終わりの花。

花の終わってゆく姿も好きです。

花瓶にさした花の中には、とてもきれいに枯れていくものがある。

全部が全部そうじゃない。同じ種類の花でも同じように枯れていくわけでもない。わたしが好きなように枯れていくときには、何かしらの決まった条件がそろっているからなんだろう。

咲いていたときの色合いが凝縮される。透明感を失って、ハードパステルのような。ぱりぱりとした花びらもきれいなのです。

ドライフラワーとして作られているドライフラワーは、昔から好きじゃない。今もあまり好きじゃない。

おしゃれなカフェなどの壁や天井(?)から吊るしてあるのをみると、その場所の雰囲気には合っていて素敵なんだけれど、どれもほこりをかぶっているようで、くしゃみが出そうな気分になる。

でも、花瓶の中で忘れられて枯れていったものたちには、たまらなくきれいなものがある。

指でつついたら花びらがはらはらと落ちてしまうかもしれない。

ほんの少しこの姿を楽しんで、コンポストに連れていくんだけどね。

秋も終わりにさしかかり、散歩道や庭のあちらこちらで「終わりの美」を目にする。

*おまけのDoodle:そばかすりんご

この間の投稿にアップしたリンゴも、よくよく見るとそばかすがありまして。

マーケットを終えてから少々燃え尽きた感を感じていたので、久しぶりのDoodle。どんなものでも、書く・描くと自分の外に現れて(当たり前だけど)、それを目で見て(読んで)「Hi、nice to meet you.」と挨拶(?)するとちょっとうれしくなる。そんな風に感じることありますか?