my first 3D wonderland☆

今週一週間は「Digital Humanities Summer Institute(DHSI)」のワークショップの一つに参加していた。DHSIは、毎年6月の始めの2週間、うちの大学で開催される結構大きなサマーコンファレンスです。参加者は延べ1200人ほどになるらしい。大学の教授だったりリサーチャーだったり、やっぱりカナダやアメリカの各地からやって来るひとたちが多いけれど、ヨーロッパやアジア、南アメリカから参加する学者さんたちもいる。私はいつもDHSIの準備をする側にいるんだけれど、今年は始めてワークショップに参加させてもらった♪ オファーされるのは70コース。うーむと悩み、まだ定員に達してなかったものの中から選んだのは「Modelling. Virtual. Realities. A Practical Introduction to Virtual (and Augmented) Reality」というコース。初心者のためのヴァーチャルリアリティや3Dモデルのイントロコース、みたいなの。えへへ。

最終日。Show&Tell

参加者さんたちはみんな学者さんや研究者なので、それぞれ「Research Interest」とか「Dicipline」がある。ま、専門分野かな。最初の自己紹介で「私はこういうことを研究しています。こういうことに興味があって参加しました。」とみんな言う。実際、隣りに座っていたNYからきたおじさん(失礼)に、君のDicipline(分野)は何なんだい?って聞かれた。「うーん。。。無いよ。専門分野なんて。カスタマーサービス?エンドユーザーサポート?」聞いたおじさん、ちょっと困ってたっけ。

と、まぁ、私は異色な参加者だったけど、面白かった。新しいことを教室で学べるのって新鮮で楽しいねー。ドイツのケルンからやってきたヤンさんとゾーイさんという二人の先生。ドイツ語なまりのカタコトの英語も新鮮でチャーミングだったよ。

なにせ、5日間でイントロから練習、ミニプロジェクトを仕上げるところまでするのだから、一日がぎゅうっと凝縮した感じだった。新しいことを学んで慣れないことをすると疲れるねー。特に目が… そんなわけで、家に帰ったらバタンキューでコンピューターの前にも座れなかったのでした。

色々と詰め込まれたし、それぞれみんな自分のプロジェクト(グループで取り組んだ人たちもいた)があったんだけど、大きな目標は「WebVR」というものを作る、ということだった。なにそれ?? って思う人もいるかも。私もその一人でして。。。(苦笑)。WebVRっていうのは、3次元の空間をウェブ上に表示してそれをスマホに映し出し、スマホを特別なビューアーボックスに差し込んで見てみると…まるで3次元の空間に立っている感覚で体験することができる、というもの。

3Dモデル製作のソフトは色々あるし、とても高価だったり高性能のコンピューターが必要だったりする。でも、私が今回選んで練習したのは「A-Frame」というもので、基本的にはコードだけでできるのー。特別なソフトを買う必要もなく、コードエディターもオープンソースの無料のもの(Atomというもの)だった。私は昔々に基本的なウェブのHTMLとかCSSはかじったけれど、その程度でプログラミングとはできません。それでも、なんとか、A-Frame で形にすることができたよー。周りの人にいっぱい助けてもらったけど!

でね☆

でーきーたー☆

My First 3D Wonderland! 

とても簡単な形を作ってそれを組み合わせて。どこに配置するかを決めて。そのあとアニメーションを付けたよー。

えへへ。。。

羊さんは、一緒にコースをとっていた同僚くんからもらった♪

動いているページはこちらから見れます〜→☆ココ!
(あ、でもあまり古いスマホだったりするとうまく表示されないかも。コンピューターのブラウザなら普通に見れると思う)

コンピューターのブラウザ表示の場合、マウスを動かすと角度を変えれるよ。キーボードの上下左右のキーでズームインやズームアウトもできるよん♪

他にももっと色々と学びたかったけど時間切れ。また自分で時間を作ってトライしてみたいな。忘れる前に。。。

あーーー。疲れた。楽しかったけど、疲れた!週末は目を休めるよーーー。

「my first 3D wonderland☆」への2件のフィードバック

  1. 動いたよー ドーナツが飛んでたね・笑
    すごいね、これ、コードだけでできているの?!
    視覚的に2次元で描いておいて最後に魂を吹き込む的に(笑)、3D処理をするんじゃないんだ?!
    自分もサッパリ分からん。興味のあることを学べる機会があるっていいねー
    アカデミアで働く人たちは環境が整えられているものね。

    ウチの職場だと、業務に関連したことだから学ぶ「研修」的要素が高いし
    会社の費用で参加すると社内へFeedbackしなくてはならない=資料作成や発表準備で
    業務を圧迫するからなかなか大変というね。
    常に人不足なのに残業すると叱られるし(でもしないと終わらないし)で
    自然と「余計な事」には手を出さない(出せない)という考え方になっちゃうな。

    1. アキラさん、こんばんわ!
      あははっ。見てくれたのね〜♪ 嬉しい。ありがとう〜! 
      なんかさ、幼稚園みたいよね。練習の最初のステップで作ったのが立方体と球と円柱だったの。そこから色々と応用していったんだけど、ドーナツが飛んでる幼稚園になったよ(笑)
      そうなんだよー、これ、全部コードだけでできていて、他の3Dモデルで作ったものをインポートしたりしてないんだよー。すごくない?3行ほどの文字列がこの形、色になって飛びててくるっていうのが不思議。ヴァーチャルリアリティや3DやARっていうテクノロジーをどういう形でアカデミックなフィールドに取り入れていくことができるのか、っていうのが大きな課題なんだと思う。こうして3Dワールドを作れたとして、さてそれをどうする?ってなるでしょ? 私もそこのところが知りたくて参加したんだよー。はっきりとして答えはでなかったけど。

      そうそう、Feedbackは求められるかなぁ。でも私の場合は多分、ミーティングの中でちょこっとこういうことを学びましたって言えばオッケーかな。どうだろうー。
      そっかぁ。やっぱり日本の企業で働いていると、色んな意味で余裕が無いんだね。少し違ったことをやってみたりすると、そのしわ寄せが色んなところに出てくる。人不足でぱっつんぱっつん(?)に働かされているとそうなっちゃうよね。。。
      週末やお休みをとって、心を自由にさせて遊ばないと駄目だねっ!

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