中学と高校のときに使っていた英語の辞書。当時、まだ電子辞書なんてハイカラなものはなかったし、あったとしてもおそらく高価すぎて買えるものではなかった。
英和辞典って、中高時代の授業中は、和英辞典と仲良く重ねて、しょっちゅう「枕」にもなっておりました(←ふたつ重ねると丁度いい高さなんよね)。13歳の時から使ったのだから…ざっと10年は持ち歩いていた。日本の書籍は作りがよろしいとはいえ、乱雑な私の扱いでページも数枚はがれてきた。辞書を持ち歩くこともなくなったころ、お知り合いの方が「海外で生活をしていたら、やっぱり辞書は必要です。どうぞ使ってくださいね」と、私がそれまで使っていた研究社の英和と和英の辞書の第7版をくださった。
私の古い辞書は引退し、今はこの新しいバージョンが机の上にある。
昨夜、久しぶりに英語で真剣に文章を書いていて、うぅ…と唸りながら辞書をひきだした。文章ってさ、日本語でも英語でも、「書かないと」「書けなくなる」んよね。ほんっっとうに脳みそから血が吹出しそうでした。
で、ある単語を調べるのに、ぱたんと辞書を開いたとき。
げっ。
こ。これは。インクブスだぁー!!!”incubus”!!! こわいー!!!
怖し。懐かしのイラスト… 見たことありますかっ?
私の古い方の英和辞典にも全く同じ「インクブスの悪魔」がのっていた。ま、辞書なんて、新しいバージョンになったって、古い内容が引き続き使われるものなのでしょうから、驚くこともないんだけども。
なんでかしらないけど、古い方の辞書でも、パタンと開いたときに、インクブスのページが飛び出ることが「よく」あった。英語の時間に偶然、「インクブス」の挿絵をみつけてその意味を知ったときには、「人前で見てはいけないものを見てしまった」ような気がして、一人で慌ててしまった。だって、眠っている女性を襲う悪魔やでー。13歳の私はナイーブでした。それからしばらくは、怖い夢から目覚めるたびに、お腹の上にあの小悪魔がのっていたのじゃなかろうか、と気持ちが悪くなったりした。
今となっては… 懐かしさもありますが。
ちなみに、女性バージョン(眠っている男性を襲う女の悪魔)は「succubus」=スクブスちゃん。でさ、ウィキでこの言葉の背景にあるお話を読んだところ、インクブス君やスクブスちゃんと繰り返し性交渉を行うと(ま、眠っている間に、ということでしょうが)、「徐々に健康を損ない死に到る」んだってー。やっぱり怖いー!
ルネッサンス時代には、「インクブスは実際に女性を妊娠させうるか?」という議論が真面目に行われていたらしい(from wiki)。で、父親のわからない子供を妊娠してしまった女性は「インクブスにやられた」と言えば通用したようで、ま、都合の良い言い訳にもなっていたようです。一方で、中世の時代には「お前はスクブスだ」と言いがかりをつけられた多くの女性たちが、いわゆる「魔女狩り」同様、火あぶりの刑に処せられたのも事実です。
しっかし、インクブス君、まだ辞書の中で健在だったか。あぁー、びっくりした。
なにこれー、めっちゃグロイ!笑 子供も読む辞書に、こんなリアルな・・・しかも、「睡眠中の女性を犯す」って、そんなハッキリ!笑 こんなん初めてみたよー!衝撃だね。あー、すごいなぁ・・・いろんな辞書があるんだな~
ほんと、辞書なんて枕代わりにした思い出しかないよ・・。
ミットゥンさん、インクブスのこと知らなかった?この挿絵も初めて?
辞書で調べてみてください。きっと挿絵がのってるはず。
怖いでしょ?
イラストが入った英和辞典を見るのは好きだった。
この絵ははじめてだけど、インクブスは小学生高学年のころには知ってた。
悪魔に興味を持っていろんな本を読んでいたときに出会った。
その本のイラストも絵の構成がこれによく似ていた。
映画のポスターにもこの絵と同じような構図の写真が使われていた。
有名な監督だった気がするけど、監督の名前をはっきり思い出せない。
表紙の色が美しい辞書ですね。今度本屋さんで見てみよう。
確かに文章は書かないと書けなくなるね。
今回風邪で喉をやられて、ほとん人と話さない日が続いたけど、誰とも話さないでいると、日本語を忘れるという話を思いだした。
確かに納得出来る話だと実感した。papricaさん、日本語をわすれないでね。
おやすみない。
あー、やっぱりー! asoboさんあたりは、インクブスをご存知かなぁ〜って思ってた♪
へぇ〜、映画のポスターにも。この構図のインクブスは、有名なのか。それとも、コレ以外にインクブスが文献で挿絵と一緒に紹介されていないのか。
この辞書は研究社のものです。なかなか使いやすかったのを覚えてます。この第7版は緑の表紙だけど、私の昔のものは茶色でした。
文章ね。英語も日本語もどちらも怪しくなってきているのです。
…それもあって、日本語の練習(?)にと約1年前にブログを始めたのでした。忘れないように頑張ります!
papricaさま
わたしは、中学生のときから、ひまがあれば、
英語の辞書ばっかり「眺めて」いました。
薄紙の質感と、あのなんともいえず不思議な挿絵といい、
本とはまたちがう世界に、ぐいぐいっと惹かれたのです。
子どもたちにも、ことあるごとに「辞書を引きなさい!」
といって育ててのに、
最近はすべて、オンラインに頼っていて、寂しい~。
serendipity_jさま:
だと思いました!serendipity_jさまは、日本語と英語の両方で言葉を操るひとですもん♪ 懐かしの英和辞典は「バイブル」でしょう。
そうそう!この薄い紙がね、いいですよねぇ。ページをめくる音もいい。あ、同じ挿絵、のってました?
私の母も、辞書辞書と口を酸っぱくして言ってました。わすれたら何度でも同じものを引きなさい!って。
オンラインは便利だけど、ひいた単語だけしか調べられないでしょ?辞書をめくると、周りにある単語たちや、こうして私のようにインクブスにばったり再会できたりするのです☆
こんにちはw
うーん辞書とか百科事典とかやっぱ良いですよねえ・・
アンダーライン引いたり、いたずら書があったり。
今になって学生の頃のあったらなあって時々思います。
↓のGus君最高だなあ:)いつもここでGus君見ると会いたくなりますよ:)
あと青空も最高!!一日あそこにいたいですっ
wulm さん、こんばんわ!
あれ、昔使っていた辞書は?どっかにいっちゃいましたか?
私は新しいものをもらったものの、やっぱり初代英和辞典は捨てられず、箱にしまってあります。
そうそう!アンダーラインやら、かどっこにペラペラアニメ(?なんて言うんだっけ?)を描き込んであったり。
Gusに会いに来てやってくださいませ。青い椅子も、今なら赤も入れて3つあるので、きっとwulmさんの分の席も空いてますよん。