ちょうど先日イタリア語の中間試験を終えたので。中間リポート on Learning Italian!
。。。んちゃって、そんなに張り切ってリポートできるようなこともないのですが、自分への覚書という意味と、ひょっとしてイタリア語なり第二・第三外国語を勉強しているビギナーさんもいるかもしれないし♪
興味があって受けてみた中間試験。思っていたよりも難しかった。的を外した〜。試験の中でハッキリと気づいたのは、「単語を口に出してなんとなく言える・読める」からといって「その単語を書ける」とは限らない、ということ。「ニョ」とか「ッズォ」とか、あれぇ?と戸惑ってしまった。
イタリア語を初めてみて、難しいなって感じたことをあげてみると:
- 男性名詞・女性名詞と、単数・複数。それらを修飾する形容詞も、男・女・単数・複数に合わせて変化する
- 不定冠詞と定冠詞:英語では3つ (a, an, the)なのに伊語では…えーっと (un, uno, una, un’, il, lo, la, l’, i, gli, le) …11個もあるぅっ!
- 動詞の活用(覚えるしかない)
- gli の発音(濁音の付いた「い」と「り」を塊にして油をぬってヌメヌメにしたような音)
パターンやルールに従っているものもあるけれど、そうでないものもあり。もう覚えるしか仕方がないやんっ、これっ!っていうのもある。そこで気づいたのが、「覚えられない」ってこと。10代、20代とは違うなって痛感してます。それこそすり鉢に胡麻を入れてすってすって練りゴマにするような…そんな感じでひとつの単語を覚えたり… ごりごりごりと…
ボキャブラリーのページやテキストの索引のところをぱらぱらとみながら、本当にはなせるようになるにはどれだけの語彙を覚えなきゃいけないのだろうと思う。仮に語彙を詰め込んだとしても、文章にして話せる訳でもなし。そういうことを考えていると気が遠くなってくらくらしてくる。太平洋のど真ん中にぼっちゃんと落とされたような気分です。
それでも「楽しいなぁ〜」って感じられるのは、音が好きだから。それから、ちょっとした表現がすごくチャーミング。この間の授業で、「普通のテーブルは tavolo だけど、コレは小さいから tavolino よ。」と先生が言ったのを聞いて、小さいとタボリーノなの〜☆と、嬉しくなってしまった。
英語圏に住んでいて英語でイタリア語を学べるのって、日本語でイタリア語を学ぶよりは少し「得」かも、と感じています。アルファベットは同じだし、英語を初めて習った時と比べたら、発音はワカリヤスイし。文法的に英語に似ているところもある。
さて、授業以外で自分で使っている教材を少し紹介します♪
Duolingo:http://www.duolingo.com/
ウェブ上でアカウントを作って(無料)、自分のペースで勉強できるよ。知ってる人が見たら気づくと思うけど、有名な外国語学習教材「ロゼッタストーン」と学習方法が似ています。文法がどうとかいう説明はなく、絵を見たり、発音を聞いたり、自分でパターンを見出しながら学習する方法。子どもが言語を習得するときと同じ方法だっていわれてるよね。とにかく、無料だし、ウェブ上でも練習できるし、モバイル用のアプリもあるよ♪ ちなみに英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語もカバーしてますよん。
Pimsleur Italian →☆
Pimsleur italianのリスニング教材は「音」で言葉に馴染むことが基本。これも「ロゼッタストーン」と同じく、文法がどうのこうのという説明はほぼゼロ。練習の仕方というと、伊語で会話を聞き、英語でシチュエーションの説明がある。その後英語で「〜〜と言ってみよう」と言われ、次にイタリア語で聞き、発音し、繰り返す。これを続けて積み重ねていくうちに、自分なりにイタリア語の言い回しのパターンがなんとなくわかってくる。とにかく耳で聞いて何度も繰り返す!が基本。私はラッキーなことに、mp3ファイルを譲ってもらいました。レベル1〜3(計90課)のうち、今日レベル2を終えたところ♪ 同じ課を何度も何度もリピートしてます。 結構速いスピードで容赦なく(?)発音されるから、戸惑うことも多いけれどいい練習。毎朝の自転車通勤の時に聞いてるよ〜。
イタリアのテレビドラマ:Il Commissario Montalbano
イタリアのTVドラマの面白そうなのを探してみたけど、あまり出てこない。で、Saoriさんに教えてもらったロングランで人気の「Detective Montalbano」をトライ。なかなかチャーミングで、相方と二人で気に入って見てます☆ モンタルバーノさん、熱いっ。身振り手振りが情熱的。話すスピードがものすごく速くて、英語字幕を読むのにもついていけない状態。でも、ときどき、簡単な単語を聞き取れたりすると「ああっ!」と喜んでます。
Youtube
耳慣れのためにYoutubeで良さそうなクリップを見つけて「ただ聞いて」います。この間相方が見つけたもの(↓)。Botturaさんはイタリアのモデナにレストランを持つ有名なシェフ。彼の生み出すものは「Reunion of 5 Sences」だと表現されている。穏やかに話す口調と美味しそうなバルサミコとパルメジャーノがシンクして、うっとりしながら何度も聞きました〜。
このクリップの最後のほうの彼の言葉が好きです:
“Find your place. Sit in the right place for you. Only you know where that place is.”
(自分の場所を見つけなさい。そしてここだと思う場所に腰をおろしてごらん。それがどこであるのかは、君だけが知っているんだよ。)
こうして、今はネット上にあふれるほどのリソース・教材なるものがある。タブレットやスマートフォンにいれて使えるアプリもある。でも、色々試してみて、私にとって一番記憶に残る方法は「紙に書く」ことだと気づきました。手を動かして紙に何度も書くこと、つぶやきながら書くこと。これって、中学の時と全く同じ100%アナログ手段。それが一番効果的だから驚きです。自分で書くと、ノートのあのへんに書いたなぁ、っていう風にビジュアルに覚えている場合もある。
長くなりましたが、ま、こんな感じでぼちぼちとやってます。一緒にイタリア語をやっている相方は「Volare」の歌をひっきりなしに歌っていて、それが頭から離れなくていやだ〜(涙)。
オススメの勉強法など、提案があったら教えてくださいませ!
*Doodle Marathon update:it’s been a while, and give me a piece→☆