ありがとう2021年。良いお年を!

日本を含めた多くの国では、もう大晦日。ビクトリアもあと少しで今年最後の一日が始まる。気温があがらないので溶けずに残っている雪。今年は White New Year’s Eveだ♪

あっという間の一年で、年のはじめから終わりまで妙にざわざわとしていた。こんなにも気持ちが揺らいでいる年末って初めてだ。Gusのことがあるから仕方ない。特に何を頑張っているというわけでもないのに、一日一日に「精一杯感」を感じてしまう。きっとGusがそういう状態だからかな。ま、こんな年の瀬もあるんだなぁと思う。

毎日わたしを元気づけてくれるのが小鳥たち。

特にリンゴの木にぶら下げているハチドリのフィーダーにやってくる子(オス)が、とってもかわいい。2021年は、このかわいい子に締めくくってもらおう♪

氷点下の日が続いていると、毎朝砂糖水がカチコチにこおっている。なので、ふたつあるフィーダーの一つを外に出し、もう一つは家の中に置いておく。で、翌朝、凍ったものを取り外し、家の中に置いておいたものを外に出す。

私がりんごの木のあたりに行くと、この一羽のハチドリくんが必ずやってくる。最初は偶然だと思っていたんだけど、最近は「私をめがけてやってくる」と確信できるほど、ほぼ100%「ちーーーーっ」と現れる。一体どこで待っているのか、本当に不思議。

今日なんて、凍ったフィーダーを家の中にいれておこうと、裏口に向かう私の後ろについてきた(本当に!)。裏口を開けたときに頭のすぐ後ろで羽音がしたので、振り向くとすぐそこにいたので慌ててドアを閉めたよー。「ぼくちんのフィーダー、どこにもってくんだっ」ってなものだったのか。

寒いのでぷぅ〜っと膨らんだような小さなからだもかわいらしい。

むぅ〜っと膨らんだからだがかわいい。

今年は特に、草花たちや庭や家の周りで見かける小さな生きものたちに癒やされ元気をもらった。

ブログやインスタのお友だちにも、はっとするアイデアや刺激、温かいメッセージや笑いもいただいた。

とにかく。日本の家族や友人が元気でいてくれることがありがたいです。そして、私自身が健康で動けるということもありがたい。ときどき、疲れていたりすると、「なんでわたしがぜんぶやらなきゃならいわけ?」って本音もこぼれる。

でもそういうとき、ドイツの私の尊敬する「超人」家庭医くまさんが、以前にブログに書かれていた「私ができる間はやってあげよう」っていう言葉を思い出す。そう、できる間はやってあげればいい。

みなさ〜ん☆ 今年も一年、ありがとうございました!

新しい一年、真っ白な始まりを笑顔で迎えましょう。穏やかな、健やかな2022年になりますように。

初・ヨークシャープディング!

忘れないうちに。年が開けないうちに。

クリスマスの夜に作った「ヨークシャープディング」のレシピをメモしておこう。

一人で作ったのは今回が初めて。ヨークシャープディングというと英国のものなので、色々あるレシピの中から「Jamie Oliver」のものをネットで見つけた〜→これ☆

とにかく相方がヨークシャープディングがあれば、他に何もいらないっていうほど大好き。コンフォートフードです。卵、牛乳、粉を混ぜた生地を熱々の油の中に入れてかーっと温度高めのオーブンで焼いたもの。ふわふわの「Dutch Baby(パンケーキ?)」の様で、そこにだら〜りとグレービーをかけて食べる。ハイカロリー。普通、ヨークシャープディングというとローストビーフ。なんだけど、ローストビーフという気分ではなかったので、ちょっと奮発して「ビーフテンダーローイン(一番脂身の少ない柔らかい部位)」をパンフライにした。

さて、レシピ!オリジナルの分量と材料を少し変えてます。

ヨークシャープディング on Jamie Oliver

プディング:

  • 卵 4個
  • 小麦粉 150 g
  • 牛乳 175 ml
  • 水 25ml
  • 塩 ひとつまみ
  • ローストビーフを作るときに出る油 50g
  1. 卵、小麦粉、牛乳、水、塩を混ぜ合わせる。これを冷蔵庫に入れて一晩ねかす(←ポイント!)
  2. 作る当日には最低30分前に冷蔵庫から出し、室温に戻しておく。生地は片手で注げる器に入れておくと便利(←ポイント)

グレービー:

  • ビーフ・マローボーン 1kg
  • ボロネギ 2本(なかったので省いた)
  • 玉ねぎ 1個(4つに切る)
  • 小麦粉 大さじ2
  • 赤ワイン 150 ml
  • ポート 100 ml (省略)
  1. 180度(350F)のオーブンでマローボーンと玉ねぎを45分ローストする。
  2. このときに出る油のうち50〜80gをヨークシャープディング用にとっておく。残りの油と底についた「おこげ」(?)はグレービー用。
  3. ローストした骨と玉ねぎを大鍋にいれ、2Lの水を加え2時間煮込む。約半分の量まで減る。
  4. グレービー用にとっておいた油とおこげなどを小鍋にいれ中火にかけ、大さじ2の小麦粉を加えてよく混ぜる。ワイン、ポートも加える。
  5. ここに3のストックをお玉一つ分、小鍋に加えてよく混ぜる。
  6. 5を残りのビーフストックの中に全部入れ、1時間半弱火で煮込む。とろりとしてくる。塩コショウで味付け(茅の舎の野菜だしを少し加えた)
  7. 表面に浮いてくる油を取り除く(この油もヨークシャープディングに使った)
  8. オーブンを220度(425F)に予熱
  9. 2でとっておいた油をヨークシャープディングの型にいれていく。一つに大さじ1弱の油。

    相方のおばあちゃんの使ってた型。浅くて小さめ。
  10. オーブン中段にいれ、5分。油が熱々、煙が出る!
  11. 熱々の型をとりだし、ヨークシャープディングの生地を6等分(私の器は小さいので12等分)。一つのカップに約半分のところまで。
  12. 25分(私の器では15分で十分)。焦げないようにチェック!

膨らんだぜベイビ〜っ☆

感動っ。

COME HERE!!!! っと相方を呼んで興奮を分かち合うの巻。

真ん中の減っこんだところにたっぷりとグレービーをいれて・かけて食べるよ〜。

フワ〜ンと膨らんだ軽い卵焼きのような。お肉から落ちた油で焼きあがっているので、お肉風味も味わえる。

久しぶりに二人でワインを一本開けてしまった夜。なかなか美味しかったのがこれ。

ワインのことはさっぱりわからないので、お店の人に「お肉とヨークシャープディングに合う赤ワイン教えて」って聞いて勧められたもの。まだお店にあったらもう一本買っておきたい。

私の初・ヨークシャープディングは、ちゃんと膨らんで大成功。グレービーもボーンマローの旨味が十分に加わっていて美味しかった(茅の舎の野菜だし使っちゃったけど)。相方もすごく喜んでいたし、思い切って作ってみてよかったー。

おまけ:Muzziのパネットーネの朝ごはん

フレーバーは「ティラミス」!チョコレートとキャラメルっぽいとろりとしたものが入っていた。

ダークなコーヒーにピッタリ☆ あぁ、パネットーネ最高!

凍えるWhite Christmasに手作りスノーシューズ

カナダの西海岸は寒波にみまわれております〜。

クリスマスの朝も、う〜っすらと雪化粧。気温も氷点下。今も粉雪が舞っている。カナダの家の中は日本の家よりも温かいのだけれど、今日みたいな日には分厚いくつ下と腹巻きが欠かせない。

雪がちらつき初めた夜、Gusをその日最後のおしっこに出してあげたんだけど、数分のうちにぶるぶると震えだした。そりゃ寒いよね。若い犬ならどうってことないことも、今のGusにとっては堪える。

で。即席、スノーシューズを作った〜☆ これ↓↓

相方の古いサーモソックスのつま先部分足首部分。足首部分は長めにしておいてミシンで片方を縫った。これが後ろ足よりも大きい前足用。このあったかくつ下をまずGusの足にかぶせる。で、指の部分をくくった「使い捨て用ゴム手袋」をその上にかぶせ、パンツのゴムで足首を縛る。

ほ〜ら↓↓ 笑。

なんて原始的!

でも、家にあるもので作ったこの即席スノーシューズ、なかなかのものです☆

Gusも調子よく雪の中をサクサク歩いてくれるし、もう足が冷たくて震えることもない。

雪の中を歩くのが気持ちよかったのか、ふと見るとゆらゆらとしっぽを振ってた♡

感動してしまった。うれしいんだね、きっとね。

で、雪を食べていた。

なめなめと。

顔をくっつけて。

即席スノーシューズ、履かせるのが面倒なんだけど、足がぬれないし10分ほどまでなら快適に歩けるみたいです。

今の所、ゆっくりと家の前を一緒に歩くと、ちゃんとおしっことウンチをしてくれる。足が弱くなって前足はぴーんと突っ張ってしまうこともあるので、倒れないようにGusのジャケットを掴んでサポートすることもある。

穏やかに一緒にクリスマスを過ごせてなにより。

願わくば。もう少し昼寝をしてくれて、夜も朝まで寝てくれれば助かるんだけどなー。

まだあと数日、寒い日が続くらしい。お腹をすかせた小鳥たちが忙しそうにフィーダーにやってきている。

クリスマスが終わってしまえば普通の日々。大晦日もお正月も、こちらはしらーっとしているので気持ちは楽。日本ではこれから忙しく盛り上がってくるよね。大切なひとたちと一緒にいられる時間を楽しんでください☆