイムズ・スクエアなど、よく耳にする金融街や繁華街は全てマンハッタンにあるので、NYC=マンハッタン、と捉えられることが多いんだって。私は今回NYを訪れるまで、ニューヨーク市は陸続きの大きな大きな街で、マンハッタンは中心部にある地区で、ブルックリンなどは郊外にある地方地区だと思ってた。その上、恥ずかしいことに、マンハッタンが「島」だということも今まで知らなかったぁ~。
で、旅のはじめにまず、マンハッタン島をぐるりと一周する「サークル・ライン・クルーズ」に参加した。昨日紹介した「シティパス」にチケットが含まれていて、ショートコースだとそのチケットだけでオッケー。一周する3時間のロングコースは、プラス$8だったかな。
赤い線で描かれているのが一周コース。中央がマンハッタン島。ね?マンハッタンは島でしょ?
ぐるりと一遊するので、マンハッタンの街の様子や建物の地理的な関係がよくわかった。
ボートで遊覧する間、おじさんが見えてくる建物に関する小話をしてくれる。見たり聞いたり写真をとったり。。。スケールの凄さに圧倒されて、口が半分開いていたと思う。
中央にそびえ立つのが、あのテロ事件の後、ワールドトレードセンターの跡地に建てられた「Freedom Tower」。完成すると高さは1776フィート(約541m)。1776年のアメリカ独立宣言にちなんで、この高さになるそうです。完成予定は来年の終わりなんだって。
Ellis Island(エリス島)。1892年~1953年まで、アメリカ合衆国最大の移民局だったところ。今は博物館になってます。
当時、ヨーロッパからの移民が最初に通過したアメリカの土地が、このエリス島。現在のアメリカ人の約40%が、親、または祖父母がエリス島の移民局を通過してきた人たちなんだって。皆が皆すんなりと通過できたわけではなく、長い船旅のあと、ここに身柄を拘束されたり送り返された人たちもたくさんいるんだもんね。相方のイタリア側のおばあちゃんとおじいちゃんも、同じようにしてアメリカに移り住みました。エリス島を眺めながら「胸が熱くなる」って言っていた。
Statue of Liberty
正直、あまり期待していなかった自由の女神。ところが実際にこうして見てみると、貫禄があった。何よりブルーグリーンの色がとてもきれいに光っていた。
マンハッタンを南の端から眺めたらこんな風(↑)。
近代的な都市の風景をみて、素直に「美しいな」って感じました。
ブルックリンブリッジ。西側半分は修復工事のため、キャンバスで覆われていました。上を歩くこともできるそうで、是非渡ってみたかったんだけど、今回は日数不足で断念。
3時間かけてこれだけの(あ、写真はもっともっとあるんだけど…)マンハッタンの姿を外から眺めてみて、「NYCに住む人たちって、この街をきっととても誇りに思っているのだろうな」って感じました。クリスチアーナにそうやって聞いてみると、NY以外に住みたいと思った街はない、という答えだった。
私は大阪出身で、上海で暮らしていたこともあるけれど、大都市を見て、規則正しく立ち並ぶ大小の高層ビルを見て、心から「美しいな」って感じたのは今回が初めて。変なたとえになってしまうけど、銀河系の写真を見たり、マックブックを開けて中の構造を眺めてみたときに、そのリズミカルな規則性みたいなものにうっとりする気分と似ていました(よくわかんないね)。
夕方から夜にかけてのサークルラインツアーも、きっととても素敵だと思います♪