One Day Trip to Vancouver

昨日はちょろっとバンクーバーまで行ってきたよー♪ そうです、新しいパスポートを受取りに!申請書類は郵送できるのだけれど、受け取りは本人が出向いていかないと行けないのです。

【注:一気にまとめたので長いです】

数日前からも雨の予報が出ていたし、バンクーバーはビクトリアよりも雨が多い街なので傘を忍ばせて。

ところが、木曜の朝はいいお天気! ほんま、日頃の行いがいいからねっ、いししっ(笑)

前回(10年前)の更新のときにはビクトリアのダウンタウンからPCL(Pacific Coach Line)というバスに乗り、そのままフェリーに乗り、バンクーバーのダウンタウンで降りて歩いて…という、片道3時間半ほどかけて取りに行った。

今回は相方が「フロートプレイン(Float Plane・水上飛行機?)」で行くのがいい、って強く勧めてきたので、「そりゃ良いわ」とあっさりそのオプションで行くことにした。

ビクトリアのハーバーからバンクーバーのハーバーまでの直行便。35分!そう、半時間ちょっとで着いてしまう!9時半の便に乗ったよー☆ コロナのこともあるし、なるべく人混みを避けてさっと行ってさっと帰ってこようと思っていたので、フロートプレインはベストオプションだった。私が乗った朝の便には、私を入れて6人。待合室のラウンジは明るくて広くて、ハーバーを眺めていられるし、ストレスフルな空港よりもずっとゆったりとした気分で待っていられる。

↓↓ 行きはこれに乗った。大きな羽根つきの小さめのフロートプレイン。

パイロットさんが、こっちこっちと言っている(笑)

あまり高いところを飛ばないので、よく見える。Gusと歩く散歩コースも、丘の上も、しばらく訪れていないGulf Islandsの島々も。

海岸沿いにも家がちらりほらりと見え、あんなリモートエリアで暮らすのってどんな風なのかなぁと思い巡らす。小さな森を抜けてひっそりとした海岸まで歩いたり、楽しそうだな〜。なんて。

と。あっという間にバンクーバーの街が。。。見えてきたーー!

わーーお。

都会だー。

今回はひとりのクイックトリップなので、ちょっとしたアドベンチャー気分で一人で盛り上がっていた。バンクーバーのハーバーを降りて、海岸沿いの遊歩道(?)がとてもきれいに歩きやすくなっているのにも驚いた。コロナ前や夏のハイシーズンは賑わうんだろうなぁって思いながら、キョロキョロと高い建物を眺めて歩き始めると。。。いきなり迷子になりました(苦笑)。

海や山が遠くに見えるところだと、それが目印になって大体の方向がつかめる。大体ね。なんだけど、一歩、高層ビルの森に踏み込むと、方向感覚が全くなくなってしまってねー。こっちだろうと思って歩き始めてGoogle Mapをチェックしてみたら、全く反対の方向向いて歩いていた。。。いやー、Google Mapって便利だね〜。

まず領事館でパスポートをピックアップして、その後ダウンタウンのメインストリート(?)までぶらっと歩いた。すごい都会だー。ショーウィンドウに映る自分が、もんのすごく田舎者に見えて笑えた。

プラダとか、バーバリーとか、私でも知っている有名なブランドのお店がきらきらつやつやと並んでいる通り。ビクトリアでは見かけないようなデザインや色合いの洋服や靴も見える。「すごいね〜。モノがいっぱい。」と、一人でつぶやきながら。。。↑↑の働くお兄さんと柴犬を見つけて喜んでいる自分(笑)

街って、平日の午前中でも騒がしい。当たり前か。いろんな匂いがしたし。いろんな言葉も聞こえた。カフェのテーブルでエスプレッソ片手に、大声で電話の向こうの相手と話すイタリア人のおじさんがいたり、ロシア語(?)で話す香水ぷんぷんの若い女の子が店の前で靴の踵をなおしていたり。タトゥーで肌の色が見えない腕をぶんぶんと降りながら歩いていたおっさんたちは、マリファナをふかしていた。

色んな人がいるなーって眺めながら。行こうって思っていた無印に行ったよー♪ 久しぶりだ〜。

日本の無印アイテムの値段よりもやや高い気がした。そんなもん? 無印のコットンシャツは気持ちがいいので二枚ほど買った。ぐるぐると見て回りながら、来年は帰国して無印に行きたいな〜と。そうそう、欧米サイズならMでも身幅も袖もゆったりめでよろしい。日本だとMサイズだと肩がぱんと張ってしまうのに。

もう一つのお目当ては「ラーメン」♪ いくつかラーメンのお店があったけど、てくてく歩いて「山頭火ラーメン」というところに行った。ワクチン接種の証明QRコードとIDを見せて。テーブルとテーブルの間には仕切りがしてあったよー。

チャーシューの塩ラーメン! ラーメンは塩ラーメンが好き。塩なのに、結構味が濃くてびっくり。これで普通サイズ。量的にはこれでも良いけど、出てきたときに「ちっちゃくないか?」って思った(笑)。男の人だとこれだけじゃ絶対足りんよなーって。うん、これも、帰国したときにホントのラーメンをがっつりと食べたい!

帰りのフロートプレインは3時だった。まだあと2時間半ほどあるからガスタウンの方まで歩いてウィンドウショッピングしようかなー♪ っていう予定だった。で、お店がたくさん並ぶ道を歩き始めて。。。

「もう疲れた。」と、海の方へ足が向いた。

もう、お買いものもしなくていいな。

どこかでコーヒー買って、もし一本早い便に乗れたらそれで帰ろ。と、あっさりとフロートプレイン乗り場に向かったのでした(笑)

やっぱり海を見ている方が落ち着く。

カウンターで聞いたら、1時半の便に空席があるから変えてもらえたのでした♪ ラウンジでコーヒーを飲みながら少しぼぅ〜っとして、帰路につく。バンクーバー滞在3時間半。文字通りの「とんぼ返り」だ。

フロートプレインはやみつきになりそうなくらい、便利。あっという間にバンクーバーだし、空港での面倒臭さもない。帰りのは、行きのよりも大きな「ダブル・オッター」っていう機種で、羽根の代わりにプロペラが着いていて客席も多かった。でも乗ったのは10人くらいだけど。

パイロットは二人。一人はトレーニング中だそうです。私の前に座ったおじさんは35分間、ずーーーっとビデオを撮っていた。そのビデオ誰がみるのか。。。めっちゃ退屈なビデオクリップっぽかった。

帰りの空の上でも、ビクトリアのハーバーについてからも、「やっぱりビクトリアがいいな」って思った。

ビクトリアくらいの大きさの町で、ちょっと田舎者っぽく暮らしているのが丁度いいんだろうなって。旅とも呼べない「超ショートトリップ」だったけれど、たまに住んでいるところを離れるというのは良いことだ。発見があり、いつもの暮らしを見つめ直すきっかけにもなる。

またフロートプレインでバンクーバーに行きたい。