クラリセージとウーリーサンフラワー

夏至が過ぎ、ようやく夏らしい一日。窓から外を眺めながら仕事をしていると、外に行きたくてうずうずしてきて、なんだか落ち着きのない月曜日だったなー。

さてさて。庭記録が続きまーす。書いておかないと忘れちゃいそうなので。

今日は二つ、今年初めてうちの庭で花を咲かせている花を見てねー。

一つは、クラリセージ。お花はこんな風で、よくよく見ると、食用に使うセージの花と形はとっってもよく似ている。

クラリセージという名前のセージのことを知ったのは、アロマの精油のなかで好きな香りだったから。アロマの香りは、きっと人によって好き嫌いはあるし、同じ人でも時期によって「惹かれる」ときとそうでないときがあると思う。私はクラリセージの香りを少しかぐと、すぅぅっとする。いつもたいてい、すぅっとする。そんなクラリセージの話をここに書いたからかもしれないけれど、ブログのお友だちのYさんがクラリセージの種を譲ってくださったのでした♪

去年の春に種から苗を育て、秋に15cmほどの大きさになったものを地面に植えた。そしてようやく、この夏、こうしてお花を咲かせている♪

私のイメージの中のクラリセージは、せいぜい20〜30cmくらいの背丈で花房の部分が少し高くのびるかなーというものだった。勝手にそう思い込んでいた。だって。セージだもん。うちの庭にある他のセージはみんなそんな感じだし。

ところが。

全く違っていた。彼らはぐんぐんぐんぐん背を伸ばし、Gusの背丈を余裕で超え、それでもまだ花を咲かせる気配もなく。。。

でかくなった。

↑見えますか〜? Gusの右手のがクラリセージっす。

私のわきのあたりまで伸びてようやく、蕾をぐいぐいっともちあげてきたっ。こうやってっ。

ぐぐぐぐぐっとね。

たっ。たくましすぎるっ!

葉っぱの大きさも、私の手のひらくらいありまして。。。

まさかこんなにジャイアントなプラントだとは思っていなかったので、植えた場所が大間違い。この冬には植え替えてあげよう。

お花の部分がすこし「ねとっ」としてる。そしてね、ちゃんとあのクラリセージの精油の香りがする!なんだか感動。でね、お花の香りは夕方遅く日が沈む頃か、朝早くにかぐのがベストです。あの精油はこの花の部分から抽出されているのかな。

「クララちゃんのようなクラリセージ♪」なーんて勝手に思い描いていたけれど、蓋を開ければすっかりジャンボくんだったという。みなさん、クラリセージは大きいので植えるときにしっかりと場所をとってあげましょう。

そして、もう一つの新米さんは、ウーリーサンフラワー

このひょろりひょろりと踊るようにさいている黄色いお花。

これ、自分で植えた覚えが全く無くて、去年も春先に「雑草だろ」って引っこ抜いたのでした。で、今年の春もまた出てきてね。葉っぱの形がユニークだし、あちこちに広がってる雑草には見かけない形だし… 今年はもう少しおいておいてあげよう、と、放っておいたところ蕾を付けて花を咲かせたのー。でも、名前わからんし、黄色い花の雑草なのかなーって思っていたら!

週末の散歩途中に偶然見つけた!!これだー!

歩道のわきでこうやって説明書きをつけた草花を、ジュートの袋に植えて紹介してくれていたよー。ネイティブの蝶々をよびもどそう!っていうサインもたててあり、このコーナーで紹介されている草花たちは蝶々の好むものなんだって。このウーリーサンフラワーもその一つで、宿根草で鹿も食べないとなっ!すごいっ!

もう抜いたりしませ〜〜ん!

あ。「鹿」というと。。。最近家族ぐるみでうちの前にわのあたりを徘徊している。ま、徘徊とは言わないか。朝ごはんやらスナックを探して歩いてるんだし。近頃の鹿は「鹿は食べない」っていう草花も食べたりする。うちの前庭の「グラコスミア」も、食べない花だからというので植えたのに、出てきたばかりの蕾を片っ端から食べてくれる。

ので。スプレータイム。にんにくと赤唐辛子とローズマリーをくつくつと煮詰めて濾したスプレー。まぁまぁ効いている様子です。

今週は20度を超えるお天気が続くみたいです。ようやく夏の野菜もぐっと大きくなれるかなー。なってねー。またお野菜リポートしよう!

にほんブログ村 海外生活ブログ カナダ情報へ今日もご訪問どうもありがとう。
←ぽちっと One Click嬉しいな♪

母のチーズスティックパン・グリッシーニ

昔々(笑)、バングラデシュに3年住んでいた。4歳から6歳まで。強烈な生活だったからか、とてもよく覚えている。首都ダッカに住んでいたけれど、不便なことばかりで母は特に大変だったみたい。モノがなくて。でも大変さの中で工夫することを学んだって言ってた。不便だったけれど時間はあったので、日本にいたら絶対に作っていなかったものを作るようになったって。それ、よくわかる。私もカナダに住んでいるから餡こを炊いたり、パンを焼いたりするようになった。ずっと日本にいたら絶対に作ろうなんて思わなかったな。母もバングラデシュに引っ越して、生まれて初めて「オーブン」なるものを目にしたらしい。

その頃母が作ってくれたものの中で、特に「ノスタルジック」に思い起こすのが「チーズスティックパン」!

チョコレートのような甘いお菓子は貴重品。たまにおばあちゃんから送られてきたグリコのポッキーなんて、暑さでドロドロにとけて全部くっついていたっけ。なので、甘いおやつは果物がメインだった。パパイヤとかマンゴやライチとか。で、ソルティーなおやつの中で断トツ一位で大人気だったのが、チーズスティックパン、というわけ。我が家ではチーズスティックって呼んでいたけど、これ、イタリアの「グリッシーニ」と同じだと思う!

先日、母にレシピを聞き、今回はサワードウ種「タバサちゃん」を使って作ってみた☆ 天然酵母を使う場合の分量はカッコの中に覚書き。

母のチーズスティックパン・グリッシーニ

  • 強力粉 250g [中種100g、粉200g]
  • チーズ 30g
  • バター 大さじ2
  • 塩 小さじ半
  • 砂糖 大さじ半
  • イースト 大さじ半 [不要]
  • ぬるま湯 150cc [100cc]

全部混ぜる。こねる。二倍に膨らむまで一次発酵。空気を抜き、小さなボールに分けて細く伸ばす(適当に)。小指の太さくらいかな。布巾を被せて20分ほど寝かせる。

180度で20分焼く。

以上っ☆

懐かしの、チーズスティックパン!!!

ポリッ。

あぁ〜、これこれ。これだ〜。懐かしい〜。

不思議。スティックをポリポリかじっていると、あのバングラデッシュの家が浮かんでくる。ダイニングルーム、格子窓から見える砂場。すぐ近くにあったオジギソウ(じゃないけど、オジギソウのように触ると葉を閉じる木)、マンゴの木、サルスベリ、ライム、鶏とアヒルの小屋。。。あー、懐かしいなー。

実は相方もこのチーズスティックをすごく気に入ってポリポリ食べるので、このあとイーストでもう一度作った。チーズと胡麻を入れ、生地をもっと小さく分けて細短くしてみた。全部で30本ほど。タバサちゃんバージョンの方はちょっぴり酸味があったけど、イーストのはさっぱりで、これもなかなかいい感じ!

余談。昨日、歯医者さんに行ってきましたっ!半年に一度のクリーニングで。

マスクをつけて予約の時間ぴったりに行き、入ったところで手の消毒。コロナ関係のこと諸々の同意書にサイン。で、フェイスシールド、ガウン、マスク、手袋をつけた衛生士のケビンさん登場。いつもと大きく違うってこともなかったけれど、エアゾールが飛び散るからという理由で、チューっと吹き出す道具を使っての口の中の洗浄はしてもらえなかった。

ケビンさんとはいつも必ず犬の話をする。ケビンさんの犬もシニア犬で、この3月に鼻の手術をしたんだって。ちょうどコロナで自宅待機中だったので、わんちゃんのケアをすることができてちょうど良かったって。このわんちゃん、関節の痛みも酷く散歩途中で歩けなくなってしまうので、最近になって乳母車を使うようになったんだって!近所の人達とそのワンコたちみんなで「パック」になって散歩に行くそうな。ケビンさんのワンちゃんは途中から乳母車に乗ることで、最後までみんなと一緒に歩けてすごくうれしそうにしてるよ、って、そんな話をするケビンさんもすごくうれしそうだった。わんこはその日、そのときを思い切り楽しんでいるよね〜って言ってた。ほんと、そのとおりだ。わたしたちもそうありたいよね、先のことを思って心配しすぎたりせずにね、ってケビンさんと笑った。やっぱりこうして実際にひとに会って、何気ない話をしたり笑顔を交換するのっていいな。と、すっかりいい気分になった。歯もきれいになったし!

ゆったりとした良い週末を〜☆

花のヒーリングパワー・桃色ポピーが咲いた日。

おはようございまーす!

って、元気な声でだれかに言ってみたくなるような、気持ちのいい朝だった。

久しぶりに晴れて、朝から「今日は温かくなりそう」な気配が感じられて。ビクトリアの夏は短いので、こういう朝は特別嬉しい。これだけでなんだか「金曜日」な気分になってしまう。まだ水曜日だけどー。

今朝はひとつ「はっ」とすることもあった☆

そう。このブログには毎年登場する、桃色ポピーさん。今朝、今年初のふたつが咲いた〜。

毎年見ているのに、この桃色ポピーには新鮮な気持ちで「うふふ」となる。あぁ、かわいい。

今年はポピーの種はほんの少しだけまいた。そしたら発芽率が悪くて。もしかしたら今年は桃色ポピーに出会えないかも、って不安になっていたので、咲いてくれて嬉しい。良かった良かった。

ポピーのとなりには矢車草。これも。こぼれ種で広がるので気をつけないといけないし、先終わったのをちょんちょんと切り落としたりとめんどくさかったりするんだけれどね。この青が好きで。ミツバチたちも大好きだから。

ヒーリングパワー。Healing+Power なんて言ってしまうと、いかにもヒトがペタッと貼り付けた効果のように聞こえてしまうけれど。草花には彼らが持ちそなえた自然の「ちから」がある。

朝日をあびる芍薬の横顔。つい先日、Doodleで芍薬にトライしてみたんだけど、難しかったー。Doodleにせよ何にせよ、じーっと観察して、姿を描きとめようとして、初めて気づくのが、自然の生み出すものの精巧なデザイン。完璧に調律されているのに、型にはめられているような息苦しさのようなものを感じさせない美しさ。よねぇ。

そろそろ最後の、コンスタンス・スプライちゃん。

と。

この子。ぽってりさん。まだ小さくて。一つだけ花をつけてくれたんだけど。名前がわからなーい。

確か、買ったときの札には:Sinclair って書いてあったはず。でも調べてもそんな名前のバラは見当たらず。なんなんだろうなぁ。

あ、今年「開拓した」エリアに花の種をパラパラして、その中に小さなパースニップも混ぜてみたんだった。

すっかり忘れていた!今朝、白く光るものを見つけてびっくり。きれいな形をしてるねー。糖分が多いので、たいていダンゴムシにかじられてしまうんだけど、この子はきれいだった。で、甘かったー。スライスしてそのまま食べたよー。

あ、ちょっと、見てみてー!畑ボックスの中で幅を利かせすぎていたビオラたち。ポイっとできなくて。。。この空いていたプランターに植え替えておいたんだけど。ほら。。。

ビオラって。。。こんな風に縦に縦に伸びるもの??

自分で種を撒いて育てるまでは、もっとデリケートで育てるのも難しいと思っていたビオラたち。いやぁ。。。タフっ。横にも縦にも広がる伸びる!すげ〜。

グラウンドカバーで、先住のひとが植えていったこの花。。。。あーーー、どんどん地下茎で広がって引っこ抜くのも大変っ。こういうのを「植え逃げ」っていうんだーっていつも思う。シャベルで土を返して根っこをかき集めないといけない厄介者。

でも、お花はかわいらしい。こんなブローチを、秋のコートの胸元につけてみたらかわいいよねぇ、絶対。

花粉症のくしゃみ鼻水で大変だけど、今日も草花のちからをいただきました♪ ごちそうさまー。