お帰り、Gus。よろしくね、Oban。

何からどう書けば良いのか。なので、単刀直入に。

パピーがやってきたのです。

突然。

うーっす。

生まれて9週目の男の子。名前は「Oban・オーバン」。

偶然ではすまされないような偶然がいくつも重なって、あれよあれよという間に、我が家にやってきた男の子。まだ信じられない。今日はObanと過ごした最初の丸一日。疲れたっ。

色々な感情があふれて収拾がつきません。Gusの写真を見ては泣き、ありがとうと笑い、Obanの可愛らしさにきゅんとなり。

1月11日、Gusの初七日。ようやくGusの今年のカレンダーを飾り。気に入ったお花が見つからなかったのでDoodleでGusに花を贈った。花なんて「けっ」っていう子だったけど、草花があふれる春が大好きだったから光いっぱいの花を贈りたくて。ようやくそんな気持ちになれた。

1月12日、少し前に連絡したブリーダさんに、ふと、連絡をしてみたくなった。ボーダーテリアのウェイトリストはとても長く、1年〜1年半待ちはざらです。このブリーダーさん、メーガンも「次の仔犬たちの予定はうまく行けば7月か8月」って言ってた。その彼女に「次の仔犬たちのパパ犬とママ犬について、よければ教えて下さい」って。何でも良かった。とにかく、先のことでなにか心待ちにできることにすがりたくて、そんな気持ちでメールをいれた。

そしたらすぐに返事が来て、「今朝、突然キャンセルが出てね、もらい手のない男の子がいるんだけれど。。。わんちゃんを失ったばかりだし、早すぎるかもしれないけど。。。」って。

すごく迷った。Gusのことでまだこんなに悲しんでいるのに。でも相方はすっごく嬉しそうに「迎えようよ!」って。本当に?!

1月13日、ブリーダーさんに承諾の連絡をしたところ、「ちょうど今日、もうひと家族がパピーを引き取りに来るんだけれど、その方たちがビクトリアのひとなのよ〜。あなた達のパピーをその家族に届けてもらってもいいかしら?」

そう、偶然、その日、パピーをピックアップしに来た人たちがこの島に住むひとだったから、Obanはお兄ちゃんと一緒に車で私たちのところまで届けてもらえることになったのです。

1月14日、正午。Gusの旅立ちを手伝ってくださった獣医のジャネットさんから連絡があり、今からGusの遺灰を届けてもいいかしら。って。

お帰り、Gus。

とてもきれいなMother of Pearlという器で。ジャネットさんから受け取りながら、また泣けてきた。彼女に、「実は今日、パピーが来るんです」って伝えると、大きな明るい笑顔で良かったね〜って。新しい「Journey」の始まりねっ、Gusも喜んでるわっ、って。

その1時間半後。

Obanがやってきた。

同じ日に。Gusの旅立ちから9日目に。

Obanを受け取ったときの両手におさまったぬくもりに、また涙が出そうになった。

めそめそしている私たちへの、Gusからの贈りもの。なのかな。

豆鉄砲のように走り回るObanを見ていると、Gusを思い出す。

でも、またちょっと違ったキャラクターっぽいです。まだ出会って一日だけど。

Gusはもう天国についたのかな。「どう?ぼくちん、うまいことてはいしたでしょ。」って言って笑ってるのかなー。

この怪獣。。。

こんなに突然、こんなに早く、またパピーの世話をすることになるなんてね。

スコットランドの名前がいいねぇ、と選んだ「Oban、オーバン」。

友だちが「大判小判のオーバンやね」って言ってくれて、そっか!そりゃ縁起が良い!って嬉しくなった。相方の妹さんは「そんな名前のウィスキーあったよね」と(笑)

パピーのしつけってどうやるんやったっけ? ただのパピーじゃないよ、この子はワイルドなテリア…14年9ヶ月前の私は若かったからできたけど…ってことも出てきそう(汗)。

↑↑ブログのお友だちに教わって作った、押し花を貼り付けたキャンドルホルダー。去年の7月、Gusと一緒に庭で集めて、ふと「久しぶりに押し花にしよう!」って作ったんだった。

Gus、贈りもの・オーバン、ちゃんと受け取ったよ。早速お供えのジャーキー狙ってたよ。

Welcome back, Gus.

Welcome home, Oban.