朝の庭より。ポピーが満開。

「夏は夜」って清少納言はいうけれど、わたしは「夏は朝」だと思うんよね。

夏の朝のひんやりとした空気と透明な光のなかでは、草花が「しゃんと」していてきれい。なにか特別なことがあるというわけじゃなくても、なんだか特別な気持ちになれるのが「夏の朝」。

今年のポピーたちはいつもよりも元気にみえる。

きっとね、畑ボックスに「ソーカーホース」をわたらせたからだと思う。しっとりと深いところまで土が潤っているからだ。このポピーたちが植わっているのは痩せた砂っぽい土なんだけど、定期的に水分が行き渡るというだけで大きな変化があるんだなぁと気づいた。

今年はこういう赤の強いものが多いかな。

先週末に迎えた小さな苗。ライムゼラニウム。

葉っぱをこすってみると本当にライムの香りがする。

ゼラニウムって色んな種類があるんだねー。鮮やかな赤やオレンジや桃色の花のよく見かけるゼラニウムは、見栄えは華やかだけれど香りは良くない。臭い。あれも鹿が食べないと聞いたので、前庭のポットに植えたことがある。でも見事にすぱーーーっと食べられましたー(苦笑)。近頃の鹿は食べないっていわれるものまで食べる。そうそう、鹿というと、今朝、Gusと歩いて顔を合わせたご近所さんが「雌の鹿には気をつけたほうがいいよ」って注意をしてくれた。なんでも彼の愛犬「バスターくん」が庭で雌の鹿に攻撃されて、かなりひどい怪我をしたらしい。バスターくんはシーズーとヨーキーの混じった小型犬なんだけど、庭で日向ぼっこをしていただけなのに、侵入してきた鹿に蹴飛ばされ転がされ脱臼してまだ歩けないらしい。。。

私も一度、Gusと散歩をしているときに、雌のストーカー鹿について回られて怖かったことがある。道を挟んでいたというのに、目が合ったことにいちゃもんつけるかのように「おらおらおらおら」と迫ってきたっけ。Gusを抱えて早足で逃げたもんねー。 雄よりも雌のほうがたちが悪い。気をつけよう。

只今ラベンダーのシーズンです。

メルヘンな色合いのキンギョソウ、かわいいでしょー。埋もれてるけど。

そろそろGusの食べられる野菜がとれ始めるこの季節。朝はぴったり私の後ろについてまわる。

めっちゃ眠たそうな顔してる。Gusも寝てる時間が増えてきた。のび太くんじゃないけど、数分で爆睡状態。でも、はっと目覚めて周りに誰もいないと不安になるのか「うふうふ」と吠える。階段の上り下りも、そろりそろりになってきた。それでも大好きなオレンジボールをくわえて、ちらっと私たちの方を見て得意げに走ってみたりもする。かわいいおじちゃんだ。

こうして一緒に夏の朝の庭を楽しめるのがうれしい。

今日は満月。空を眺めてから寝よう。